どもども。
歌舞伎町でホストクラブを経営するNGG(NEW GENERATION GROUP=ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回は「仕組み化ばかりを頑張っても企業は成長しない」という話を書いてみます。
組織改革をしても成果が出なかった理由
僕はいま、YouTubeでの活動が目立つかもしれませんが、本業は経営者。
組織づくりや評価設計には相当な労力を注いできました。人から学び、自分でも考え、何度もトライアンドエラーを繰り返してきたんです。
そのなかで痛感したのが、
「会社組織は仕組み化だけでは売上は伸びない」
という事実でした。
評価制度を整え、給与体系を最適化し、人材を適材適所に配置。そこに自分の思いも込めた。
……にも関わらず、組織は思ったほど成長しなかったんです。
原因は「人間」を無視していたこと
この経験から学んだことは、とてもシンプルでした。
「会社を動かしているのは“人間”だ」
人は、夢に共感したとき、やりたいことに出会ったとき、自分の可能性に気づいたときにこそ、本来の力を発揮します。
いくら制度が整っていても、働いている人の心が動いていなければ意味がありません。
僕はそこに向き合わず、仕組み化ばかりに注力していたのが間違いだったと、今では思っています。
属人的な配慮を欠いた組織は機能しない
企業経営や組織運営において、「人間的な要素」は無視できません。
この人には誰と組んでもらうべきか
この人にとって理想の上司は誰か
どんな役割ならこの人は楽しく働けるのか
こうした属人的な配慮こそが、組織のパフォーマンスを最大化するカギだと確信しています。
そして僕のサービス「組織の左腕」では「属人的仕組み化」というのを一つのキーワードとしています。
すべてのビジネスは「人が動かしている」
これはホストクラブでも、武田塾でも、飲食フランチャイズでも同じです。
すべてのビジネスの根幹は、「人」なんです。
今後AIが進化し、「クリエイティブな仕事さえも代替される」と言われている時代ですが、それでも僕は思います。
人間にしかできない仕事、人間だからこそできる仕事は、まだまだたくさんある。
そして、そういう人が活躍できる場所を用意するのが、会社の役割なんです。
マインドセットが企業の未来を決める
僕が経営者としてもっとも重視しているのは、マインドセットの作業です。
たとえば面接のとき、僕はこんな質問を投げかけます。
「お前はどうなりたいんだ?」
「お母さんやお父さんを見返したい?」
「なんでこれまでうまくいかなかったと思う?」
こうしたやり取りを通じて、その人の過去・信念・価値観にアクセスします。
そこから、その人にとって本当に心が燃える内的動機を一緒に掘り起こしていく。
「この場所で成功すれば、絶対に見返せる」
そんな強いエネルギーを生み出すのが僕の仕事です。
僕がマインドセットに向き合っているとき、会社は伸びる
僕がこの「心に火をつける作業」をきちんとやれているとき、会社は間違いなく成長しています。
逆に、そこから目を逸らしたりサボったりしていた時期には、会社の成長はピタッと止まりました。
だからこそ僕は今も、マインドセットの作業を日々欠かしません。
結論:「人が輝く環境」をつくることが企業の成長戦略
仕組み化ももちろん大切です。
でも、それだけでは足りない。
人を大切にし、人の心に火を灯す。
そんな会社こそが、これからの時代をリードしていくと、僕は確信しています。