みなさんこんばんわ。歌舞伎町でホストクラブを展開するNEW GENERATION GROUP(ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回は、ゲームにおいても仕事においても大切な「仲間の装備を揃えることの大切さ」について書いてみます。
仲間を助けたほうがゲームのクリアは早くなる
RPGを友達と進めたら分かるんだけど、仲間の装備や武器を整えたり助けたりした方が早く物語が進むんだよな。リアルも同じ。仲間の装備や武器を伸ばすことで、強敵や困難に打ち勝てるパターン入れる。ピンチの時は助け合って、役割分担してやってく楽しみがリアルにも沢山ある。
— 夜の街代表 桑田龍征®︎ (@ryu_pi_110) August 12, 2021
人が成功するためには仲間の存在が大切であり、仲間との助け合いが必要です。
そのことはゲームをやっている人にはよく分かると思います。
たとえば最近流行のシューティングゲームの「Apex Legends」や、バトルロイヤルゲームの「荒野行動」でもそうですが、仲間と協力をすれば、効率的に敵を倒せます。
そして仲間の装備を揃えてあげることで、自分も有利にの戦いを展開できるようになります。
これから生死をかけた戦いをするのに、素っ裸の仲間が横にいたら、その仲間はやられるし、仲間がやられると自分もやられる可能性が高くりますよね。
仲間の装備が揃っていないと、勝てる戦いも勝てなくなるので、「みんなで装備整えようぜ!」と仲間を助けたほうがいいわけです。
そして何より、仲間と一緒に戦うことで、ゲームの楽しさも大きくなります。
仕事の現場でも「仲間の装備」を揃えてあげよう
これはゲームの世界では当たり前のことですが、仕事において、人生においては、同じことができていない人が意外と多いです。
たとえばホストクラブで、いい接客をできていない同僚がいるとき。
放っておけばお客様の満足度は下がるし、お店の売上も評判も満足に上がりません。結果的に自分の成功も遠ざかります。
一方で、その同僚に「こういう時はこうしたほうがいいよ」と助言をすれば、同僚は武装を増やした状態で接客の現場に出ていけます。
また、そうやって仲間を助けることができれば、自分が辛い状態のときも周囲が自然と助けてくれるようになります。
誰かが困っているときは自分が助けるし、自分が困っている時はサポートをしてもらう。
そうしたパートナートップを同僚と結べていれば、その店舗はより早く成功することができるでしょう。
井の中の蛙にならず、組織で成功を目指す
大切なのは互いに助け合えるパートナーシップを作ることです。
友達のような仲良しでいる必要はないし、お互いがライバルになって切磋琢磨することもあって然るべきです。
ただ、互いがライバルでも、同僚というのは仕事上の大事なパートナーです。
「仕事ができる人のほうが威張っていい」なんてことは全くありません。
自分のほうが上手にできることがあるなら、そのスキルを同僚にも教えてあげればいい。
「みんなも同じことをできるようになったら、お店全体の売上はもっと上がるよね」という考えを大事にしてほしいです。
小さな組織のなかで互いを潰しあって、それで1位になっても、あなたは井の中の蛙です。
組織全体で成功して、組織自体を大きくして、組織として上を目指せる人こそが、大きな成功を手にできます。
ホストクラブは友達ではなく「未来」を作る場所
仕事上の組織やパートナーシップは、そうやって成長や成功を目指すために存在するものなので、馴れ馴れしい友達のような関係になる必要はありません。
僕も現役ホスト時代に、「俺、お前の親でも友達でもねーからな」と叱られたことがありました。
店長と先輩2人に言われたので、ものすごく馴れ馴れしいヤツだったんでしょう(笑)。
その2人は「自分たちは互いが結果を出すためのパートナーだ」ということを明確に伝えてくれました。
ホストクラブは友達作る場所じゃない。
未来を作る場所なんです。
上司は「自分の立場」「部下との関係性」を明確に伝えよう
僕は今、ホストクラブのオーナーの立場ですが、現役のホストたちの親や友達のような存在になろうとは思っていません。
ただ、みんなの成長を後押しする存在でありたいと思っていますし、みんなが堕落する姿も見たくないと思っています。
そうした自分の意思や立場を明確にするためには、部下に対して「自分はこういう人間だ」「私とあなたはこういう関係だ」ということを声に出して伝えておくことが大事です。
それを伝えておけば、「こういう扱いをしてほしかった」「こんな手助けをしてほしかった」と後から言われて、不要な不協和音が生まれるリスクを減らせます。これは恋愛でも一緒ですよね。
また、そうやって自分の立場や関係性を明確にしておけば、お互いにやるべきことがハッキリしますし、お互いがお互いをリスペクトする関係が作れます。
また、上司が部下を叱ったときも関係性がギクシャクすることもなくなります。
部下は叱られたときも、「自分を成長させてくれるために叱ってくれてるんだ」と理解しやすくなるからです。
誰もが成長したいし成功したい
そして部下の側から、上司に対して「僕はこういう人間です」「こういうふうに接してほしいです」と伝えることも大切です。
組織の中核を担う幹部として扱ってほしいのか。1人のホストとして見てくれれば十分なのか。それとも「売れてないショボいホスト」として扱ってほしいのか。
本人の希望により、僕の接し方も変わってきます。
ただ、そうしたことを自分から伝えてくれるホストは少ないので、僕は自分から「自分をどう見てほしいの?どう扱ってほしいの?」と聞くようにしています。
そう聞くと、「自分をショボいホストとして扱ってください」なんて人は1人もいないんです。
みんな成長したいし、成功したいんですよね。
自分は成長をしたいし、成功もしたい。
部下の立場の人は、その意志を明確に上司に伝えましょう。
そのうえで上司は、「じゃあ俺は、お前の成長を後押しするように接するぞ」と伝えましょう。
そうすれば、上司と部下が合理的に対話を重ねて、部下がしっかり成長できる関係が作れるはずです。