ホストが主に行う営業方法とは?
ホストの営業スタイルやお客様の好みによって異なります。
売れているホストは自分やお客様にあった基本の営業スタイルを確立し、お客様の好みに合わせてキャラを少しずつ変えています。
・友達営業
・アイドル営業
・オラオラ営業
・趣味営業
・病み営業
・育て営業
ここでは、ホストの主な営業方法のタイプのメリット・デメリットを紹介します。
お客様との信頼関係を築き売り上げを伸ばすー友達営業(友営)
いわゆる『友営』って呼ばれている営業ですね。ホストが聴き手側に周り、女性の悩みや愚痴などを寄り添って聴いてあげるというスタイルです。
最近のホスト業界では、お客様が適切な金額内でホストクラブを気軽に利用出来る時代になったという背景もあり、友達営業が主流になってきています。
女性と友達のような関係を築き上げ、お客様の心を掴む事で固定客をゲットします。
お姫様扱いや男性を感じられる接客が苦手な人や、ざっくばらんに色々話したいというお客様には友達営業がおすすめです。
友達営業(友営)のメリット
友達営業のメリットは気を使いすぎず、楽しんで接客できる点です。
友達営業でお客様を接客することで、場の盛り上げ方や楽しい会話術など、ホストとして大切なスキルを磨くことに繋がります。
また、色恋よりさっぱりとした関係性が築けるので、リスクや負担が少ない営業方法だと言えます。
友達営業(友営)のデメリット
ただし、友達営業では客単価が低くなりがちです。
お客様にもよりますが、お友達感覚なので担当ホストへの熱量は高くなく、高額ボトルや一撃などはあまり期待できません。
指名をいただいても来店頻度はそれほど多くないのが一般的です。
相手を癒すことを意識したり、ふとした瞬間に女性扱いしたりと、プラスの要素を足さないと売上にはつながりにくいでしょう。
ただの友達だとどうしても優先順位が落ちてしまうため、トークスキルを磨いて会話だけでも来店したいと思ってもらえる親密さを築くことも重要です。
お客様の推しになるーアイドル営業
アイドル営業は、お客様に男性アイドルを応援するような感覚を持ってもらう営業方法です。いわゆる、「推し活」をしてもらうことを指します。
アイドル営業が成功すれば、お客様は隣に座って話したり一緒に笑ったりしてくれるだけで、幸福感を抱くため、営業をかけなくても自然と来店してくれるようになります。
アイドル営業のメリット
お客様を虜にすることができれば、口下手でも手際が悪くても、お客様は自発的に来店し、売上に貢献してくれるようになります。推し活にお金を使う女性は非常に多く、安定した売上に貢献してもらえます。
また、お客様にとってホストはアイドルという存在で、恋愛関係を望んでいるわけではないため、喧嘩になったり、無理なお願いをされたりすることも多くはありません。
アイドル営業のデメリット
しかし、お客様の「推し」となることは簡単ではありません。男性として・人として以上に、アイドルとしての輝きが求められます。
アイドルを応援したいという女性の気持ちは、頑張っている姿に対して生まれるものです。そのため、夢のために懸命に努力する姿を見せ続ける必要があります。
トークスキルや外見を磨くだけでなく、目標に向かって努力を惜しまない姿勢を維持・発信しなければなりません。
あえて強気の態度に出ることで特別感を出すーオラオラ営業
言葉の通り、オラオラな営業をするのがオラオラ営業です。相手のペースを待たずに「次、ボトル入れるよね」といった強気な態度でお客様と接するスタイルです。
主にMの女性や表面上強そうな女性にも受ける場合が多いですね。
オラオラ営業のメリット
ハマる女性はかなりハマるジャンルで、ホスト側主導で売上をコントロールできます。自分のペースに相手を巻き込むスタイルなので、人によっては自然体での接客も可能です。
売上を上げたいタイミングでお願いをすれば、押し負けて高額ボトルを入れてくれることもあるでしょう。
オラオラ営業のデメリット
一方で、大きなクレームに繋がる危険性もあります。しっかりお客様の性格や状況に応じた対応を見極める必要があるため、経験が浅いホストにはおすすめできません。トラブルが大きくなると、指名を失ってしまったり、お店への来店自体もなくなってしまうリスクがあります。
自分の気になる趣味の子しか相手にしないー趣味営業
ちょっと変わった営業スタイルが、こちらの趣味営業です。ホスト自身の好みや趣味でしか客を取らない営業です。
趣味営業のメリット
自分の好きなジャンルの話をしていればいいので、ホスト本人が楽しみながら接客できます。ほかの営業方法よりも、気を遣うシーンは少ないでしょう。
趣味営業のデメリット
好みや趣味の範囲や程度にもよりますが、ターゲットとなるお客様が限定されるため、他の営業スタイルに比べて売上が伸びにくい傾向があります。
1つの営業方法ではありますが、ほかの営業方法と組み合わせるほうがよいでしょう。
庇護欲をそそるー病み営業
病み営業とは、自身がない部分や自分のダメなところをあえて見せる方法です。
母性本能が強い女性、面倒見の良い女性へのアプローチによく用いられます。
病み営業のメリット
女性は弱っている男性に弱いもの。自分の弱さや悩み、不幸なエピソードを話すだけで、お客様が元気づけようと自発的に売上を作ってくれます。
優しいお客様であれば、気を遣ってくれたり優しく慰めたりしてくれるので、本当にしんどいときも心が楽になるでしょう。
病み営業のデメリット
いつも病み営業だとお客様も疲れてしまいますし、いつも弱い部分ばかり見せると舐められがちになってしまいます。
また、万人受けする営業方法ではないので、元気や愛嬌を好むお客様には受けが良くありません。
他の営業方法と組み合わせて大切なイベント前や付き合いが長くなってきた時にポイントとして使うのが良いでしょう。
常連を作るー育て営業
これまでホストにハマったことがないような初回でついたお客様や、枝客(指名客のお連れ様)に長くお店に通ってもらえるようにするための営業です。
育て営業のメリット
時間をかけて関係を構築するため、安定した来店・大きな売上と見返りが大きいのがポイント。他店に行っていないお客様であれば、お金をすべて自分に使ってもらえることもあるでしょう。
自分が育てたお客様なので、好みや性格を熟知しているため、育ててしまえば地雷を踏みにくく、トラブルにもなりにくい傾向があります。
育て営業のデメリット
ホストにネガティブなイメージを持っている人も少なくありません。
あまり煽ったりせず、ホストっぽいノリは控えめにして、店外デートや営業以外の連絡をこまめにすることで特別感を感じさせることがポイントです。来店や高額な売上を強要するのはNG。
しっかりと育つ前に、ホスト通いを辞めてしまうケースも多いものです。
少額から始めて「一緒にいると楽しい」と思ってもらうような接客を心がけ、売上に貢献していただきましょう。
まとめ
今回ご紹介したようにホストの営業方法は色々とありますが、お客様に「一緒にいて楽しい」と思ってもらうことが基本です。
ホストとして売れない内は「自分が売れるためにどんな方法をとればいいのか」という点にフォーカスしてしまうことも多いですが、お客様が求めている接客を行い楽しい時間を過ごしていただくことが一番大切なことです。
その上で自分のキャラクターやお客様の好みに合わせて、複数の営業方法を使い分けましょう。
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