どもども。
歌舞伎町でホストクラブを経営するNGG(NEW GENERATION GROUP=ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
組織を強くするためには、コアメンバーにどんな人を置くかが重要です。
特にリーダーを任せる人物には、どんな資質が必要なのでしょうか?
僕が現場で見てきた中で気付いた、シンプルな基準を紹介します。
1. 「人と情報が集まる人」を選べ
リーダー選びで最も重視すべきは、その人に人と情報が自然と集まっているかどうか。
正直、僕はこの一点しか見ていません。
- この人に、めちゃくちゃ人が集まっている
- この人に、めちゃくちゃ情報が集まっている
そう感じる人には、リーダーとしての土台があります。
みんなが相談したくなる人は、社員の声や現場の空気を拾いやすく、結果として全体の状況を正確に把握できます。
また、そうした人が上の立場になると、「この人になら新しいアイデアを提案してみたい」「前例のない話でも聞いてくれそう」と思ってもらえます。
部下たちのやる気も自然と出てくるわけですね。
2. 情報が集まる人には、マイナスの声も届く
情報が集まるということは、良い話だけでなく、ネガティブな内容や不満の声も届くということです。
だからこそ、そういう人には精神的なタフさが求められます。
僕は、そうしたリーダーを支えるために、「なるべくプラスの提案を持っていく」ことを意識しています。
ネガティブな情報ばかりを抱え込ませないよう、組織として支える姿勢が大切です。
3. 人望は、肩書きや経歴では測れない
リーダーの資質は、意外な人物に備わっていることもあります。
たとえば、僕がフランチャイズで関わる武田塾では、今、統括を務めているのが元ラウンジ嬢の女性です。
彼女が抜擢されたのは25歳のとき。肩書きや経歴ではなく、講師たちからの圧倒的な人望があったからです。
「校舎長よりこの子のほうが人気あるやん!」と感じましたし、彼女は「人が集まるところには、情報も集まる」という僕の考えにマッチした存在でした。
4. 組織に必要なのは「リーダーを育てる仕組み」
組織にとってリーダーは欠かせない存在ですが、ひとりのリーダーに依存しすぎると、逆に組織は弱くなります。
だからこそNGGでは、社長である僕ではなく、幹部たちが組織の仕組み化を進め、その中でリーダーを育てる環境を整えてきました。
目指すのは、「リーダーばかりの組織」。
リーダーを育て、輩出し続けるカルチャーこそ、組織の強さの源です。
ちなみに、リーダー選びにおいて「年齢」も無視できません。
よく「この子は23歳だけど能力あるからリーダーにしたい」という声を聞きますが、僕は「ちょっと待って」と止めることが多いです。
スーパーな23歳も確かにいますが、それは例外です。
人の話をしっかり聞ける傾聴力は、ある程度の人生経験を積まないと身につきません。
自分の能力が高いだけではなく、部下の話を聞き、人間性や成長にも関心が持てる人こそが、リーダーとしてふさわしいのです。
まとめ:傾聴力と人望がある人を、コアに据えよう
組織のコアに置くべきなのは、「偉そうに指示する人」ではありません。
傾聴力と人望を兼ね備えた人こそが、現場の声を引き出し、社長との距離も縮め、組織全体をつなげるキーパーソンになります。
リーダーは肩書きで決まるものではなく、「人と情報が集まるかどうか」で見極めてください。
それが組織の未来を強くする最大のカギです。