ホストも経営者も一流を目指すなら「売上」と「個性」の両方を伸ばし続けることが大切だ

どもども、こんばんは。

歌舞伎町でホストクラブを経営するNGG（NEW GENERATION GROUP＝ニュージェネレーショングループ）オーナーの桑田龍征です。

今回は、ホストも経営者も一流を目指すなら「売上」と「個性」の両方を伸ばし続けるべき……という話について書いてみます。

売上はマニュアル化された努力で手っ取り早く上がる

「個性を伸ばすこと」と「売上を伸ばすこと」というのは、領域がかなり違います。

たとえば僕はバイオリンのレッスンを受けていますが、バイオリンが上手くなることで自分のブランディングはできても、会社の売上は上がりません。

この例に限らず、個性を伸ばすことは売上に直結しない場合が多いです。

一方で、売上を伸ばすためには、その業界でマニュアル化された努力を続けることが有効です。

たとえばホストの場合は、お客さんと毎日会って、アフターに行って、何人にLINEして、何人に電話して……という感じですね。

もちろん一人ひとりのお客様に真剣に向き合えていたらという前提ですが、自分の個性とかは度外視して、お客さんに直接つながる努力だけに集中したほうが、売上は手っ取り早く上がるわけです。

個性のない人は途中で伸び悩む

マニュアル化された努力を続ければ売上は上がる……と書きましたが、その方法だと伸び悩む時期が出てきます。

たとえばホストの場合、そうしたマニュアルの実践で達成できる月収は50万円～150万円くらいが限度かもしれません。

なぜかというと、マニュアルだけの人間には、お客様も飽きてくるからです。

お客様に飽きられないため、さらに上を目指すためには、その人ならではの個性を身に付けなければいけません。

NGGのホストを見ていても、売上が高いのは「他に類を見ない1人」になれたホストだけです。

これが、僕が一流を目指すなら「売上」と「個性」の両方を伸ばし続けるべきだと考える理由です。

そして個性を伸ばしつつ売上も伸ばすというのは、かなりハードルが高いことです。

だからこそ、そのハードル高めの案件にどこまで真剣に取り組めるかで、その人の将来性が決まってきます。

そのハードルを超えるために必要なのは、やはり時間をどう使うかです。

売上＝縦軸、個性＝横軸で人を見てみよう

ここまでの話は、売上を縦軸、個性を横軸で表したチャートで考えてみると分かりやすいと思います。

その人の縦幅にあたるのが売上です。

いわゆる数字としての実績ですね。

一方で横軸にあたる個性というのは、人間としての幅であり、人間としての魅力です。

僕は、この縦幅が大きいだけの経営者やビジネスパーソンは特に尊敬はしていません。

お金を稼いでいる「だけ」の人って、やっぱり魅力的に見えないんですよね。

これは僕以外の人も同じように感じる話だと思います。

そして、お金のためだけに仕事をしている人は、実際に仕事が長続きしません。

なので売上を本当に高いレベルまで上げて、その仕事を長く続けていくには、やはり個性を伸ばすことが大事なわけです

挑戦を続けることも大切

なお、一つの尖った個性を作って、一定の売上を上げられたからといって、そこが人生のゴールではありません。

流行の移り変わりが激しい今の世の中では、売り上げを上げられたとしても、来年には忘れられてしまう人がほとんどだからです。

なので記録を作るだけでなく、記憶に残る人間にならないといけません。

そのためには一定の成功を遂げたあとも、色々なチャレンジを継続していく必要があります。

僕の場合も、「ホストクラブなどの経営者として成功して、今は年商○億円あります」と誇ってるだけじゃ、何も面白くない人間ですよね。

そして僕自身、ただ売上を上げているだけの社長像を世の中の人達に見せたくないと思っています。

格闘技をやってみたり、髪の毛を赤くしてみたり、バイオリンを弾いてみたりと、色んなチャレンジを続けているのは、新しい社長像を作りたいから。

だからこそ色んなチャレンジを続けています。

新しい挑戦ばかりしているので、上手くいかないことも多いです。

でも、全てを完璧にこなすことが大事だとも思っていません。

格闘技の大会で負けたときに、「桑田ダッセーな」と思った人もいるでしょう。

でも挑戦を続ける人は人の記憶に残るし、その姿を魅力的に感じてくれる人も一定数います。

そして挑戦を続けた人だけが、自分がまだ見たことのない景色を見ることができると僕は思っています。