『明日、私は誰かのカノジョ』ゆあの初体験|元ホスト藤本シゲユキのモラハラ論【2021年4月のホストニュース】

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『明日、私は誰かのカノジョ』ゆあの初体験

をのひなおさんの『明日、私は誰かのカノジョ』のホスト番外編で、次々と明らかにされるゆあの過去。

今回は、ゆあの初体験について解説していきましょう。

なおこれから書き進める内容は、ネタバレを含んでいますので、本編を楽しみにされている方はご注意くださいませ。

田舎暮らしのゆあには東京の男が唯一の光

田舎暮らしのゆあは、地元をひたすら憎悪している模様。

唯一の友達といえる、みぽつと東京へ出かけた際に、ゆあをナンパしてきた男性の俊介

冷静なみぽつは俊介のことを「ただのヤリ目男」と見抜いていますが、ゆあは俊介に関してまんざらでもない様子。

その理由として、俊介はゆあが過ごす、ど田舎地獄に唯一の光を与えてくれる存在に他ならないからです。

どんなにクズな男性でも、憧憬の地である東京に過ごしているだけで、ステージの違う男性に映るのかもしれません。

俊介は車で田舎にやってきた王子様!?

シンデレラは、家族愛に恵まれず劣悪な環境で過ごしてきました。そして王子様に見初められ、幸せを手にします。

アルツハイマー型認知症を発症していると思われる祖母のお世話を一手に引き受け、父は仕事やマージャンなど自己都合でしか動いていないとなれば、ゆあがどこかシンデレラと重なる節も……

ゆあが俊介に対して好印象を抱いている理由のひとつに、車を持っていて田舎まで来てくれるというのがあるでしょう。

ゆあからすると、俊介は白馬に乗った王子のような認識なのかもしれません。

コンビニしかない辺境に住むゆあ

やがて歌舞伎町で暮らすようになり、ホストと愛のない肉体関係を結ぶようになるゆあ。

彼女の初体験が、どのようなものだったかを確認していきましょう。

これまでにも何度か車で、ゆあを迎えに来ていたことが伺える俊介。

ゆあからすると、車で来てくれる俊介の姿が視界に入るだけで気分が高揚するはず。

「コンビニすらないじゃん」と、ゆあの住む土地をさらりと俊介はディスります。

ゆあの初体験エピソードに共感者続出!?

俊介のクズぶりは、あらゆる言動から見てとれます。

まず、ゆあとの会話が成立していません

「(東京に行ったら)…そしたら、いつでも会えるね…!」と、楽しそうなゆあに「んー…、てかさぁ…」「やっぱリアル制服ってすごい背徳感…」「遠路はるばる来たかいがあったわ…」という驚くべきセリフを吐きます。

これは、ゆあを見ているのではなく、女子高生という情報に興奮しているに過ぎません。俊介は未成年者の若い肉体に欲情しているキモいおっさんでしかないのです。

醜悪な欲望を真正面から描き切ることに定評がある、をのひなおさんの真骨頂といった感じがするシーン。

そのままラブホテルで行為を済ませるふたり。

性的な関係を結んだ後、男は図に乗って女性が「自分のものになった」という錯覚に陥るのはよくある現象。

俊介も例外ではないようで、背中を向けるゆあに自分の胸やお腹を密着させ覆いかぶさるような姿勢をとっています。

ゆあの表情は物憂いもの。どう見てもポジティブなものではありません。ゆあはよく目が死んでいるのですが、俊介の腕に抱かれているゆあも、やはり目に生気が宿っていないのです。

ゆあの破瓜に対して、明日カノファンからは次のような反応がありました。

自分の初体験と重ねる人もいれば、

都会>田舎

というヒエラルキー構造がそうさせてしまう切なさと解釈した人もいました。

まさかの行動をとる俊介…

特に感慨もなく初体験を終えた、ゆあに対して、意外な行動をとる俊介。

なんと一万円を渡して、「好きなものでも買いなよ」と言い放ちました。

「…え」「なんで…?」と、キョトン顔のゆあ

彼女の気持ちを想像すると「これじゃあアタシ、お金で体を買われたみたいじゃん」というものでしょう。きっと内心は深く傷ついたはず。

俊介は、後ろ暗いところがあるのか、それまで合わせていた目を逸らせ「いや、なんか悪いじゃん?」とポリポリ頭をかきます。

合掌しながら「親とか友達にも言わないでね!」「ゆあまだ高校生じゃん」「ほんと色々まずいからさ…」と平身低頭。

出すものを出してスッキリした分、冷静になったのでしょうか。

それとも罪悪感からの行動かは解釈が分かれるところ。

とにかく彼が自己中心的で、性的衝動第一優先の性欲ストロングアニマルであることは間違いありません。

いきなり友達に連絡するゆあ

「親とか友達にも言わないでね!」と口留めされていたゆあが、真っ先に連絡したのは、みぽつ。

ゆあとは異なり良家のお嬢さんといった感じがする、みぽつはまたもや勉強中。

「ゆあさっき初エッチしてきた…」といういきなりの報告に、驚きを禁じ得ないみぽつ。

その顔は瞬く間に紅潮。

興奮気味に「めっちゃ聞きたい」「明日うち来ない?」と興味津々のみぽつに「行く行く!」と了承するゆあ。

電話を切った後、「……てか一万てなんだよ!」と、布団の上でひとりごちるのでした。

俊介との関係も含めて、この後の展開がますます気になりますね!

