コロナ禍の歌舞伎町で勝者になったホストクラブの特徴、帝一の國のキャラが帝王の由来?【2021年1月のホストニュース】

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コロナ禍の歌舞伎町で勝者になったホストクラブの特徴、

参考サイト:https://tablo.jp/archives/41024

新型コロナウイルスが蔓延し、死屍累々かと思われた歌舞伎町。しかしホストクラブ業界では、コロナ禍でもきっちりと収益をあげたお店もあったようで、一概に一括りにはできない様子。

withコロナの時代に、生き残ることに成功したホストクラブが持つ特徴について解説します。

歌舞伎町にある巨大広告で儲かっている企業がわかる

歌舞伎町の目立つ場所には、デカデカと広告を出せるスペースがあります。

「今、どこが儲かっているのか?」を知りたければ、大きな広告を出している企業に着目すれば一目瞭然。歌舞伎町に足しげく通うライター氏によると、以前は歌舞伎町の住人であれば知らない人はいないほど有名な風俗系企業がグループの店舗を出していたある場所の広告に変化が……。

新たな広告はある大手ホストグループ企業。この場所に大々的な広告を打てるということは、かなり儲けたという見立てができるでしょう。

ホストクラブのキャスト、お客が共に若い要素が結果プラスに……

新型コロナウイルスを最も恐れるべきは、高齢者と基礎疾患を持っている人でしょう。

ホストクラブという業界は、30代後半や40代以上の人もいますが、やはり勤務時間にアルコールを飲む業種だけあり、キャストの年齢は若め。若い男性の方が体力旺盛で活動的なのは間違いないでしょう。

キャストが若いということは、姫である女性も総体的に若くなります。

新型コロナウイルスに対して「そこまで恐れる必要あるの!?」と懐疑的だった若者も少なくなかったといわれています。

自粛要請が出ても気が緩み、街に繰り出すのはどちらかといえば若者。ということはホストクラブの若いキャストや姫も「世間が言っているほど怖がるものではないっしょ?」と、考えていてもおかしくありません。

現役ホストが家で「コロナ怖いよ~……」とガクブル状態で家にずっと引きこもっていたのであれば、売上にも影響するでしょう。

現実的にそうならなかったことから、広告を出せるほどコロナ禍で稼ぎ続けたホストクラブもあったという推測ができます。

ホストクラブ以外の飲食業はかなりピンチ!?

2021年になり、再び全国各地に緊急事態宣言が出されました。これまではなんとか持ちこたえてきた飲食店も、2021年に入ったことでお店としての体力がなくなり、閉店するところが後を絶ちません。

飲食全体の3割前後がアルコールをお店に置いており、お酒を提供することが収益につながっているのだとか。アルコールの酩酊感により気が大きくなり、たくさんのメニューを注文する人もいるでしょう。

つまりお酒を提供するお店側からすると、19時ラストオーダーで20時閉店にされると、収益に大きなダメージがあるわけです。

ホストクラブは姫が担当ホストを応援するというお金の使い方がオーソドックス。もちろん担当ホストのナンバー入りのために、ドンペリをはじめとする高価なお酒を注文することもありますが、それは自分が飲むためというより、ホストの売上に貢献するため。

「夜の街」と称され、2020年のコロナ禍では目の敵にされ続けてきたホストクラブですが、その営業形態というのは、意外と柔軟性のあるものなのかもしれませんね。

 

ROLANDの自伝漫画『ローランド・ゼロ』の売上が好調!

参考サイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001110.000005069.html

ずっと言われ続けてきた出版不況が令和になって、ますます加速。Kindleなどの電子書籍は年々、市場を広げているものの、紙媒体は閑古鳥が鳴くほどの惨状……。

ただしどんなに不景気な業界でも、全員が全員儲かっていないか、売上を出せないかといえばそんなことはありません。

出版の世界でも例外的ともいえる売上を記録しているのがROLAND(ローランド)

ホストクラブを舞台にしたものでは、日本で最も有名といっても過言ではない漫画『夜王』の作画を手掛けた井上紀良氏とのスーパータッグが奇跡的な売上を打ち立てました。

発売から約一ヶ月で10万部突破の偉業を達成!

