こんばんは。歌舞伎町でホストクラブを運営するNEW GENERATION GROUP(ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回は、GLAYのTERUさんに名刺を踏まれたときに感じた「凄い人は優しくないほうがカッコいい」という話について書いてみます。
自分はまだ「お前の名前なんか覚えねえよ」って存在だな
僕の勝手なイメージなんですけど、自分より収入上で社会的立場も上な人はクッソ嫌味な野郎で上から目線で頭の回転早くてくそ面白い人の方が良いなぁ。普通の人だったらくそガッカリする。GLAYのテルさんに昔名刺渡して踏み付けられてからはあれくらいぶっ飛ぼって思ってます。イカれテルよね!!
— 夜の街代表 桑田龍征®︎令和の虎降板しました。 (@ryu_pi_110) October 27, 2021
クラブ「ageHa」のイベントだったと思いますが、そこでTERUさんと直接話す機会がありました。
ほかにも有名な女優の方もいて、とにかく華やかな場でしたね。
当時、僕は25歳くらい。
TERUさんから見れば得体の知れない若造です。
そこで「よろしくお願いします!」と名刺を渡したら、足元に捨てられて踏まれました(笑)。
なかなかの衝撃体験で、「この人ヤバっ!」と思いましたし、「やっぱり有名人って性格悪いんだな!」と思った体験でした。
でも、不思議と怒りは湧きませんでしたし、別にTERUさんのことを恨んでもいません。
「確かに俺なんか無名だしな」
「10万人の観客を集められる人からしたら、自分はまだ『お前の名前なんか覚えねえよ』って存在だよな」
そう感じました。
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「いま尖っている人」こそカッコいいし面白い
いろいろな有名人の方と接してきた体験を振り返ると、アーティストの方にはTERUさんみたいに尖った人がときどきいました。
一方でビジネスで成功した人は、年齢が若いと尖った感じの人はいますが、とことん成功した人には余裕と包容力があります。
もう悟っちゃってる雰囲気なので、当時の僕のような若造に名刺を渡されても、別に興味を示すわけでもなく、ただ笑って受け取ってくれるでしょう。
僕としては、そういう人は「接していて刺激がない」と感じます。
どうしても過去の話が多くなるし、「やりきった後」の人なので、その人の持ってるどす黒いものが見えてこないんですよね。
セミナーで儲けている人とかは、成功体験のキレイな部分しか話さないですし、そういう雰囲気になりがちです。
もう「上がり」の状態で、流す程度の力でビジネスをしているだけなので、さらに上を目指す熱量も感じません。
僕は「いま尖っている人」と話をしたいし、そういう人から刺激を受けたいと思っています。
立場が上の人は別に優しくなくてもいい
そして僕は、「立場が上の人は別に優しくなくてもいい」と思っています。
冒頭のTERUさんの話に戻りますが、TERUさんが25歳のホストクラブのオーナーに優しくしても、特に何のメリットもありません。
僕と仲良くなっても何の意味もないでしょう(僕を食い物にしてお金を儲けようとするなら話は別でしょうが)。
僕は、「意味がないことをする人はイケてない人」だと思います。
そして、貪欲に上を目指している人は、自分の利益になる相手や、成長の糧になる相手としか時間を過ごさないと思っています。
たとえば、あなたがソフトバンクの孫正義さんに会いたいと思っても、会うことはできないでしょう。
仮に小学校の同級生でも、中学校の同級生でも、今はもう会えないはずです。
孫さんも別に会いたくないわけじゃないと思いますが、あれだけ経済を動かせる人になったら、どんな人に会うにも「会う理由」が必要です。
言い方を変えれば、「孫正義さんに何かをもたらせる人」じゃないと、孫正義さんと会うことはできないわけです。
だから孫さんとコネクションを作りたい人は、孫さんにメリットになる何かを作ろうと頑張ってます。
そして、その人が連なって行列ができているわけです。
自分の「意味のある時間」を誰と・どう過ごすか
そうやって考えていくと、やっぱり当時の僕にはTERUさんと仲良くなる資格はありませんでした。
偶然同じ場所に居合わせて、名刺を渡しても、ああいう扱いを受けて当然だと思います。
当時から「TERUさんに踏んづけられた! ウケる! ネタにしよう」くらいに思ってましたけどね(笑)。
TERUさんからすると、僕の名刺を踏んづけることにも何の意味はないわけですから、「すごい人に意味のないことをしてもらえた」点は有り難かったとすら思っています。
ちなみに僕は、人の名刺を踏んづけたりはしないです。
それは僕にとっても意味がない時間であり、意味がない行動ですから。
ただ、「自分の意味のある時間を誰と過ごすか」ということはメチャクチャ考えています。
若手のホストを「飯を食いに行こうぜ」と誘うとしても、「もうちょっと頑張ってほしいな」と思ってる子には、いまは声をかけません。
別に見捨てたわけじゃなく、殻を破って成長してくれるのを楽しみにしていますし、タイミングが来たら飯に連れて行ってあげたいなと思っています。
声をかけるときは、やっぱり今頑張っている子に声をかけます。
これは努力した人、結果を出した人を承認する文化を企業に作る上でも大事です。
「誰かのために時間を使うこと」は意識してやっていきたいですし、オーナーの僕が自らアクションを起こすことが大切だと思っています。