どもども。
歌舞伎町でホストクラブを経営するNGG(NEW GENERATION GROUP=ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回は僕の「トラブル対応」の方法や、「トラブルを避けようとしない理由」について書いてみたいと思います。
トラブルに積極的に立ち向かうと、対処力も高まるし、トラブル自体も減る
僕の経営するホストクラブグループのNGGは、売上が10億円程度で停滞している時期がありました。
その時期は、経営者として一番おもしろくない時期でした。
なぜ売上の成長が止まってしまったかというと、それは僕がトラブルを避けようとしていたことが大きいと思います。
トラブルを避けようとするのって、普通の心理ですよね。
みなさんもトラブルは嫌だと思いますし、ましてやホストクラブは「従業員が揉め事を起こす」とか「お客さんといざこざが起こる」なんてことが起こりやすい組織ですから、できるだけトラブルを減らしたいわけです。
なので僕は、できるだけトラブルを避けようとしていたんですが、途中から考え方を変えて、「トラブルを迎えに行こう」と思うようになりました。
避けようとするのではなく、起きてしまうことを受け入れて、その対処を積極的に頑張ろうとしたんです。
そうしたことにより、僕はトラブル対処が劇的に上手くなりました。
また、大変なことが起こっても、「マジで何でこんなことが起きたんだ? オモロすぎやろwww」と笑って対処できるようになりました。
そして、結果的にトラブル自体があまり起きなくなっていったんです。
避けようとしていた時期にはどんどんトラブルが起きていたのに、積極的に対処しようとしたら、トラブルが減った。
これは面白いですよね。
ただ、悲惨なトラブルもありました。
ある店舗で人が抜けまくって、5人しか出勤していなかった日もありましたが、「これオモロ! ここに残った5人は逆に凄いやろ!!」と笑ってました。
そして「ここから店をデカくできたら、お前らはとんでもないことになるぞ!」とみんなを奮い立たせて、アルタ前とかクラブにナンパしに行ったりもしましたね(笑)。
ホストクラブは「人の人気」が核の商売なので、人がいなくなったときは一番辛かったですが、そうやって前向きに乗り越えてきたわけです。
トラブルのない組織も危険! 対処が上手い人材も揃えておこう
現在の僕はホストクラブの経営のほかに、「通販の虎」「組織の左腕」や武田塾、飲食店のフランチャイズ、YouTubeチャンネルの運営など、様々な事業をしていますが、どんな事業にもトラブルはつきものです。
そして、不要なトラブルは減るに越したことはないですが、「トラブルが全くない状態」というのも僕は嫌いです。
というのも、トラブルがない状態というのは、組織や事業が凪の状態(風がやみ波が穏やかになっている状態)ということ。
要するに、停滞している状態です。
新しいことにチャレンジしている時期や、事業が大きく伸びようとする時期には、トラブルが起きないほうがおかしいです。
なので、僕はトラブルがない時期が嫌なわけです。
なお、トラブルの対処法は今も昔も変わっていません。
まず、「それは人的要因なのか? 組織体制の問題なのか?」と原因を探ります。
「起きてしまったら、どうにもならないものなのか? 妥協案を出すべきなのか?」といったことも考えます。
トラブルの原因となった課題には日々向き合い、一つ一つ解決し、時には折り合いをつけます。
もちろん、ご迷惑をおかけする方がいらっしゃれば、誠心誠意の報告・連絡をします。
当たり前のことを日々コツコツやるだけです。
ちなみにこれは僕の持論ですが、根が真面目な人は、想定外のことが起きたときに融通が効かないことが多いため、トラブル対応力も低くなります。
一方で、テキトーに生きてそうな人は、機転が効いてトラブル対応力が高かったりします(笑)。
ただ、テキトーに生きている人ばかりの組織だと、トラブルには強くても、日々の継続力が弱くなります。
一方で、真面目なタイプばかり集めてしまうと、先に書いたようにトラブルに弱い組織になってしまいます。
なので、毎日コツコツ頑張れる真面目な人と、トラブルのときに力を発揮するテキトーな人と、2タイプの人材を組織に揃えておくことがオススメです。
今週のピックアップホスト
KNIGHT
楽
福岡県大木町出身 25歳
ホストを始めたきっかけ
大学卒業後、ITの営業職就くも、「もっと稼ぎたい」と思い副業でキャリアコーチングの営業の仕事をしていたが、稼げたのでそのまま転職し1ヶ月目で営業成績1位獲得する。
しかし調子に乗ってしまい、海外旅行、美容、パーソナルジムなど散財して収支のバランス取れ無くなってしまう。そこからモチベーションもあがらず成績不振になってしまい転職を考える。
そんな時、仲良くしていた人たちが社長や高年収の人が多く、その人たちを超えるためにはもっと稼がなきゃいけないと思い、自分の強みを考えたところ顔面とコミュ力だと思いホストの道に進む事にした。
夜職は怖いイメージがあったが、令和の虎で見てた桑田オーナーの元なら安心できると思い、NGGの面接を受け、KNIGHTに入店を決意する。
生い立ち
福岡県のド田舎町で生まれ、大自然のなか伸び伸びと育った。幼い頃は山遊びと川遊びが主流で、たまに田植えなどをして遊んでいた。
小学校の頃に同級生との揉め事がきっかけでイジメに遭う。地元の中学に上がると同じメンバーに会うため、逃げるように中高一貫校を受験して進んだ。
部活は小学校〜高校まで野球をやっていて、ポジションはショートだった。中学の大会で一塁送球時に大暴投してしまい、そのミスで試合に負けてイップスになった。高校進学後も顧問の先生の誘いで野球部に入るも、上手くいかず高校卒業と同時に辞めた。
大学は元々保健体育の先生を目指していて、地元の教員免許が取れるところに進学した。部活動の監督(OB)が経営者で、”外車を数台乗り回し海外旅行行きまくり”の生活に憧れ、親の反対を押し切り、公務員ではなく営業職に進む。
ホスト実績
2025年2月20日 アルバイトでホストデビュー
2025年3月 昼職を辞めレギュラー出勤に切り替える
2025年4月 初シャンパンコール達成
2025年4月 未経験入店2ヶ月で初ナンバー入り
今後の目標
ホストを始めて改めて考えたところ、やっぱりNo.1を獲りたい!
そして早瀬優さん、麗王さんに負けないKNIGHTの看板ホストになりたい!