2020年12月18日に宝島社から発売された『ローランド・ゼロ』が、わずか一ヶ月ほどで10万部を突破しました。

出版業界はかつてどんなに売れ行きが見込めない本でも、初版で1万部を刷っていた時代があったといわれています。

出版不況がどんどん進んだ結果、初版5,000部、3,000部と初版の発行部数もどんどん少なくなっていきました。

しかし業界の常識を覆すのが帝王ROLANDという男。アルコールを飲んで接客をするのが常識とされていたホストクラブの世界で、「庶民のすする汁(※ビールのこと)は口にしたくない」といった格好良すぎる理由から、お酒を飲むことなく姫にサービスを続けて、記録的な売上を作った過去を持つだけあります。

ちなみに誰の影響も受けていなさそうな我が道を力強く突き進むROLANDですが、唯一インスパイアされた人物が存在します。

それは『夜王』の中に登場するキャラクターの聖也。2次元の人物に惚れこんで影響を受けるのが、帝王らしいですね。

井上紀良が描き出すROLAND以前

過去をあけっぴろげに語ることをいとわないROLAND。彼が帝京高校のサッカー部であったことを、知っている人はたくさんいるでしょう。

しかしその後、すぐにホストとしてスター街道を歩み出したと思い込んでいる人が結構いるかもしれませんが、真実は否。

初めての接客で、客である女性の機嫌を損ねてしまいずっと無視された過去があったり、数ヵ月の間、ほとんど稼ぐことができないまま辛酸を舐める日々。

ホストの世界は、トップになれば何千万円というお金を儲けることも可能ですが、指名されなければアルバイトで得られる収入と大して変わらなかったり、あるいはそれ以下であることも珍しくないのです。

貴公子のようなROLANDにも、そんな見るに堪えない日々があったことを知っている人は少数かもしれません。

メンタルの弱いひとであれば「黒歴史だから封印しておこう……」と鍵をかけたくなる過去を、「どうぞご賞味あれ!」と開示できるのが帝王の強さでしょう。

先輩ホストに殴打されるショッキング場面も…

ビッグマウスを全て実現してきたことで、今の栄光を手に入れたROLAND。有言実行の彼は、ホストになってまだキャリアが浅い頃、あえて自分を追い込むために「今まで誰も作ったことのない圧倒的な最高記録を作る」「歌舞伎町で伝説のナンバー1になる」など高らかに宣言。

当然「ぽっと出が何言ってやがる!」と、面白く思わない同業者も出現します。

いかつい先輩ホストから「おいお前使えねえから邪魔なんだよ」「そろそろ気づいてくれよ」と言われ、顎を思いっきり殴られる衝撃的なシーンも……。

何度も何度も訪れる挫折を、彼がどのようにして乗り越えたのかは、ぜひ実際に『ローランド・ゼロ』を手に取って読んでみてください。

ちなみに続編となる『ローランド・ゼロ 逆襲篇 』は、2021年3月15日に発売されることが決定。こちらからも目が離せませんね。

 

帝王ROLANDの名前は『帝一の國(ていいちのくに)』が由来だったと判明

参考サイト:https://www.youtube.com/watch?v=DLUfXF_EYbU

ROLANDに影響を与えた漫画キャラといえば、上記で説明したように『夜王』の聖也です。

2021年1月27日に更新された帝王のYouTube『THE ROLAND SHOW』の中で、ROLANDが改名した理由について語られました。

実はその配信の中で、また別の漫画のキャラクターがROLANDの改名に深く関与していることが明らかになったのです。

その漫画とは、古屋兎丸さんの作品『帝一の國』(ていいちのくに)でした。

『帝一の國』とは?

古屋兎丸さんが2010年から描き始めた『帝一の國』(すでに完結)。

主人公の赤場帝一は将来、総理大臣になるという野望のために行動し続けます。スケールの大きなこちらの作品は、2017年春に映画化されています。

こちらの作品に出てくる氷室ローランドは、金髪イケメンの2枚目キャラ

確かにROLANDの雰囲気を多分に持っています。

これまでは2次元と縁遠いようなイメージのあったROLANDですが、コロナ自粛中の2020年春には『ラブライブ』の熱烈なファンだったことを明かすなど、だんだん印象を変えていっています。

もしかしたら、今後また別にROLANDへ影響を与えた2次元キャラが明かされるかもしれないですね。

噓をつくのに疲れた末の改名劇

かつてROLANDという名前でなはく、東城誠という名前でホストとして活躍していた彼。その頃は「お金のない客は店に来なくていい」といった攻撃的な発言をあえてしていたのだとか……。

しかし当人は、そのことを自身でも快く思っていなかったそうで、返って己を苦しめる結果につながってしまいました。

無理な言動を続けた結果、かなりのストレスとなり自己肯定感が下がり続け「もう東城誠をやめたい!」と思い始めることに。

そのとき偶然読んでいた漫画が『帝一の國』で、そこに登場する氷室ローランドの名前をそのまま引用したというのが、改名までの流れでした。

古屋兎丸がTwitterで「疑問が今日解けました!」とスッキリ

自ら生み出したキャラクターが、帝王の名前に関与していたことがわかった古屋兎丸さんは、Twitter上で「似てる似てると思ってた長年の疑問が今日解けました!」とつぶやいたのです。

恐らく「なんか(氷室ローランドと)似てるんだよな~……」と古屋さんもずっとモヤモヤしていたのでしょう。

『帝一の國』の熱心なファンも「もしやROLANDのモデルって!?」と想像していた人がきっといたはず。そんな人達も古屋さんと同様に、膝を打ったのではないでしょうか?

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