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元ホスト藤本シゲユキのモラハラ論!実は無意識なことが多い!?

参考サイト:https://withonline.jp/love/realife-counseling/1w5eV

元ホストで現リアライフカウンセラーを務める藤本シゲユキさん。

今回は、withonlineに連載されている一発逆転人生相談から、モラハラについて藤本さんが語った内容を紹介していきます。

「ストレスを減らせる考え方が満載!」と、好評の声が多い藤本さんの言葉。

今回は、どんな発見や知見を我々に与えてくれるのでしょうか?

モラハラをしている人は無自覚がほとんど

モラハラをする人と聞けば、モンスターのように凶悪な人間をイメージするかもしれません。

しかしモラハラは、多くの場合無意識に無自覚にしてしまいがちだから、対応が難しいと語る藤本さん。

モラハラ人間が存在するというより、ひとりの人間の中には善も悪もあり、多面的な面が入れ代わり立ち代わり現れるのが事実のようです。

よく「根は悪い人ではない」「いい人なんだけど……」と表現されるタイプの人がいるのも、藤本さんの論説を証明しているように思えます。

現役ホストとして活躍していた藤本さんは、実に様々な業種の人間とこれまでに接してきました。

その結論として、「善人を演じているが、実は悪意の塊」という人の方が少ないのでは?という見立てとしています。

人間の陰極が出やすいのはどんな時?

人が持つ負の面、ネガティブな面を陰極という独特な表現を用いる藤本さん。

では陰極が出るのは、どんなタイミングなのでしょう。

  • 嫉妬を覚えたとき
  • 不安になったとき
  • 焦りを感じたとき

などに陰極が出やすいと語ります。

親しい人が結婚するなど、「本来であれば祝福すべき状況なのに、なぜか嫌な言葉が口から出そうになる」と感じた人がいるのでは?

醜悪な自分が出てくるのを抑えられず、自己嫌悪に陥る人だってきっといるはず。

やはり根っこにあるのは嫉妬や不安、焦りなのかもしれません。

もし幸せな家庭を築いている人であれば、仲間の門出を「結婚、おめでとう!」とすぐに祝えるでしょう。

反対に、結婚はおろか長年、パートナーにも恵まれていない人は「自分だけ置いてけぼりにされるのでは?」「自分はずっとひとりなのか?」という焦りを感じることがあるでしょう。

誰かが結果を出して新たなステージに上がろうとする際、嫌味を言ってしまうのも同じ原理です。

コンフォートゾーンの外に出る人へ嫉妬を覚える心理

コンフォートゾーンとは、居心地のいい場所という意味。

コンフォートゾーンの範囲は、各々によって変わります。

独身生活がコンフォートゾーンになっている人からすると、家庭生活を育めている人はコンフォートゾーン外という捉え方になることも。

貧乏が染みついている人からすると、同じ貧乏だと思っている人が、急にビジネスの成果を出して暮らしが好転した人間に対して「コンフォートゾーンの外に出やがって、妬ましい」と感じることがあります。

こうした感情が相手への攻撃になって現れることもあるでしょう。

いじめの発端が、コンフォートゾーンの外にいった人間を、「もう一度、自分たちのコンフォートゾーンの範囲にとどめておきたい」という足を引っ張りたいという精神である事例は、数多く散見されます。

悪人じゃない相手にも人間断捨離は必要

「悪人じゃないから我慢しよう」「良いところもあるから関係を続けよう」などと、考えているといつまで経っても大きなストレスを抱えがち。

アドラーが看破したとおり、人間のストレスのほとんどは人間関係によるもの。

人生は有限。いつまでも同じ人に振り回されていては、ストレス過多のまま人生を終えかねません。

人間関係の断捨離をするひとつの基準として「一緒にいて高い幸福度よりもストレスを感じることが増えたら、付き合い方を考える」と提言した藤本さん。

どんなタイプの人でも必ず一長一短が存在するもの。短所があまりに大きすぎる場合は、プラスマイナスで考えても、付き合いを改めるべきかもしれません。

無自覚の人ほど、ある意味でたちが悪く関係を断ちづらいからこそ、今回、藤本さんがしてくれた提案に賛同する人も多いのではないでしょうか?

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