ホストクラブでのテーブルマナーは、お客様をおもてなしするために最低限身に着けるべきマナーです。
ホストとして、居心地の良い空間でお客様を歓迎するためには、テーブル(卓)でスマートかつ自然にタバコやドリンクを扱えるようにならなければなりません。
一般的なテーブルマナーの他に、お酒の注ぎ方、灰皿やたばこの扱い、会話のトーンなど、ホストクラブならではのマナーも必要になってきます。
このコラムでは、ホストクラブでの必須スキルのテーブルマナーについてご紹介していきます。
ホストクラブでテーブルマナーが必須な理由
ホストクラブは、お客様にとって「非日常を楽しむための場所」です。
そのため、店内では忙しい日常を忘れられるようホストや内勤全員が意識しなければなりません。
ホストクラブはセット料金の他、ドリンク代、サービス料がかかります。
指名するホストがいる場合は、指名料が別途発生し、ボトルを入れる場合はボトルの料金も加算されます。
テーブルがごちゃごちゃで、接客も適当なお店に高いお金を払いたいと思う人はいませんよね?
お客様がその行為や空間にお金を払う価値があると思えるようにするため、ホストはテーブルマナーや接客を徹底的に意識してお客様をエスコートしなければなりません。
ホストが卓についた時の流れ
ホストが卓についた時の流れを順番にご紹介します。
挨拶をしておしぼりを渡す
お客様の卓に付いたら、挨拶してテーブルに付きます。
席についたらおしぼりをお客様にお渡しします。
おしぼりの渡し方は店によってスタイルが異なり、
- お客様が使いやすいように広げて渡す
- 折った状態でお渡しする(折り目の方をお客様に向ける)
- 袋の端を切って、お客様が取り出しやすいようにする
などがあります。
お店のルールに合わせて、お客様に失礼のないようにお出ししましょう。
名刺をお客様にお渡しする
おしぼりをお渡ししたら名刺を取り出して、自己紹介します。
ホストとしての接客スタイルは色々ありますが、始めて接客するお客様には印象をよくするために元気よく挨拶しましょう。
店内は音楽がかかっているので、しっかりと挨拶できないと名前や顔が覚えてもらいにくくなってしまいます。
煙草を吸うか確認しライターで火をつける
挨拶が一通り終わったら、お客様に煙草を吸うか確認します。
お客様が紙煙草を吸う場合は、ホストが火を付けるのが基本です。
アイコスの場合は火を付けるのは不要ですが、お客様が吸いやすいように最初にお声がけしておきましょう。
また、ここでお客様が喫煙するかどうか、紙煙草かアイコスかはメモをしておきましょう。
2回目に来店される時にスムーズに対応できるようになります。
ドリンクのご注文を聞き必要に応じて作る
ドリンクを作る時は、お客様が飲む分を優先して作ります。
アイス(氷)の数やお酒の濃さは都度確認しましょう。
ドリンクを作る時もきれいな所作を意識します。
氷は勢いよく入れず片手を添えながら入れ、お酒のボトルは両手を使って持ちます。
混ぜる時は飛び散らないように、マドラーをゆっくりと回します。
自分のドリンクを作る前に、「いただいてもいいですか?」と必ず一言確認を取りましょう。
乾杯する時はグラスを両手で持ち、合わせる位置をお客様よりも低くするのを忘れずに。
ホストが身に着けるべきテーブルマナー
ホストが身に着けなければいけないテーブルマナーは、一般的なマナーだけでなく、ホストクラブ独自のテーブルマナーも多くあります。
最初は全部覚えるのが大変かもしれませんが、スマートにできるようになるとそれだけでお客様からの見え方が変わります。
おしぼりの折り方
ホストだけでなく、キャバクラやクラブなどいわゆる水商売の世界では、お出しした後のおしぼりを三角形にたたむお店が多いです。
これは、おしぼりの向きによって意味があって合図のように使われますが、機能的な意味もあります。
重ねて三角形にたたむことで、向きを変えたりめくったりしていつも新しいきれいな面で手指を拭けるのです。
煙草に火をつける方法
紙煙草を吸っているお客様がいらっしゃる場合は、ホストがライターで火をつけましょう。
煙草に火をつける時のマナーはお店や地域によって異なりますが、まず手元でライターをつけて手を添えてお客様の煙草に近づけるという方法が一般的です。
この時のライターは、シンプルで安いものは避けましょう。
- デュポンやジッポなど高級感のあるもの
- お店のロゴや自分の写真がプリントされたもの
などを使うと、会話の糸口にもなります。
自分が煙草を吸わなくても、必ずライターは用意しておきます。
灰皿の置き方・交換の方法
煙草やアイコスを吸うお客様の卓に付く場合、灰皿を定期的に交換しなければなりません。
吸い殻の入った灰皿の上にきれいな灰皿をおいて引きながら回収します。
きれいな灰皿を置くときは、お客様の方向にタバコを置くくぼみを向けましょう。
交換するペースはお店によって、吸い殻1本ごとに変えるか、2~3本溜まってから交換するか変わります。
お客様からそのままでいいと言われたら、無理に交換しなくても大丈夫です。
ただ、見た目がよくないのである程度溜まったら交換しましょう。
グラスの持ち方・拭き方
お客様のドリンクを作る時やお渡しする際は、必ず半分より下の部分を持ちましょう。
お客様が持つ部分や飲み口に近い部分を持つと、あまり衛生的ではありません。
癖を付けるためにも、日頃からグラスは下の部分を持つようにしましょう。
ドリンクの入ったグラスは水滴が付くので、会話の邪魔をしない程度にこまめに拭くようにしましょう。
テーブルの整理
お客様が快適に過ごせるように、テーブルはいつもきれいな状態を保ちましょう。
お客様の前にはグラスとおしぼり、灰皿だけがある状態が理想です。
ゴミや空いたグラス、お皿はすぐに片づけましょう。
水滴も放置すると見た目がよくないので、定期的に拭いてきれいな状態をキープします。
スマートにテーブルマナーが披露できるよう練習しよう
お客様の前でスマートにテーブルマナーを披露するためには、場数をこなしてマナーを身に着ける必要があります。
卓についてからお客様に接客する流れをメモして、開店前の空き時間や出勤前に練習しておきましょう。
ホストクラブの寮に住んでいる人は、同僚ホストと寮で練習しても良いでしょう。
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まとめ
ホストのテーブルマナーは、最初に覚える大事な業務のひとつです。
細かい部分までルールがあるので、最初は覚えられなかったり、自然にこなすのが難しいこともありますが、接客する上で必須なので頑張って覚えましょう。
テーブルマナーを覚えて自然に実践できるようになるまで、何度も繰り返して体に動きを覚えさせましょう。
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