どもども、こんばんは。
歌舞伎町でホストクラブを経営するNGG（NEW GENERATION GROUP＝ニュージェネレーショングループ）オーナーの桑田龍征です。
今回は「meフォーカス」と「youフォーカス」という考え方について書いてみます。
この概念は、NGGの組織や育成を見てくれているコンサルの人から教わったもの。
好きな異性と話す時に緊張する、人前で話す時に緊張してしまう……という人はメチャクチャ役に立つはずなので、ぜひ読んでみてください！
もちろん、ホストなどのサービス業の人にも役に立つ話です。
緊張する理由は「自分のことばかり考えてるから」
人というのは、大事な場面で緊張しがちなものです。
なぜ緊張するのかというと、一つは「自分が見られていると思うから」です。
人前で話すときに「オレ、注目を集めちゃってる」と感じたり、好きな異性と話してる時に「いま見られてるから上手く振る舞わなきゃ」と感じたりして、人はますます緊張していくわけです。
そのとき、自分の心は「自分」に向いています。
これが、自分にばかり焦点が当たった状態、つまり「meフォーカス」の状態です。
僕もバイオリンを弾いているときに、この状態に陥ったことがありました。
「上手く弾けているかな？」
「下手だと思われてないかな？」
「恥をかかないために、上手くやらなきゃ」
みたいに、自分のことばかり考えてしまい、その結果として焦ったり緊張していたわけです。
「俺、なんでこんなに緊張しとんねん！」と疑問だったんですが、この「meフォーカス」の話を聞いてメチャクチャ腑に落ちました。
焦点を相手（you）に向け、相手が喜び・楽しむことをしよう
では緊張しないためには、一体どうすべきなのでしょうか。
有効なのは、自分に向いたフォーカスを「相手＝you」に切り替えることです。
「この人に自分の思いを伝えるにはどうしたらいいか」
「どうしたら目の前の人は楽しんでくれるだろう」
といった形で、相手に焦点を合わせて思考を巡らせて、行動をしてみましょう。
すると、自然と緊張感も溶けていき、目の前の人が喜ぶこと・楽しむことを行動に移せるはずです。
人は「上手くやろう」「カッコよくやろう」と自分中心に考えると、緊張もするし、自分を取り繕うことになります。
結果として、自分の魅力も相手に伝わりません。
それどころか、自分の良くない部分が表に出てきて、それが相手にバレちゃったりします。
一方で「youフォーカス」の状態では、相手の反応を見ながら物事を進められるので、相手とのコミュニケーションも円滑になります。
そして、「自然体の自分の良さ」が相手に伝わります。
「ありのままの自分をさらけだすのが大事」とよく言われますよね。
そうやって自分をさらけだすには「上手くやろう」「カッコつけよう」と自分のことばかり考える「meフォーカス」の状態から脱して、相手に集中することが大事なわけです。
準備不足、経験不足のことは「meフォーカス」になりがち
僕はYouTubeでも「ありのままの自分をさらけ出すこと」を大事にしています。
YouTubeではもう何年も喋っていますし、僕は人前で話すことで緊張することはありません。
それでも「meフォーカス」の状態に陥って、「上手くやろう」「カッコよく見られよう」としてしまうときが時々あります。
どんな時にそうなりがちかというと、やはり「経験が浅いこと」や「事前準備ができてないこと」をするときです。
人は経験を重ねてきたこと、日頃から練習していることの場合は自分に自信を持てるので、「meフォーカス」にはならず、自然と相手に焦点を向けられます。
でも、自信がないことをするときは、どうしても「上手くできているかな？」と不安になります。
上手くできないときに、自分への苛立ちや焦りも生まれやすいです。
なので、緊張しないためには、やはり「経験」と「準備」が大事なわけです。
「youフォーカス」の状態でこそ、人は普段以上の力を出せる
しかし人は、未経験の物事や、準備もできていない物事に挑戦しなければいけない時が必ずあります。
そんなときは「meフォーカス」になって緊張しがちになりますが、この「meフォーカス」「youフォーカス」の話を知っていれば、緊張は解きやすくなります。
失敗して緊張しそうになっても、「上手くやろうとしないで、相手の人を楽しませることに集中しよう！」と心がければ、心のベクトルを相手に向けやすくなるからです。
好きな人と話すときも、ホストの仕事をするときも、「目の前の相手に集中すること」はやっぱり大事です。
そして「相手を楽しませたい」「この人に何かをしてあげたい」という「youフォーカス」の状態になったときこそ、人は普段以上のエネルギーを出すことができます。
逆に言うと、自分のことばかり考えていても、人はあまり力を発揮できないんですよね。
僕は「ギブ＆テイクのギバー（与える側）になろう」という話をよくしますが、これも同じことです。
相手を楽しませること、喜んでもらうことに集中し、「自分からまず与えること」をできる人は、より大きな力を発揮できます。
そして、自分から求めなくても、何かの見返りを自然な形で手に入れることができます。
なお、このコラムやYouTubeでも、僕は「youフォーカス」は大事にしています。
「どうしたら動画を見ている人、コラムを読んでいる人は楽しんでくれるだろう？」と視聴者・読者のみなさんのことを考えながら、僕は情報発信をしているわけです。
そして、そうやって「人に楽しんでもらうこと」を考えながら情報発信を続けることで、僕はより大きなエネルギーを持つことができていると感じています。
仕事に向き合うエネルギーを大きくしたい人は、日常のさまざまな場面で「youフォーカス」を心がけてみましょう！
今週のピックアップホスト
MAJESTY-SECOND-
神楽木 晴
東京都生まれ
ホストをはじめたきっかけ
大学在学中に安定を求め公務員を目指す。
公務員試験の予備校代を稼ぐために「高収入 アルバイト」で検索をしてホストの道に出会う。
RMG TOKYO SUNRISEに入店し、朝ホスとして活躍。
生い立ち
東京都に生まれ、小学生の頃はヤンチャでよく廊下に立たされていた。一度は落ち着き中学受験をし男子校の進学校に入学。
そして男子校の洗礼を受け、「喧嘩すれば友達」という世界観で生きていた。
高校は真面目すぎて退屈さを感じつつも順風満帆に大学に進学。
大学卒業後はシステムエンジニアになり、会社員とホストを掛け持ちしていた。
転勤があり大阪に行った際にもホストを続け、UniversでNo.1を獲得したこともある。
転勤が終わって東京に戻り、現在はアパレル会社の代表も兼任している。
ホスト実績
2020年6月 RMG TOKYO SUNRISEに入店
2020年7月 初ナンバー
2020年11月 初個人イベントでシャンパンタワー＆初No.1獲得
2020年12月 主任昇格
2021年1月 初1,000万突破(1,200万over)
2021年7月 代表就任
2023年2月 NEW GENERATION GROUP に参戦（MAJESTY-SECOND-）
今後の目標
GROUP記録の更新！
打倒、勝利！
やっちゃうよ？
