どもども。
歌舞伎町でホストクラブを経営するNGG(NEW GENERATION GROUP=ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回は「企業の成長のために社長がすべきこと」について書いてみます。
本当にその人らしいクレドやビジョンを策定する
まず、クレド(Credo=企業全体の従業員が心がける信条や行動指針)やビジョンを策定することは、やっぱり大事です。
「クレドを書きなさい」「ビジョンを作りなさい」というのは、本当によく言われることですが、それでも作っていない企業もありますし、綺麗事を並べているだけの企業も多いです。
そして『組織の左腕』のクライアントの社長さんにお会いしてみると、「社長さん、本当にコレ自分で思ってることですか?」「アナタはそんな人じゃなくて、もっとこういう感じでしょ!」と感じるケースも多くあります。
その場合は、実際にそうした会話の壁打ちをして、会社の本質を見つめ直してもらう場合もあります。
世の中には本当に色々な会社があります。
上手く売上を立てて会社を大きくはできていても、「会社の理念」とかは考えたことがなくて、考える機会に出会ってこなかった人も多いんです。
そして、その企業ならではの理念がないと、業界では徐々に埋もれた存在になっていきます。
でも、僕がいろいろな業界に携わって、いろいろな経営者に会ってきて感じたのは、経営者には「人と同じことをしたくない」という人が多いということです。
独自のアイデアもあるし、実行力もある魅力的な人が実際に多いわけです。
だからこそ、そうした社長の考え方や性格をベースに、「では、この企業をどうしていきたいんですか?」と『組織の左腕』では考えてもらいます。
社員に「自分が見えているゴール」をしっかり共有する
社長さんには、基本的に頭の回転が早い人が多いです。
特に視覚型の社長さんは、ビジョンがパッと見えちゃって、どんな事業に取り組んでも「あとはこの場所に行くだけ」とゴールが分かってしまう人もいます。
でも、その最短距離の進み方を社員に共有するのは別の能力で、その能力が不足している社長さんは多かったりします。
そこで僕は『組織の左腕』で組織コーチングというものをしています。
「社長さんと社員のみなさんは同じゴールを目指しているんですよ」「そこを目指すために、あなたは何をして、どうなりたいんですか?」といった問いかけを社員のみんなにも行って、共に歩めるように誘導するような作業ですね。
そうやってゴールを共有できて、社員がそのゴールの達成に前向きに取り組めるようになると、社員の仕事への情熱は格段にアップします。
これは簡単に言ってしまえば「ノルマ」と「自分への課題」の違いです。
ゴールが見えず、ゴールを目指すメリットも見いだせず、そこで自分が果たすべき役割も理解できていない状態で、社長や上司から与えられる仕事は「単なるノルマ」としか感じられません。
しかし、ゴールを共有し、そこで自分が成長・変化できることも理解できると、社員の人たちは仕事を「自分への課題」と捉え、情熱を持って働けるようになるわけです。
なので社長のみなさんは、社員と目指すべきゴールを共有することをまずは大事にしましょう。
自分自身の魅力を磨き、より器の大きな人間になる
また僕は、企業の成長のためには「社長自身が魅力的になること」も本当に大事だと思っています。
その企業に優秀な人が集まるかどうかは、まず「社長の器」で決まる部分が大きいです。
なので社長自身が成長できれば、その企業は大きく成長していきます。
だから僕は「組織の左腕」では組織コーチングや事業についてのコーチングもしていますが、いちばんアプローチしているのは「社長自身に対して」です。
「社長の器」というのは属人的なものなので、いくら良い仕組みを整えても変わることはありません。
社長さんは日々の自己研鑽も大事にしましょう!