みなさんこんばんわ。歌舞伎町でホストクラブを展開するNEW GENERATION GROUP(ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
僕はグループのホストたちと一緒にフットサルをしていますが、そうしたレクリエーションの場では、後輩が先輩をいじることもあります。そのとき、後輩のすごく面白いいじりにマジレスしている先輩ホストを見て、「つまんなっ!」と思ったことがありました。
昨日のフットサルで気付いたこと。売れっ子ほど余裕があって後輩達にいじられることを厭わない。逆にちょっとしたことを言われただけでムッと来てた先輩ホスト見かけて残念だったなぁ。それじゃあ売れないぞってか余裕なさすぎ😗にしても大坂なおみ選手はフットサルしてる場合じゃない。 pic.twitter.com/931dQvyLhG
— 夜の街代表 桑田龍征®︎ (@ryu_pi_110) June 9, 2021
そこで今回の記事では、ホストの仕事において、そして仕事で成功するうえで、「上手にいじること・いじられること」がいかに大事なのかを説明します。
いじられ上手の先輩は場を和ませ、後輩の個性も生かす
みんなでお金持ちになろうぴよん🐥 pic.twitter.com/WYubaKRUuo
— 夜の街代表 桑田龍征®︎ (@ryu_pi_110) September 4, 2020
まずは「上手にいじられること」について。
人はキャリアや経験を重ねると、自分の仕事にプライドや自信を持つようになりますが、「後輩にいじられて怒る人」は、プライドというものを履き違えています。
本当に自分の仕事にプライドや自信がある人は、少しいじられたくらいじゃ怒りません。自分より下の立場の人、弱い立場の人に威張ったりもしません。
むしろ、後輩にいじられることが上手です。そして、いじられたことを笑いにできる余裕が、「器の大きさ」として周囲に伝わりますし、その人をカッコよくも見せます。
松本人志さんがいい例ですよね。
彼は芸人としてレジェンド級にスゴい人ですが、後輩の東野幸治さんにもいじられるし、もっと若手の千鳥とかにもいじられる。
彼は自分がいじられることで、場に和やかな空気を作ることが上手だし、後輩たちの個性を生かすことも上手なんです。
最近よく楽屋にこんなん置いてる~
きっといじられてるのだ~(笑) pic.twitter.com/MR6Obvf1Qe— 松本人志 (@matsu_bouzu) October 3, 2019
いじられて怒る人は「感謝」が足りてない
いじられて怒る先輩ホストは、自分に余裕がないし、感謝が足りないんだと思います。
おそらく彼には「俺が一番頑張っている」という思い込みがあるのでしょう。そして自分が活躍できている背景に、後輩たちのサポートがあることにも気づいていないし、「自分が後輩に生かされている」という意識もないのでしょう。
ホストクラブは1人じゃ回せません。大事なのはチームプレーです。
後輩が先輩の個性を生かすこともあれば、先輩が後輩の個性を伸ばすこともあります。先輩も後輩も、周囲のホスト達にも感謝することで、より自分の個性や強みを生かせるようになります。
実際のところ、売れているホストは漏れなく「いじられ上手」で「いじり上手」ですね。いじる・いじられるは芸人の世界ではおなじみの文化ですが、ホストの世界でもやはり大事です。
オーナーの僕もいじってほしい!
僕もオーナーという立場ではありますが、グループのホストたちにはいじってほしいと思っています。立場が立場だから若手は緊張しちゃうし、身体も鍛えて大きくなってからは威圧感も出てきたのか、なかなかいじってもらえないんですけど。
でも僕は「いじられて生きるタイプ」だと自覚しています。TikTokで面白キャラになっているのも1つの布石なんで、どうぞグループのみなさん、僕をいじってください! 「上手にいじれよ」みたいなオーラも出してるので、まあやりづらいでしょうね(笑)。
@ngg0811@okro66 への返信 ##ホスト ##Majesty ##歌舞伎町♬ オリジナル楽曲 – ホストクラブ『Majesty』
目上の人をいじれないと成功もできない
でも、これは笑い話じゃありません。
「自分のグループのオーナーもいじれないヤツは成功できないし、度胸もつかないぞ」と言いたいです。
ホストとして成功して、仕事の幅も広がっていけば、目上の男性と接する機会も増えていきます。目上の男性に対して、ただ行儀よくしているだけでは何の印象も残りません。ときにはお茶目にいじることも必要です。
僕が現役ホストの時代は、男性のお客様相手の接客も今より多かったので、そうしたテクニックは自然と身につきました。
男性のお客様相手には、「これ言ったら嫌われるかもな」という恐れと戦いつつ、攻めた接客をしなければいけません。それを受け入れてもらって、はじめて可愛がってもらえます。
そして、「ときには上手にいじってほしい」というのは、もちろん女性のお客様も同じです。
ホストになるとコミュ力が1億倍になる
だから今の若いホストたちには、ただ先輩や上司のイエスマンにならず、頑張っていじってみてほしいです。
人をいじるには、やっぱり場数を踏むことが必要だし、失敗して怒られることもあるでしょう。
でも、社内での失敗なら大した問題じゃないですし、先輩に怒られたからって死ぬわけじゃない。ホストを辞めなければいけないわけでもありません。お客様には迷惑をかけたらいけないので、まずは社内で練習しましょう。
人を上手にいじれるようになれば、コミュ力は爆上がりします。それはホストという仕事の持つ魅力の一つですし、僕もホストになってからコミュ力が1から1億くらいまで上がった感覚があります。
だから今はどんな人とでも物怖じせずにコミュニケーションが取れるし、それができるようになったのはホストの仕事のおかげだと思っています。
将来、自分が有名人の前に立ったときに、対等の立場で話せるくらいの人間力を持つためには、早いうちから自分より力のある人とコミュニケーション取り、時にはいじれる度胸とテクニックを身につけるのが大事なわけです。
また、ニュージェネレーショングループは、そうした「いじり文化」が許されるグループでもあります。
冒頭に書いたように、先輩たちもいじられたときはマジレスしたりキレたりせずに、上手に笑いにしてほしいし、ダメだと思ったときは「そのいじりはちょっと違うわ」と指摘してあげてほしいですね。
そうやって先輩に怒られたりして、場数も踏んでから、最後に僕をいじってください。いきなり下手ないじりをされたら、僕もマジレスしちゃいますから!