大学生がホストクラブでバイトをすると、金銭感覚や一般常識を損なうというイメージがあるかもしれません。
しかし、実際にホストバイトをして得られるスキルは、その後のビジネスシーンやプライベートに活かせるものも多いです。
今回の記事では、
- 大学生のホストバイトの仕事内容とよくある疑問
- 大学生がホストでバイトをするメリットとデメリット
- 学生バイトでもホストとして成功するポイント
をご紹介します。
大学生でもホストとして働ける！気になる仕事内容
大学生でもホストとしての仕事内容はあまり変わりはありません。
・開店前の準備：店内清掃、テーブルセッティング、備品のチェック・買い出しなど
・営業中：お客様への接客、ドリンク作り、煙草と灰皿のサポート、テーブル上の清掃
・閉店後：店内の片付け、軽くミーティング、アフターなど
大まかに説明するとこのような仕事内容になります。
レギュラー勤務とシフト勤務（バイト勤務）の違いは、「勤務日数」と「勤務時間」です。
レギュラー勤務の場合は基本的に営業日は毎日出勤、同伴やアフターがなければ開店前から閉店作業までお店にいます。
シフト勤務（バイト勤務）の場合は週に数日の勤務で、レギュラー勤務よりも勤務時間を短縮できるお店もあります。
学生バイトでもレギュラーで勤務する人も多いですが、学業との両立ができるかしっかりと計画を立てなければなりません。
大学生がホストでバイトするメリット・デメリットは？
大学生がホストバイトを始める前に、知っておきたいメリット・デメリットについてまとめました。
大学生ホストバイトのメリット
まずは、大学生がホストでバイトすることのメリットについて見ていきましょう。
時給が高い
「とにかく稼ぎたい」「短時間で効率よく稼ぎたい」など、ホストバイトを始める動機は人それぞれありますが、一般的な学生バイトよりも稼ぎやすいのは事実でしょう。
システムはお店によって異なりますがシフト勤務（バイト勤務）だと時給や日給を設定していることも
時給：1,400～2,000円くらい
日給：5,000～20,000円くらい
が目安です。
もちろんお店や立地によって時給の相場は異なるので、応募時や面接時にご確認ください。
これに加えて、指名をもらえるようになればもっと稼ぐことも夢ではありません。
ただ、学生バイトとレギュラー勤務ではバック率（売上の中で自分の給料に反映される割合）が異なることが多いです。
New Generation Group では、レギュラー勤務した場合の最低保証給が21万円。
出勤日と営業時間から算出すると時給1,750円〜※と全体から見ても高い水準です。
もちろんこれに指名料や担当のお客様の売上がつけば給料に反映されます。
当グループでは、トップクラスになると月収で2,500万円を超える人もいます。
時給にするとなんと50～60万円を超えることも！
※・・・研修と準備の時間を除く
コミュニケーション能力が上がる
学生バイトであってもお客様には関係ありません。
ホストとしてしっかりと接客する必要があります。
指名がなくても初回、ヘルプ、場内などで1日に何組ものお客様の接客をするので、会話・その場の空気を読む力・一緒に働くホストとの協調性などが鍛えられます。
これはマニュアルが決められている普通のバイトでは得られない利点と言えるでしょう。
普通ではできない体験ができる
ホストクラブでは、一般的な学生生活では得られない特別な体験が得られます。
様々な職種のお客様と触れ合えたり、驚くような金額が一晩で動いたり、思いもがけないようなチャンスを手にすることもあるかもしれません。
一緒に働く一流のホストからも学ぶことが多くあります。
仕事についての姿勢や接客の方法、自己ブランディングの仕方など・・・。
普通の学生生活だとありえないような人脈が作れるのもホストバイトのメリットです。
NewGenerationGroupでは、未経験からでもホストとして活躍できるように教育システムに力を入れています。
理不尽な年功序列制度もないので学生バイトから始めた方でもやる気次第ではナンバー入りする可能性も。
当グループで活躍しているホストの9割は未経験スタート。次にスポットライトが当たるのはあなたかもしれません。
学生でホストバイトをするデメリットは？
今度は逆に、学生でホストバイトをすることのデメリットについて見ていきましょう。
