華やかな世界に見えるホスト業界ですが、接客業ということもあり、やはりストレスを感じるシーンは少なくありません。しかし、ホストに限らず、どのような仕事であっても何かしらのストレスは感じるものです。
本記事では、ホストが抱えるストレスのよくある原因と、ストレスとの上手な付き合い方を紹介します。
ホストとして働くことにストレスを抱えている人や、辞めるか悩んでいる人は、ぜひチェックしてみてください。上手に対処すればストレスを軽減できるかもしれません。
ホストによくあるストレス原因&ストレスとの上手な付き合い方
それでは早速、ストレス原因とストレスとの付き合い方や対処法をみていきましょう。
【ホストによくあるストレス原因】
・思うように売上が上がらない
・毎日のヘアセット代を負担に感じている
・他ホストとの人間関係のトラブルを抱えている
・痛客の接客がきつい
・夜型の生活やお酒で体調が悪い
・罰金に負担を感じている
・寮での他人との生活がしんどい
・仕事の悩みを相談する相手がいない
これからホストになろうか考えている人も参考になるはずです。
思うように売上が上がらない
ホストになる人の多くは、大金を稼ぐことを夢見て業界入りします。しかし、実際には指名をもらえず、まとまった売上を作れないという人は少なくありません。
ホストの世界は売上がすべて。毎月、売上ランキングが発表され、ナンバーが決まります。売れないホストは収入が少ないだけでなく、雑用やヘルプばかりで精神的・肉体的負担を感じがちです。
ホストとして売れないことに悩んでいる場合は、まずは売れている先輩の真似をするところから始めましょう。身なりやトークテクニックを徹底的に真似ることで、”売れるためのコツ”が身に付きます。また、最初から本指名を狙うのではなく、送り指名やヘルプ指名の獲得など、少し低いハードルから目指すと、プレッシャーと向き合いやすくなるでしょう。
毎日のヘアセット代を負担に感じている
ホストのヘアセット代は基本的に自腹です。1回が1000〜1500円が相場なので、1ヶ月に数万円かかります。まとまった売上がない新人ホストや売れないホストであれば、負担に感じることもあるようです。
スジ盛りヘアのような凝ったデザインであれば、プロにセットしてもらわなければなりませんが、最近はナチュラルなヘアスタイルのホストも人気があります。自分でヘアセットができるように練習して、セットサロンに行く回数を減らせれば、金銭的な負担も軽減できるでしょう。
他ホストとの人間関係のトラブルを抱えている
実は、ホストクラブはチームプレーが重要な世界です。売れないホストにも、ヘルプに付いて席を盛り上げたり、担当ホストが来るまでの場を繋いだりする大切な仕事があります。そのなかで、人間関係のトラブルがあると、どうしてもストレスになってしまいます。
良好な人間関係を築くためには、「自分の感情を素直に伝える」「不安や疑問は先輩ホストに相談する」「相手の喜ぶことを考える」など、基本的なところから始めましょう。あまりにも人間関係が悪化して、改善しようのない状態になったらお店の移籍も一手です。
痛客の接客がきつい
ホストは、どのようなお客様であっても、丁寧に接客しなければなりません。なかには、無理やりお酒を飲ませようとしたり、暴言でストレス発散をしたりといった、「痛客」も存在します。
痛客の接客がストレスになっている場合は、まずは自分が会話の主導権を握って会話をリードする意識を持ちましょう。ストーカーや暴力がある場合には、まずはお店側に相談してください。酷い場合には、出禁にしてもらえることもあります。
夜型の生活やお酒で体調が悪い
ホストとして働くと、夜型の生活、かつお酒を大量に飲むことから、体調不良に陥りがちです。
生活サイクルや飲酒がストレスだという場合は、勤務時間外の生活習慣・食生活を整えることが重要です。乱れた生活になればなるほど、心身への負担が大きくなります。就寝前のスマホや食事を控え、質の良い睡眠をとりましょう。バランスの取れた食事や、ジム・ランニングといった運動も健康を保つのに効果的です。
罰金に負担を感じている
