ホストの仕事といえばどんなイメージがありますか?
ホストクラブに行ったことがない友人に聞いたところ、飲んで騒いでシャンパンタワーとシャンパンコールをしてるくらいしか思いつかない、と言われてしまいました。もちろん、それだけではホストの仕事は成り立ちません。
今回は、そんな意外に知らないホストの仕事を三つ厳選してご紹介します!
ホストは自分でお酒を作る
これは意外に驚かれます。キャバクラなどでは女性キャストがお酒を作るのに、ホストクラブにはそのイメージはないそうです。ただ、ちょっと違うのはお酒を作る順番は決まっているというところでしょうか。
まずはお客様です。これは当たり前ですね。そして次はお客様の担当で先輩がいれば先輩、そして最後は自分という風になります。ヘルプで着くとこのような順番になりますね。
しかも、細かいルールもあります。作るときはグラスを自分の前に持ってきつつ、口がつく半分より上には触らないようにし、かき混ぜた後はグラスを置くときも音を立てない、向きにも注意するなど、お酒を作る上でも作法があります。
ちょっと面倒くさいですが、すべてお客様のために非日常を演出するマナーです。これができないと席にもつかせてもらえません。ちなみに担当になれば、お酒を作ることは基本的にせず、ヘルプの仕事になります。
しかし、どんな人気ホストであってもこれは必須技能のため誰でも習得しています。
ホストクラブの掃除をする
ホストにもボーイはいますが、掃除はホスト全員で行います。
営業時間1~2時間前に出勤します。もちろん、ただの適当な掃除ではありません。女性は非日常を求めているため、小さい汚れやほこりも許されません。ホストクラブによっては掃除できる場所も変わってくるとか。ただ、ナンバーに入っているホストはこの掃除の免除システムがあるところも。
パフォーマンスの練習をする
今やホストの代名詞ともいえるシャンパンコールも最初からできる人はほとんどいません。特に新人の時は肝心の本番でセリフが飛んだりしないように必ず練習をします。また、ホストクラブによってはダンスや合いの手など様々な盛り上げ方法があるので練習時間をかなりとることもあります。
シャンパンコール一つにしてもお客からしたら数万円以上です。そこで完成度の低い技を見せられたら興覚めですよね。あのパフォーマンスには並々ならぬホストの完璧意識と練習量からできているのです。
ステージがあるホストクラブでは担当ホストによるライブがあるなど、そのホストのカラーに合った独自のパフォーマンスもあります。また、店舗によるイベントの時は特別な演出をするためにスタッフ一丸となって練習することもあるようですね。
ホストクラブの華やかさは下積みあってこそ
ホストクラブは信じられないくらい華やかな空間ですが、その演出の裏にはホスト達の努力もあるのです。仕事を本気で楽しんでいるからこそ、本気でハマる女性が生まれるのですね。