「この人ヤバい」と思われる人は「大多数の大人」に埋もれない
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ビジネスの場面で人を強烈に惹き付ける人というのは、「世の中のフツーの人とぜんぜん違う」という意味で「この人ヤバいな」と相手に思われせる人です。
そう思われる人の特徴は「子供のまま大人になっている」ということ。
プロジェクトを着実に・虎視眈々と進める大人力を持っていながら、大胆な発想や遊び心を持っている人ですね。
そうした二面性や意外性を持っている人は、周囲の「大多数の大人」のなかに埋もれません。
だからこそ人を魅了する力を持っています。
遊び続けている人が面白いものを作れる
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そして人を驚かすような意外な発想は、遊び続けている人からじゃないと出てきません。
遊んでいる場所や、ご飯を食べている場所が人とは違う人。
常に新しいものや面白いもの、粋なものを追い求めていて、その出会いに感動し続けている人。
そんな人こそが「面白いもの」を作れるし、人を魅了できます。
そして素直に感動を続けられる人とは、「子供の一面」を持っている人、童心を忘れていない人と言えるでしょう。
非日常の世界を作るのには子供心が必要
逆に言うと、変に大人になっちゃった人は、粋なものや面白いものに出会っても感動できません。
何でもうがった見方をするようになってしまい、美味しいものに出会っても「高いから当たり前でしょ」とか言っちゃいます。
シェフや板前が作り上げた世界観を素直に味わうこともできないんです。
僕はこれからの時代、「非日常の世界をいかに作り上げるか」がビジネスの世界では大事になると思っています。
「こんな世界があるんだ」「これは本当に凄いな」という感動をもたらせるものにこそ、人は集まります。
そうした非日常の空間やモノを作るために必要なのが、僕は子供心だと思います。
感動しない大人=人生を諦めている人
童心を忘れて、感動をしない大人になってしまった人というのは、「人生を諦めている人」だと思います。
人生を諦めてしまうと、その人の感性はどんどん鈍っていきます。
たとえばコーヒー一つにしても、家でインスタントコーヒー飲む人もいれば、美味しい豆を高いお金で買ってきて、自分で挽いて淹れている人もいる。
「ここのコーヒーがおいしんだよ」と言って、わざわざ遠くの喫茶店にコーヒー1杯を飲みに行く人もいます。
人生を諦めている大人からすると、そうした行動は「バカげたこと」かもしれません。
でも、そうしたバカげたことをする大人が、僕は面白い大人だと思っています。
コーヒー1杯のために遠くの喫茶店にいくのは、「あれが飲みたい」「これが欲しい」という強い欲求があるからですよね。
「欲しいものが欲しい」というのはまさに子供っぽい欲求ですが、そうやってブレーキを踏めない強い欲求を持っている人が、大人になっても自由な人であり、カッコいい人だと思います。
「欲しいものが欲しい」という気持ちが人を成長させる
「欲しいものが欲しい」と思う人に、行動力や責任感が伴ってくれば、その人は仕事を誰よりも頑張れるようになるし、能力も伸びていきます。
自分の欲求を諦めないということは、「自分の能力に見切りをつけない」ということにもつながります。
だからこそ「欲しいものが欲しい」と思える大人は、何歳になっても成長ができます。
経営者同士でよく話すのは、人生100年の時代が見えている今、40歳、50歳というタイミングで自分を諦めてしまうのは非常にもったいないということ。
そこから人生はまだ50年あります。新しいことはまだまだできるはずです。
そして、新しいチャレンジをするためには、大切な何かを諦める必要性もでてくるかもしれませんが、大切なものはまた作ればいいと僕は思っています。
ホストクラブは「普通じゃない人」と出会える非日常空間
僕がオーナーを務めているホストクラブという空間は、「普通の社会にはいない大人」がいる場所です。
だからこそお客様が足を運んでくれます。
「こういう人、会社の上司にいるよな」と思われたら、誰もお金を使ってくれませんから。
そのトップに立つ人間は、「この人ヤバいよな」「こんな人、普通の社会にはいないよな」と驚かれて、憧れられるような人じゃないといけないと思ってます。
やっと名古屋着いた。ETC積んでないタクシーだから高速代別で1万円。間違いなく人生で一番支払って良かったタクシー代🚕 pic.twitter.com/5To7LSN3Wo
— 夜の街代表 桑田龍征®︎ (@ryu_pi_110) August 31, 2021
僕が最初にホストになったお店で、いちばん仲良くしていた先輩は、コンビニの買い物で3万円を使う人でした。
当時、学生だった僕からすると、「何やってんだこの人……?」と驚かされる先輩でした。
お菓子から漫画から、コンビニにあるありとあらゆるものをカゴに入れて買い物をしちゃうんです。
それで家に帰ると、本人は何を買ったか忘れています。
「この人は普通じゃないな」と思いましたし、そこが面白いと思いましたね。
そういう人の存在も一種の非日常です。
お客様にとっても、働く人間にとっても、普段は出会えない人に出会える場所であり、別世界に出会える場所。
それがホストクラブだと僕は思っています。