ホストクラブでの罰金制度は、基本的に「遅刻」「欠勤」「爆弾行為」などに対して設定されています。そのため、罰金の支払いに対してストレスを感じる人もいるようです。
しかし、基本的には社会人として当たり前のことができれば、ほとんど罰金は発生しません。まずは、お店にきちんと出勤し、ルールを守って働くことが大切です。
なお、「常識の範囲を超える高額な罰金」「合意なしに一方的に押し付けられた罰金」などは、公序良俗に反するものであり、個人事業主であっても払う義務はありません。警察や弁護士に相談しましょう。
寮での他人との生活がしんどい
ホストクラブでは、ホスト向けに寮を用意しているところも多くあります。しかし、一般的にホストの寮は、同僚や先輩ホストと相部屋なのでストレスを感じる人は少なくありません。
相部屋生活で人の目が気になるという場合は、「自宅から通えるお店に入店する」「○ヶ月後に寮を出ることを目標にして入寮する」といった対策が有効です。いつまでに寮を出るかを決めると、ホストとしての売上作りのモチベーションにもなるでしょう。
仕事の悩みを相談する相手がいない
お客様の愚痴を聞いたり相談に乗ったりすることは多くても、自分の愚痴や相談を話す相手がいないということも多いようです。
人は不安や不満を誰かに話すだけで、ストレス発散になります。愚痴程度であれば、同僚のホストやホストの仕事を理解してくれる友人に、ホストとしての悩みなら先輩ホストやお店の責任者に思い切って相談してみましょう。ホストクラブ側も、大切なプレイヤーの真剣な相談には真摯に向き合ってくれるはずです。
働く環境でストレス度は大きく違う!働くお店選びのコツは?
ホストであっても、一般的な会社勤めであっても、働く環境が違えばストレス度は大きく変わります。つまり、働くお店選びが重要なのです。
過剰なストレスを感じずにホストをするには、下記の2点について確認しておくことが重要です。
・ホストになる目的を明確にする
・体験入店でお店の雰囲気をチェックする
これからホストになりたい人やお店を移りたいと考えているホストの人は、参考にしてください。
ホストになる目的を明確にする
ホスト業界は簡単に稼げる世界ではないので、明確な目標を持たずに飛び込んでも、売れずに苦しい下積み時代を長く続けることになりかねません。
まずは、「○ヶ月以内に100万円稼ぐ」「○○までに高級車/時計を買う」「自分のお店を持つ」「No.1ホストになる」など大きな目標を立てましょう。大きな目標が明確になれば、その目標を達成するために何が必要なのかを逆算できるようになります。
体験入店でお店の雰囲気をチェックする
一般的に、ホストクラブでは体験入店(体入)という、お試し入店があります。実際に働いてみて、お店の雰囲気を確認することができるのです。体験入店できる時間はお店によって異なりますが、2~3時間、長くて5時間程度働かせてもらえます。
もちろん、体験入店で働いた時間も報酬が受け取れます。なかには、「入店してから体験入店で働いた分の給料を払う」としているホストクラブもありますが、言い換えれば「入店しないと働いた分の給料を払わない」といっているようなものです。通常は、体験入店後すぐに受け取れるものなので、何かと理由を付けて支払いを遅らせるお店は避けたほうがよいでしょう。
そのほか、お店の立地や歩合率、ヘアセットの割引、寮の有無、お店の評判などもチェックポイントです。
まとめ
今回は、ホストが感じがちなストレスとストレスを軽減させる対策・対処法について解説しました。どのような仕事でも、多少のストレスは感じるものです。今回紹介した内容を参考に、ストレスとうまく付き合っていきましょう。
また、ホストが感じるストレスは個人的な感覚もありますが、環境的な要因も大きく関係しています。働くホストクラブを変えれば、ストレスを大きく軽減させられるかもしれません。
「どのお店に入店しようか迷っている」「今の職場がストレスフルで辞めたい」という人は、ぜひNew Generation Groupの体験入店に来てください!
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