学業と両立させにくい
普通のバイトと同じような感覚でホストバイトをすると、学業に支障を来たすこともあります。
お酒が飲める人だと、飲みすぎて翌日の講義に出られない、レポートができないといったトラブルが起こることも。
卒業後にホストになるとしても、学生の内はあくまでも学業優先。
時間割とシフトの組み合わせをしっかりと考え、シフトや退勤時間の調整が利くホストクラブを選ぶのがおすすめです。
金銭感覚が変わることも
ホストとして売上げられるようになると、普通のバイトはおろか会社員よりも高い月給がもらえることがあります。
結果として金銭感覚が狂って、無駄遣いが増えてしまうことも・・・。
レギュラー勤務のホストであればそれも働くモチベーションになりますが、学生バイトの場合、周囲の人と合わなくなったり、就活への意識が保てなくなるなどの影響出るかもしれません。
「なぜホストを始めたのか」「自分が将来やりたいことはあるのか」についてしっかりと考え、計画的に働きましょう。
大学生ホストの実態Q&A
大学生のホストバイトの実態について、よくある疑問に答える形でご紹介していきます。
ホストでバイトしている大学生はどれくらいいる？
ホストが100人いる店舗なら20人くらいはがアルバイトです。結構みんなホスト一本でやっているんですよね。
しかし、その20人いるアルバイトのうち18人は大学生と思ってもらえば良いです。
他大学生との交流も多くて楽しいですし、アルバイトじゃないホストに関しても年齢はあまり変わらない場合が多いので、実際に働き出してからはあまり気になりませんよ。
ホストのバイトはどれくらい稼げる？
これが人によって結構異なるので一概には言えないんですよね。売れているホストで月100万円以上なんて人もいるわけですから。売れれば売れる程稼げます。
「それじゃ参考にならない。」
ということで給料の最低保証について説明しておきます。
最近のホストクラブは、給料を最低保証をしてくれる店がほとんどです。売上をあげることが出来なかったとしても、給料が支給されるということです。
金額は店によって異なるのですが、平均すると月給20万円くらいです。最低保証だけでも他のバイトと比べると破格ですよね。
ホストと大学の両立は可能？
ホストバイトのほとんどが大学生であるように、もちろん可能です。
一番気になるのは
「夜通しで働いて、午前中の授業に出られない！」
ということですよね。
その点についても安心です。
今現在、多くのホストクラブでは終電で帰っても特段怒られることはありません。
「次の日に午前中の授業がある！」なんて前日は終電でサクッと切り上げてしまいましょう。
ホストのバイトは就活のエピソードとしてはどうなの？
他の人と中々被らないエピソードなので、間違いなく記憶には残ります。
ただし銀行や公務員といったお堅いイメージの企業では、誠実なブランドイメージを気にするのでアピールしない方が無難です。
営業職やスタートアップ、メディア系の仕事では面接で使えるかもしれません。
様々なエピソードを用意しておいて、ホストのエピソードが使える！と思ったら出すくらいにしておきましょう。
ホストのバイトは週何回入る必要がある？
週に1,2回からで問題ないです。実際に週1,2くらいしか出勤しないホストもざらにいます。
ただ、初回のお客さんはいつ来るかわかりません。
自分が居ないときに初回のお客さんが来たらチャンスを逃していることになります。
「自分がどれだけ稼ぎたいのか」
「どれだけ少ないチャンスでもモノに出来る自身があるのか」
などと相談して決めると良いかもしれません。
ホストのバイトをすると対異性に強くなる？
もちろん強くなります。異性に慣れるには場数を踏むことが何よりの練習です。
異性への対応に慣れることは、ホストバイトを辞めた後の人生にも役立つでしょう。
社内の人間関係や取引先のやり取りなど、仕事に関する場面でも異性と話すことは多いです。
今現在、異性と話すのが苦手という人はホストバイトをする中で克服できる可能性が高いです。
ただ、「自分はホストをやっていたから女性を上手く扱える」という自負は控えめに。そういった気持ちは言葉や態度に出るので、仕事の場では却って逆効果となることもあるかもしれません。
恋愛や友人関係においては、言うまでもありませんね。
