どもども、こんばんは。
歌舞伎町でホストクラブを経営するNGG(NEW GENERATION GROUP=ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回は前回の記事に引き続き、「確実性とか均一性を重視する世の中より、覇権争いの世の中こそが最高」という話について書いてみます。
この世の中に「確実なこと」なんて存在しない
世の中は常に競争だし、不平等なこともある。
えげつないズルをして、競争相手を出し抜く人もいる。
それが世の中のリアルだし、僕がそんな世の中を愛している……というのは、下のツイートにも書いたとおりです。
確実性とか均一化みたいな世界観がどんどん蔓延ってきてる世の中が息しづらい。それで救われる人もいるよ。いるけど、権力やしがらみも込みで面白いのが世の中ではと思ってしまうのは、きっとゲームオブスローンズやベルセルク、嘘喰いを何回も観るくらい好きだからだな。覇権争い最高。
— 桑田龍征®︎夜の街代表【底辺の虎】 (@ryu_pi_110) April 9, 2023
そして前回のブログの続きで、「確実性を大事に」という言葉にも僕は強い違和感を持っています。
というのも、この世の中に確実なことなんてないからです。
この世の中の全ての事象には、大量のリスクが潜んでいます。
最近の日本では円安傾向が強まり、物価もどんどん上がっています。
「普通に買えていたものが買えなくなる」という可能性は大いにありますよね。
そうなったときに、「確実」と言われることを信じ、みんな平等でみんな幸せな世の中を信じてきた人は、誰のせいにするのか。
誰かのせいにしたことで納得できるのか。
僕はそこに違和感を覚えます。
中国やロシアに囲まれた日本も「リスクだらけ」
国際情勢に目を広げても、今の世界では「未来は確実にこうなる」なんて言える状況ではありません。
ロシアのウクライナ侵攻についても、こんな事態になるとは誰もが予測できなかったでしょう。
日本という国に目を向けても、その未来には様々なリスクがあります。
だって北朝鮮に中国にロシアと、日本の周りにある国にはリスキーな国だらけじゃないですか(笑)。
こんな状況下で「確実なこと」なんて一切ないし、「みんな平等で仲良く」なんて言っていられません。
いまの世界では、アメリカに中国、ロシアと、各国が覇権を巡って争っています。
そんな中で、のんきに暮らしているだけでは、日本の当たり前の暮らしがなくなってしまう可能性もあるわけです。
だからこそ僕は「世の中は覇権争い」という言い方が非常にしっくり来ますし、それが世の中のリアルだと思っています。
漫画やドラマもシリアスな世界を描くべき
最近のマンガやドラマでは、大人向けのものでは「覇権争いの世の中のリアル」を描くものが増えてきましたよね。
でも日本の作品は、まだまだ「性善説ありき」のものが目立ちます。
「世の中そんなに良いヤツばかりじゃないから!もっとシリアスな世界を描こうよ」と言いたくなるような作品も多いんですよね。
いま、韓国の映画やドラマが日本でもウケている理由は、向こうの作品が「人間のドス黒さ」みたいなものもしかり描けているからだと思います。
世の中、本当にえげつないことをする人は実際にいます。
それが「毎日が競争の資本主義社会」のリアルです。
ホスト業界も競争と緊張感があってこそ、みなが成長できる
それはホストクラブの業界でも一緒です。
僕の率いるNGGも、今はまだ業界内で「ちょっと芽が出てきたな」程度の立ち位置なので、そこまでひどい仕打ちは受けたことはありません。
でも、本気でトップを争う立場になってきたら、ライバルたちから何をされるか分かりません(笑)。
でも僕は、そんな覇権争いの世界が大好きです。
今の歌舞伎町では、一見すると様々なホストクラブのオーナーが”みんな仲良く”の状態で交流している状態に見えます。
でも、みんなが虎視眈々とトップの立場を狙ってます。
オーナー同士の飲み会でも、楽しい中にもヒリヒリした空気はありますし、僕はそういう状態こそが面白いと思っています。
NGGがここまで成長できたのも、歌舞伎町の他のグループさんが大きくなったのも、競争があったからこそです。
覇権を争っているからこそ、各々が自分たちの強みを伸ばそうと頑張ってきたし、だからこそ今、歌舞伎町のホスト業界は面白くなっています。
逆に言うと、覇権争いのない業界は退屈です。
競争がなければ、そこで仕事を頑張るモチベーションはなくなってしまいます。
リスクがあり、競争があり、未来が不確実だからこそ、人は成長できる!
そう考えて、予想外のことが起きる毎日を、みなさん楽しみましょう!