アルコール好きでない人が酒席で楽しく過ごす方法をホストが伝授
ネット調査によると、ホスト1009人のうち8.1%がお酒を「飲めない」という。うち35.1%のホストが対策として、お酒に…
「ホストの仕事内容はどんなイメージ?」と尋ねられれば、「お酒を飲みながら、お客さんを盛り上げる」と答える人がきっと多いはず。
しかし帝王ROLAND(ローランド)がアルコールを一滴も飲まずに、No.1になったことでホスト業界のイメージが変わりつつあります。
ちなみにROLANDは「庶民の汁をすすって売り上げを立てるホストは格好悪い」と、彼独特の表現をしています。「庶民の汁」とはビールを指しているのだとか。ROLANDの影響もあってか、お酒を飲まずに接客するホストが増えてきているようです。
ホストはやっぱり酒豪が有利?
ホストの世界に入っていくる男性は
- 元来お酒が大好きな酒豪
- 酒好きではないが少しは飲めるタイプ
- 体質的にアルコールを受け付けない下戸
の3種類に分けられます。
酒豪タイプは、毎日のように飲めるホストプレイヤーの仕事を天職に感じることもあるでしょう。
大変なのが下戸のホスト。全体の1割弱存在すると予測されます。お客さんはお酒が飲めることを前提に来店するため「俺、お酒飲めないんだよね」と告白しようものなら「マジで!?なんかガッカリ……」といった反応が返ってくる危険性すらあるのです。
飲めるホストの方が、業務上有利なのは確かでしょう。とはいえ飲めないホストに勝機がないわけではありません。彼らはアルコール摂取が当然とされる世界で、どのような抜け道を探し出したのでしょう?
ホストの本分はお客さんを喜ばすこと
アルコール好きのお客さんは「応援しているホストと一緒にお酒を飲みたい!」と考えている人も少なくありません。しかし、顧客がホストクラブに何を求めているかといえば、笑顔になることであったり、癒やしでしょう。
ホスト業務の本質を理解していれば、大量飲酒して体を壊すことはありません。ホストプレイヤーは一時、がっつり稼げても短命に終わる人が少なくないのも確か。肝臓を酷使しすぎて内臓疾患で引退を余儀なくされるケースが非常に多いのです。ホストの仕事を短距離走かマラソンと捉えるかによって、お酒に対するスタンスも変わるでしょう。
お酒が飲めないホストのよく使う手として、ノンアルを飲むというやり方があります。またホストはチームプレーなので、飲める後輩に助けてもらうという賢い手段も。馴染みの太客になれば「無理して飲まなくてもいいよ」と優しい言葉をかけてくれることもあるでしょう。
ホストの本分は場を盛り上げ、お客さんを楽しませること。ここさえ押さえておけば、下戸のホストでも売り上げを出して、お店に貢献することは十分可能なのです。
繰り返しになりますが、大切なことは「眼の前にいるお客さんが何を考え、どうすれば喜ぶのか?」を考え抜くこと。アルコールをガバガバ飲めたとしても、そこを理解していなければホストとして成り立たないのは明白です。
大阪の自称No.1ホストが女に1千万円貢がせて逮捕
2019年12月12日、兵庫県警生活環境課が、大阪在住のホスト川嶋隆良容疑者と坂本哲哉容疑者を逮捕。坂本容疑者は無職ですが、川嶋隆良容疑者は自称No.1ホスト。
彼に好意を示していた女性を神戸にある違法風俗店に紹介し1千万円以上のお金を搾取していたことが発覚。風俗店からは「紹介料」の名目で1千万円を受け取り、風俗店で働かせた23歳の女性が稼ぎ出した1,600万円のうち1,100万円を貢がせたことが判明しています。
被害者と自称No.1ホストの出会い
女性を自身の借金の保証人にしたり、「逃げると親のところへ押しかけるぞ」と脅すなど非道の限りを尽くしていた川嶋容疑者。彼と被害者女性の出会いは、いつどのようにして始まったのでしょう?
