どもども。
歌舞伎町でホストクラブを経営するNGG(NEW GENERATION GROUP=ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回は経営者の視点から、「人を雇う側」と「雇われる側」の気持ちについて書いてみます。
クソみたいな奴を1人雇うと、周囲の社員が何人も辞める
NGGの採用では「クソみたいな奴を雇わないこと」を大事にしています。
メチャクチャ当たり前の話なんですが、これは非常に重要です(笑)。
ホストクラブを長く経営していると、「育成コストの大きさ」というのは身に沁みて分かってきます。
求人をかけて人を雇うことにもコストはかかりますが、その後で人材を育成することのほうが、さらに大きなコストがかかる……ということです。
これは、他の分野の企業経営においても同じでしょう。
しかし僕も、経営者として経験が浅い時期は、そのことが分かっていませんでした。
「いろいろ問題はあるけど、見どころもあるな」という人を簡単に雇った結果、その人が原因で、周囲の社員が何人も辞めていく……というトラブルにも見舞われたこともありました。
その人は周囲に陰口ばかり言うタイプでしたが、そういうメンバーが1人いるだけで、会社全体に悪影響が出てしまったわけです。
そうした経験をしてから、僕は採用の入口を厳しく設定するようになりました。
経営者として経験を重ねる中で、「こういう人は雇ったら危険」というタイプも分かってきました。
良い会社や良いお店というのは、必ず採用基準がしっかりしていますし、アルバイトも含めて「きちんとした人」を採用しています。
会員制のパフェバー「Remake easy(リメイクイージー)」などはその好例です。
パティシエ兼CEOの林巨樹さんを見ていて、採用の部分が非常にしっかりしている点に僕は好感を持ちました。
会社や人との出会いは「縁」。縁のない人に雇われるのは本当に不幸
採用試験を受ける側の話も書いてみましょう。
僕はYouTubeライブなどで、学生さんから「就職活動が上手くいかない」といった悩みを聞くことも良くあります。
僕はそうやって悩んでいる人には「『自分を選ばなかった会社は見る目がねぇな』と思っておきなよ」と伝えます。
就活は「自分を落とすなんてなめんじゃねえぞ!」くらいの勢いですべきです。
出会いというのは「縁」です。
なので、縁を感じてくれる人に会うまで、ひたすら挑戦を繰り返しましょう。
というか、縁のない人に雇われてることほど地獄はありません。
なので、就活で何社落ちても落ち込むことはありません。
「まだ縁があると思ってくれる人に出会ってない」と思っておきましょう。
そのほうが幸せな気分でいられます。
縁のある人、物に囲まれると人は幸せになる
縁が大事なのは会社だけじゃありません。
僕みたいな店舗ビジネスをしている経営者にとっては、物件との出会いも縁です。
みなさんが自分で住んでいる物件との出会いも、やはり縁でしょう。
洋服との出会いも縁といえます。
縁のあるものに囲まれていると、仕事もうまくいくし、生活も楽しくなります。
僕はNGGのビジネスでもYouTubeの運営でも、縁のある人だけに囲まれているので、「この状態は最強だな」と常々思っています。
なので、縁のある人は本当に大切にしましょう。
その逆に、「この人とは縁がなかったな」と思う人にはこだわらず、自分から離れましょう。
それがお互いのためになります。
会社の面接でも、最初に選ばれてない時点で、向こうは「縁がないな」と思ってくれている証拠です。
なので自分はポジティブに「自分に縁がないと分かって落としてくれた優しい会社だったんだな。次の会社さんはきっと縁があるかな」って思ったほうがいいですね。
これが就活の秘訣です。
……と、こんなに書いておいて僕は就活をしたことはないんですが、雇う側としては、こんな心づもりで望んでくれると嬉しいです。
他の仕事の面接では落ちまくっている人でも、NGGには縁があるかもしれませんので、ぜひホストの仕事に興味がある人は挑戦してみてください!
今週のピックアップホスト
KNIGHT
伊織
静岡県袋井市生まれ 22歳
ホストを始めたきっかけ
大学進学と共に状況し、飲食店と塾講師でアルバイトをしていた。新宿で飲み会などをやる際にホストを見かけて、かっこいいなという反面ちょっと怖いなと思っていた。
そんなある日、実家に帰省した際に兄と話している時、ホストを3日間体験入店したことがあり、仕事が遅くて不合格になったという話を聞いた。
身近にホストを経験したことがあることに親近感が湧き、「俺ならもっとやれる」と思いKNIGHTの扉を叩く。
生い立ち
静岡県で2人兄弟の次男として生まれた。両親は幼い頃に離婚しているが、女手一つで兄弟を私大まで行かせてくれた力強い母親の元で育った。
家族のことは好きだったが、幼い頃から反抗期で、感謝を伝えるのが恥ずかしいと思っていた。
小学2年から地元のサッカークラブに通い、トレセンに選出。しかし極度の人見知りを発揮し、トレセンに通うのをやめて結局落選した。
中学はJリーグの”ジュビロ磐田”のジュニアユースに合格し、全く新しい環境で人見知り克服を試みる。最初は体が小さく試合に出れれなかったが徐々にレギュラーを勝ち取り活躍し、高校は推薦で地元の進学校に進学。高校時代はサッカーだけではなく勉強も頑張ろうと思い文武両道に励むも志望の大学どころか、受験した大学全て受からず浪人生活を決断。母親からは猛反対を受けたがMARCH未満の大学には行かないという謎のプライドを押し通し、1浪で見事志望校に合格するタフネスを魅せた。
ホスト実績
2023年6月 ホストデビュー
2023年6月 初シャンパンコール
2023年11月 初ナンバー入り
2024年3月 念願の幹部補佐昇格
2024年5月 初スーパーシャンパンコール達成