どもども、こんばんは。
歌舞伎町でホストクラブを経営するNGG(NEW GENERATION GROUP=ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回はメガネ製造販売チェーン「OWNDAYS(オンデーズ)」田中修治社長の「成功はアート、失敗はサイエンス」という言葉について、僕の考えを書いてみます。
成功に再現性はなく、偶然性に大きく左右される
僕は「成功はアート、失敗はサイエンス」という田中社長の言葉が好きです。
正確に言うと、「成功はいわばアートのようなもので再現性はない。一方で失敗はサイエンスに近く、研究することに意味がある」という言葉ですね。
田中社長の言う通り、成功というのは偶然性が大きい産物です。
たとえばNGGがここまで成長できたのは、「僕が経営者として努力を続けてきたから」という理由だけでは片付けられません。
遊び呆けていた時期の経験も今のNGGの礎になっていると感じますし(笑)、売上に直結しない努力や遊びもしてきたからこそ、NGGは一定の成功を遂げられたんだと僕は思っています。
僕が僕なりの生き方をしてきたからこそ、NGGは今のような状態にあるわけで、他の経営者が真似をしようとしても上手くいかない……というわけです。
「それなりの成功」なら再現性はある。でも、それじゃ面白くない!
個々のホストの成功も、僕は「アート」の要素が大きく、個人の資質や偶然性に左右されるものだと思っています。
もちろん、「それなりの成功」なら、一定の再現性のある方法はあります。
ホストという仕事は、家と職場を行き来して、お客さんと毎日会って、接客を磨いて……という日々の努力をコツコツ継続していれば、コスパよく売上が上がる仕事だからです。
でも僕が言いたいのは、「そうやって効率よくお金を稼ぐだけでいいの? それじゃ面白くないでしょ」ということ。
僕の率いるNGGは、そういうグループなんですよね。
お金を稼ぐだけでは、人は「おもしろい人間」になることはできないし、幸せになることもできない。
だからこそ、お金を稼げるようになりながら、仕事の外の分野も含めて面白いことを探していこう。
それを自分の魅力や個性の一部にしていこう。
僕はそう伝えています。
だから僕はホストに対して「単純に売り上げだけ上げてんじゃねえよ!」みたいに思うことがよくあります(笑)。
失敗を経て次のブランディングへ
NGGのホストには実際に、「本業のホスト以外の部分の魅力」も持っている人間が多いです。
だからこそ、NGGのホストをブランディングしていくうえでは、その強みを生かさなければいけない。
競合と同じことをしていても意味はありません。
同じようにホストクラブを経営していても、グループが違えばホストの資質が違うし、同じブランディングをしても結果は変わってくるからです。
となればYou Tubeの展開も、これまで僕のYou Tubeで展開してきた、ホストクラブの日常を描くドキュメンタリーだけでは足りません。
もう少し違った視点、切り口からYou Tubeの動画を作っていかなければいけません。
こうした新しい気づきは、やはり失敗を経験したからこそえられたものです。
ある程度、自分が試行錯誤を重ねて、トライ&エラーの検証を続けないと、どんなブランディングが自分の企業に合っているかは見えてこないからです。
だからこそ、失敗はサイエンスであり、研究することに意味があるといえます。
今週のピックアップホスト
隼人
所属:CRUISE
鹿児島県出身 23歳
ホストをはじめたきっかけ
メンズコンカフェで働いていた時に令和の虎をYouTubeで観たこと。ホストから経営者になりたいと思いNGGに応募をした。
2022年8月19日入店。
生い立ち
小中学生の頃は野球をやっていた。
高校生の頃は勉強ばかりしていた。
5歳頃から歌うことが好きで、歌手になりたいと思っていたが、17歳でギターに出逢い、バンドで成功をしたいと頑張ってきた。
21歳の時にコロナが流行してしまい、バンドは解散してしまった。
大学卒業をしたタイミングで上京をして、ヘアメイクの養成所に通いながらアシスタントをし、夜はメンズコンカフェで働いていた。
ホスト実績
入店4ヶ月で初ナンバー入り!
今後の目標
2023年12月までに1,000万プレイヤーになる!
1年以内に支配人昇格を目指している!
将来はパーソナルメイクサロンとコンセプトカフェの経営をしたい!