川嶋容疑者と被害者女性が出会ったのは2018年の6月から10月の間。会員制交流サイトのSNSで知り合ったそうです。多くのホストはルックスが良く口が上手いため、恋愛経験の浅い女性はコロッと騙されてしまうもの。川嶋容疑者は、最初から獲物を物色するような、SNSのユーザーである女性を見ていたのでしょう。昔からホストが女性を風俗で働かせて、金銭的な搾取をするというパターンがあります。なぜ一部のホストと風俗は関連性が高いのでしょうか。
ホスト遊びと風俗の関係
女性が「もうホストなしでは生きていけない!」といった依存状態に陥ることを『ホス狂い』と称します。一度『ホス狂い』になった女性は、湯水のようにホストクラブへお金を落とすようになるため、多額のお金が必要となります。そこでホストが「風俗で働くというやり方もあるよ」とほのめかし、そこから風俗嬢になる女性も少なくありません。
最初から風俗で働いていた女性が、ホストクラブに通い出すケースもありますが、『ホス狂い』になったあと、風俗嬢になる女性も実はかなり多いのです。ホストにハマる女性はどこかに虚無感や自己肯定できない自信のなさを抱えています。一流のホストほど、そういった女性を嗅ぎ分けるのが得意。
多くのホストには野心があり、『ナンバー入り』と言われる上位売り上げランキング入り狙っています。太客になりそうな女性へ「君の応援が俺には必要なんだ」と言われることでスイッチが入る女性も。これまで承認されてこなかった女性ほど、「必要とされている」「求められている」という実感が嬉しいのです。『ホス狂い』は熱病のような状態で、多は罹患している実感がありません。
「私はあの人に愛されている」という錯覚が、風俗嬢になってお金を稼ぐところまでエスカレートさせるのは間違いないでしょう。
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ROLANDが2019年に話題を集めた実業家として表彰される
ホスト界の帝王ROLAND(ローランド)が『LINE NEWS Presents NEWS AWARDS 2019』の実業家・政治家部門を受賞。
これまではホストとして脚光を浴びてきたROLANDが、実業家という新たな一面で評価されたのです。アイドル部門で日向坂46、文化人部門は新海誠監督、俳優部門は中村倫也、アスリート部門はラグビー日本代表という面々ですから、いかにすごい賞かがわかります。
ROLANDを奮起させた言葉
ホストプレイヤーと実業家は、まるで求められるスキルが異なります。
プレイヤーは自身を全面に出す業務なので、ナルシスト的なオラオラ感をあえて表面に出すことがプラスに働きやすいのも確か。
しかし実業家は、一歩引いた目で全体を観察し「どういったシステムにすれば、安定した収益が発生するのか?」を考えなければなりません。いわば野球を続けていた人が、いきなりサッカー選手にチャレンジするようなものなのです。
ROLANDを奮起させたのは「ホストになにができるんだ?」という言葉でした。水商売ゆえ偏見を抱かれやすいホスト。中には「チャラチャラしやがって気に入らない」と、快くない思いを持つ者もいるでしょう。
しかし反骨精神の塊であるROLANDは、けなされることで「なら証明してやろう」と高いパフォーマンスを発揮できるタイプ。見事、実業家として結果を出しました。反対意見を口にした人間たちは、ぐうの音も出ないでしょう。
ROLANDが2019年にオープンさせた『THE CLUB』は好調?
ROLANDが全てを請け負い満を持して2019年4月にオープンさせた『THE CLUB』。テレビ朝日の『神様の数字』という番組でも密着ドキュメントが放送され話題となりました。ROLAND史上最も有名な名言といえば「俺か俺以外か?」でしょう。
『THE CLUB』のキャッチコピーは「歌舞伎町には2種類の店しかない。THE CLUBか、それ以外か。」です。もちろん帝王LOLANDが考えた言葉。そんなROLANDがプレイヤーではなく、裏方として関わった『THE CLUB』は、今どのような状況なのでしょう?
ROLANDが直接スカウトしてホストデビューを果たすことになった渋谷流聖。彼が問題を起こし解雇になったという衝撃的な話題がすぐに飛び出し、またそれも「ROLANDらしい」と評されました。現在は1,300万プレイヤーの花澤涼と1,200万プレイヤーの俊の二枚看板で、順調に営業を続けているようです。人々に衝撃を与えるのが大好きなROLANDなので、我々が油断しているとまた何かを仕掛けてくれるかもしれないですね。