どもども、NEW GENERATION GROUP(ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回の記事では、ちょっと政治や社会のことについて書いてみたいと思います。
選挙に行くホストは少数派
7月に行われた都議会議員選挙のあと、僕は若いホストに「選挙行った?」と聞いて回りました。
まあ、行ってる人は少なかったです。若い世代の政治への関心、ホントに低すぎるなと感じました。
それは後に述べるように、本人たちだけの責任ではないと思いますが、みんな政治に関心がないというか、自分から諦めちゃっているんだと思います。
正直、もうフランス革命くらいのことが起こらないと、この状態は変わらないと思います。
メディアと上の世代には重い責任がある
若い世代がそうした状態になっているのは、上の世代のせいでもあるし、マスメディアをはじめとした社会のせいでもあると思います。
国のコロナに関する政策がムチャクチャなのに、マスメディアはまともな批判もしなくなっていますからね。
少し前、西村経済再生担当相が、お酒の提供をやめない飲食店に対して「金融機関から働きかけを行ってもらう」と発言して問題になりましたが、あれは物凄い露骨な圧力でした。
酒類停止「金融機関から働きかけを」、西村氏発言は「非常識」…一日で撤回https://t.co/zdlvxZ5SKB#政治
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) July 9, 2021
権力者が国民に圧力をかけている状況には、「北朝鮮とやっていることが同じじゃん!」と感じましたが、当時もその深刻さを伝える報道は少なかった。
だからこそ、権力の暴走に歯止めが効かなくなりつつあります。
そしてマスメディアは死に体となり、尖った意見が見られるのはネットニュースやSNSだけになりました。
そんな今でも政治への関心が高いのは年配層ですが、年配層の人達は、ぶっちゃけ今のままでいいんですよ。
社会が変わろうが変わらなかろうが、自分たちは逃げ切れるし、コロナ対策についても、メディアに「若者は外へ出るな!飲むな!遊ぶな」と訴えてもらえれば、自分の周囲に危険は及ばないわけですから。
そして、このまま行けば、日本の国力はどんどん低下していくと思います。
有観客でスポーツイベントを開催する外国への遅れ
日本では無観客でオリンピックが開催中ですが、少し前に放送されていた海外のスポーツの状況は大違いでした。
サッカーのユーロしかり、大リーグのオールスターゲームしかり、向こうではワクチン接種をしっかり進めたうえで、観客を入れてスポーツを開催しています。
コロナのリスクは日本よりも小さくなりつつあるし、もう日常を取り戻すフェーズに入りつつあるんです。
そうした海外のスポーツを見ていると「経済活動を復活しよう」という政治家の強い意志を感じますし、それを支持する国民の姿も見えてきます。
そうした状況も、日本とは大違いですよね。
コロナ対策への不満が投票へつながらないワケ
僕は日本のコロナ対策が今のままだと本当にマズいと思っていますし、イベントもできない、8時以降にお店に入れない、お店でお酒も飲めないという状態が本当に窮屈です。
でも僕の印象だと、日本人の多くは「日本のコロナ対策はこれでいいのかな?」「この社会は今のままでいいのかな?」と疑問を持ちつつ、特に何もしていないと思います。
若い世代には特にそういう人が多いでしょう。
おそらく彼ら・彼女らは、「自分が投票に行ったって、別にお金がもらえるわけじゃないし」と思ってるんでしょうし、自分の持っている1票の価値を低く見積もっているのもあるでしょう。
そして、これまで政治に関心がなかった人、投票に行く習慣がなかった人が、いきなり投票にいくのは難しいことです。
これは選挙に限らないですが、新しいことを始めるのって、ものすごくパワーがいりますから。ましてや投票日は雨でしたからね。
あとホストのなかには「住民票を移してないから地元に帰らないと投票できない」という人もいました。
それは本人の責任でもありますけど、アナログな仕組みにも問題があるので、ネット投票とかの仕組みはどんどん取り入れてほしいです。
僕は若い世代が政治に関心を持てない状況が歯がゆいです。
実は若者が政治に無関心のほうが、今の政府にとっては都合がいいわけですし、政治家たちの思い通りになっていることにも悔しさを感じます。
「未来の子供のため」「日本のため」という意識が投票につながる
政治に関心を持ったり、投票に行ったりするためには、「自分以外の人のこと」を考えることが必要です。
日本のために。未来の子どもたちのために。
そうした意識が芽生えてきたら、自然と政治にも関心が生まれるでしょう。
僕は20歳を越えたら、そうした意識を持てる人間になるべきだと思います。
そして「日本のために」という意識を持つには、当事者意識が必要です。
僕には「自分は日本人だ」という当事者意識がありますし、日本が大好きです。
だから仕事でも日本に貢献できることをしたいと思っています。
娯楽ばかりの世の中で政治に関心を向けるには
若い世代が政治に関心を持つようになれば、自然とニュースを見たり、自分なりに情報を収集したりするようになると思います。
そうした情報もなしに、「誰かに票を入れろ」と言われても、それは難しいですよね。
ただ今は、世の中に娯楽が増えすぎているので、若い世代は自然とニュースに触れる機会が減っていと思います。
SNSだけでもいろんな種類のものがありますし、スマホでゲームもできるし、Netflixもアマゾン・プライムも見られる。楽しいことが多すぎるんです。
そうやって娯楽の供給が増え続ける一方で、一人ひとりが消化できるコンテンツの量には限界がある。
実際にコンテンツの消費量自体は増えていないというデータもあります。
そうやって娯楽が供給過多の状況になっていることも、若い人の政治への関心の低さにつながっていると思います。
そんな状況でも、僕は自分と同じような志を持って、行動を共にしてくれる仲間を増やしたいと思っています。
そして、歌舞伎町には新しい行動を起こせる自由があります。
僕はコロナで日本がこんな状態でも、歌舞伎町という街にいられてラッキーだなと思っています。
ただ、「歌舞伎町だけが良くなればいい」とは思わないですし、これからは日本全体が変わっていく必要があると思います。