ホストのバイトはどれくらいきついの？
もちろん楽ではないです。他のバイトと比較にならないほど稼いでいるわけですから。
お客様に大金を使ってもらうというのは
並大抵のことではないのです。
お客様一人一人について研究して、こまめに連絡をして、売れてる先輩から学び、、、
女心をつかむ努力を常に怠らないことが重要です。
ホストのバイトは簡単に稼げるわけではない
ここまで、ホストバイトの魅力について紹介してきました。
「実働時間も思ったより全然短そうだし、スキルも身につくし、良いことばっかりじゃん！」
と思った方もいるかもしれません。ただ、簡単に稼げる訳では無いです。
ホストの給与は（最低保証があるとは言え）成績によって給与額が変動する歩合制です。実力主義です。
先述した様に、
お客様に大金を使ってもらう（＝成績を上げる）というのは
並大抵のことではありません。
もちろん周りのホストも、成績を上げるために女心をつかむ努力をしています。
そんな周りのホストよりも、自分の魅力を磨いて女心を勝ち取るのです。
ここが、自分で成長しなくとも給料が発生する他のバイトとの大きな違いです。
ホストバイトで磨かれたスキルは、将来必ず役に立ちますよ。
より多くのお客さんに指名してもらうには？
学生バイトであってもホストとして働く以上、指名はたくさん欲しいもの。
より多くのお客様に指名をもらう上で大切な2つのポイントをご紹介します。
「それじゃあ、どんな魅力を磨いていけばいいんだ？！」
一例ですが、見ていきましょう！
見た目を整える
人の第一印象の9割と言われている見た目。
ホスト業界では「顔が悪いから売れない」は無いと言われますが、
「顔が良いから売れる」は間違いなくあります。
「自分は不細工だから、、、」
そんなことを考える必要はないです。
女性の好みなんて思ったよりも十人十色です。
自分の顔の強みと弱みを分析して、強みを強調した見た目を作っていくことが重要です！
会話術を学ぶ
コミュニケーション力ですね。
例えば次のようなスキルです。
- 面白い話が出来る
- 相手の話を引き出せる
- 話すことで相手から好かれることが出来る
もちろん、どんな能力を伸ばすのもあなたの自由です。
ここでは、全てに共通する「気遣い」に関する明日から使える会話術を紹介しておきます。
- 最初は敬語を使って話す（もし相手が年下でも！）
- 相手に助言を求められたら、「○○という考え方もあるよ」という言い方で伝える（相手の考えはあくまで尊重）
- 相手の言葉をさえぎらず、最後まで聞いてから話す
- その場にいる人全員に分かる話をする（内輪ウケの会話はNG）
- 話すスピードは相手にあわせる
言葉にすると全部当然のことなんですけどね。意外と出来てないものなんです。
筆者も携帯の待ち受けを「その日気を付ける気遣い」を一覧にしてたことがあります。
意外と役に立ちました。
ホストのバイトで得られるスキルは今後の人生に活きる！
ホストバイトで得らえるスキルと言うのは、その人がどの様なホストを目指すかによって異なります。
そんな中で、全てのホストに共通して身につく力が「原因を分析して、実行に移す力」です。
この「分析→実行の力」は、どのような仕事においても重要になります。
営業であれば、「なぜこの商品が売れない（売れる）のか？→次はこういうアプローチをしよう！」
人事であれば、「なぜ今年は新卒の応募数が少ないのか？→弊社の○○という側面のアピールをしていこう！」
仕事が出来るor出来ないを左右する要素は
「いかに詳細な分析が出来ているか？」
「どれほど有効な案を実行したか？」
という2つだと言えるでしょう。
ホストバイトで学生の内からビジネス全般で使える適応力を身に着けておくと、社会に出た時に他の学生よりも一歩リードできるかもしれません。
まとめ
大学生がホストバイトをするメリット・デメリット、仕事の実態についてご紹介しました。
- ホストは大学生でも働ける
- メリット、デメリットの両面を知って計画的に働くことが大切
- ホストバイトで身に着けたスキルは、社会に出ても役に立つ
- 指名を増やすには「分析→実行」の継続した努力が必要
上記4点が本コラムのポイントです。
学生バイトでホストを経験しておくと、身に着けたスキルや適応能力は社会に出ても役立ちます。
ホストバイトで有意義な時間を過ごしましょう！
