ホストはヘアメをしてから出勤するのが一般的です。
一般的な男性は美容室で仕上げにセットすることはあっても、髪型をセットするためにサロンに行く機会は少ないのでイメージしにくいかもしれません。
今回は、ホストになりたいと考えている方に向けて、ヘアメのシステムや値段、セルフでセットする方法についてご紹介します。
ホストのヘアメとは？
ホストのヘアメとは、ヘアメイク つまり髪型のセットのことです。
一般的な会社と比べてホストの髪型はかなり自由ですが、お客様を接客する以上きれいに整えなければなりません。
利用するサロンやセット内容にもよりますが、大体10分～15分ほどでセットが完了します。
ほとんどのホストクラブでは、ヘアメしていないホストは出勤させてもらえません。
ヘアメ・服装・美容管理（メイクやスキンケアなど）は、ホストとして最低限必要な見だしなみです。
お客様は非日常な空間を楽しむためにホストクラブにいらっしゃいます。ボサボサだったり、ヘアカラーのリタッチをサボって根本が伸びているなど、生活感が出ないようにしましょう。
ホストクラブによってヘアメのシステムが違う
ホストクラブによって、ヘアメのシステムは異なります。
お店と提携しているサロンでヘアメをする
ホストクラブがヘアメイクスタジオやサロンと提携している場合、出勤や同伴前に指定のサロンに寄ってヘアメイクを行います。
歌舞伎町やミナミなどホストクラブが多い歓楽街の周辺には、ホストに特化したサロンも多いのでお客様受けの良い髪型にセットしてくれます。
髪型の要望を伝えてセットしてもらいましょう。
ヘアメをしてもらいながら、自分でメイクも済ませるホストも多いです。
お店にヘアメイクさんが来てセットしてもらう
契約しているスタジオやヘアメイクさんが店舗に来てセットしてくれるホストクラブもあります。
在籍数が多い場合は時間がかかるので、余裕を持って早めに出勤して開店準備を行いましょう。
自分でサロンを選ぶ
こだわりがある人、ある程度売れている人、在籍店にヘアメのサービスがない人は、自分でサロンを選んでセットすることも多いです。
ホスト御用達のヘアメ用サロンは、一般的な美容室よりも遅い時間まで開店しているのが特徴。
出勤・同伴・イベントなど様々なシーンで利用できます。
ヘアメの費用もお店によって異なるので要確認！
ヘアメの費用の有無は、お店によって異なります。
お店がサロンやヘアメイクさんと契約している場合、1回1,000～1,500円ほどで毎月出勤日数分の金額がお給料から天引きされます。
自分でサロンや美容室に行く場合は、大体1,500円～2,000円くらいが目安です。
料金は都度自分で支払います。
ヘアメイクが福利厚生で無料で利用できるホストクラブもありますが、お店によっては無料の期間が決められているところもあるので面接時などにご確認ください。
セルフでヘアメをする方法
ヘアセットが得意な方や費用を節約するために、セルフでヘアメしたいという方に向けてセルフセットのコツをご紹介します。
まずは必要な道具を揃えましょう。
- ワックス
毛流れを整えたり、ボリュームを出すために使います。
マットタイプを使うと自然に仕上がります。束感のある髪型に仕上げたい場合はホールド力のあるハードワックスがおすすめです。
- スプレー
セットした髪型をキープするために使います。
長時間キープできるハードタイプがよく使われますが、髪の毛がきれいに見える艶出しスプレーも人気です。
- ジェル
ウェットで艶のある仕上がりにできます。大人っぽい七三やかっちりとしたショートヘアに仕上げたい時におすすめです。
- ヘアオイル
髪の毛のケアや、ワックスと混ぜて粘度の調整にも使えます。
また、ヒートプロテクションタイプのヘアオイルは、ドライヤーやアイロンの熱から髪の毛を保護してくれます。
最近ではカールを長持ちさせるヘアオイルも人気です。
- バーム
固形のオイルです。少量ずつ手に取って温めながら使います。
スタイリング機能はありませんが、まとまりと艶が出るのでセンターパートなどナチュラルな髪型におすすめです。
- コーム
柄が細い櫛です。髪の毛を梳かす以外にも柄の先端を使って分け目を整える作業にも使えます。
- クリップ
アイロンを使う場合は、髪の毛をブロッキング（区画分け）するために大きめのヘアクリップがあると便利です。
- ヘアアイロン
ヘアアイロンは、熱したプレートに髪の毛を挟んでセットする道具です。
ストレートや毛先をカールした髪型も可能です。メンズのヘアセットには、短い髪の毛も掴みやすい小型のアイロンがおすすめです。
これらの道具を全てそろえる必要はありませんが、最低限ヘアアイロン・コーム・クリップ・お好きなスタイリング剤があるとよいでしょう。
まずはなりたい髪型を決める
髪型をセットする前に、まずはどんな髪型に仕上げたいか決めましょう。
こちらでは、最新のトレンドをご紹介しています。髪型選びの参考としてぜひご活用ください。
寝ぐせなどがついている場合は、髪の毛を濡らすか、寝ぐせ直しウォーターなどを使ってブローしてクセを取っておきましょう。
ワックスをつかってふんわりと仕上げる場合は、髪の毛に空気が入るように髪の毛を握るようにしてドライヤーを当てましょう。
タイトめなセンターパートに仕上げる場合は上からドライヤーを当てるとボリュームが抑えられます。七三などジェルを使って固める場合は半乾きくらいがセットしやすいです。
整髪料などを使ってセットする
ワックスなどの整髪料を手の平全体に伸ばし、髪の毛全体にざっとなじませながら毛流れを作っていきます。
ワックスの量は10円玉くらいが目安です。多すぎるとベタベタした感じになるので、最初は少量で足りないと思った部分に少しずつ足すようにすると失敗しにくいです。
ナチュラルに仕上げたい場合は空気を入れるように、根本から髪を立ち上げるように手を動かすとエアリーに仕上がります。
毛束感を出したい時は指先を使って前髪・トップ・側頭部・後頭部と部分ごとにセットします。
ただ、最近はホストもナチュラルヘアが流行っているので、束感は強調しすぎず自然に仕上げるのがおすすめです。
後ろ・斜め・横から見た時の仕上がりを確認して微調整
仕上げに、後ろ・斜め・横から髪型をチェックして微調整します。
お客様から見られた時にきれいに見えるよう、しっかりとチェックしましょう。
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まとめ
ホストのヘアメは、出勤前に欠かせない身だしなみであることをご紹介しました。
ヘアメの扱いはお店によって、セットする場所や費用が異なります。
費用を節約したい、自分でサロンを探すのは難しいという方は、ヘアメ無料のホストクラブがおすすめです。
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