どもども。
歌舞伎町でホストクラブを経営するNGG(NEW GENERATION GROUP=ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回はリーダーや経営者に求められる資質について書いてみます。
役職は人を育てる。だが、誰もが育つわけではない
「経営者に求められる能力は何ですか?」「リーダーに求められる資質は何ですか?」といった質問を僕はよく受けます。
その一つの回答として、「役職や立場を与えられた人間は、その役職や立場にふさわしい人間になっていく」という答え方があります。
よく言われていることですが、人は「責任あるポジション」を任されると、それだけで能力が上がることがありますから。
ただ、「重要なポジションを与えれば誰でも成長できるのか?」というと、決してそうではありません。
たとえば、能力の足りない人が社長になったり店長になったりすると、壮大な悲劇が起こります。
現場は大混乱しますし、最悪の場合、会社やお店が潰れます。
僕も実はそうした失敗を経験していて、お店を3つ潰すレベルの赤字を出したことがあります。
後から振り返ると、その一番の原因は「リーダーの素質のない人間をリーダーにしてしまったこと」だと今では思っています。
では「リーダーの素質」とは何なのか。
僕がいちばん大事だと思うのは「人と向き合う力」です。
社員だったり部下だったり、自分が一緒に働いている人間と面と向き合って、コミュニケーションを取る能力ですね。
リーダーなら持っていて当たり前の能力だと思うかもしれませんが、これが足りないリーダーは結構多いです。
あとは「自分の嫌いなこと、苦手なことから逃げないこと」というのも、リーダーの大事な資質だと思います。
桑田龍征は経営者になって何が変わったか
桑田龍征という人間も、「経営者」という立場になって変わったこと、成長したことは沢山あります。
一つは「失敗を失敗のまま寝かせなくなった」ということです。
経営者になる前は、自分が失敗をしたり、お店の誰かが失敗をしたりしても、誰かがどこかでケツを拭いてくれました。
アルバイトの人がミスしたら社員さんが謝る……みたいな構図と一緒ですね。
一方で経営者は、社員やアルバイトの失敗から生まれた損失を、最後に受け止める立場の人間です。
『ジョジョの奇妙な冒険』で例えると、スタンドが受けたダメージをダイレクトに受けちゃう感じですね(笑)。
だから社員がやったことでも、アルバイトがやったことでも、現場の誰に責任があるわけでもない失敗でも、最終的には「すべてが経営者の責任」になります。
なので、現場の失敗の対処はきちんとするようになりましたし、改善策も今まで以上に考えるようになりました。
また、「失敗を未然に防ぐこと」に、より意識的になったのも変化の一つだと思います。
僕は部下に対して「お前、あれはやったか?」「これはやったか?」と事細かに確認することが多いです。
会社を維持し・成長させ続けるためには、日々こなさなければいけないタスクが沢山あるからです。
そうやって部下にチクチク声がけを続けるのは、「確認される前にやっとけよ!」「やったなら報告しろよ!」という意思表示でもありますし、「お前なら言われないでもできるだろ!」という期待の表れでもあります
「すべてが経営者の責任」だけじゃ綺麗事。時には「人のせい」にすることも大事
なお、「すべてが経営者の責任」というのは、「経営者がすべての責任を背負い込むこと」とイコールではありません。
ときには「この失敗はお前のせいだぞ!」と部下に伝えること、“人のせいにすること”も必要です。
このあたりは非常にさじ加減が難しいです。
その切り分けが上手くできている人こそが、僕はマネジメントの技術がある人だと思いますし、超一流の経営者だと思います。
個人でやっている会社を除けば、会社というのは経営者1人のものではありません。
みんなが自分に与えられた仕事を頑張って、みんなで売上を立てていくのが会社です。
なので、「すべてが経営者の責任」で終わっちゃう人は、綺麗事を言っているだけなんですよね。
ただ、世の中で「パワハラ」が社会問題化するようになってから、部下の責任を追求することや、部下を叱ることは簡単ではなくなりました。
部下に自分の責任を自覚させ、より高いレベルの仕事を要求するには、やはり「人と向き合う力=コミュニケーション能力」が大切なんですよね。
今週のピックアップホスト
MAJESTY-本店-
来
埼玉県生まれ 23歳
ホストを始めたきっかけ
大学生の頃、コンビニと寿司屋でバイトしていたが、高校時代の友人がMAJESTYで働いており、”結構売れてる”という話を聞き一度飲みに行った。
想像よりもホストクラブは楽しそうで、最近退屈さを感じていたこともあり、友人の「en 副支配人」の後を追いMAJESTYの門を叩く!
生い立ち
埼玉県で放任主義の父親と、堅実・誠実な母親の元で3兄弟の長男として生まれ育つ。幼い子から親は過保護で、長男という期待と責任感も相まって窮屈な毎日を過ごしていた。中学に上がりバスケ部入部すると、初めて熱中できることに出会い、中学高校と部活動に青春の全てをつぎ込んでいた。大学進学後はエンジニアとして将来活躍するために勉強していたが、変わらない毎日に飽き飽きしていた。
ホスト実績
2023年8月 ホストデビュー
2023年11月 初シャンパン&初ナンバー入り
2024年3月 幹部補佐昇格
今後の目標
副主任昇格!
売上1,000万Player!
年間でenと大差で勝つ!!!