どもども。
歌舞伎町でホストクラブを運営するNGG(NEW GENERATION GROUP=ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回のコラムでは、子ども食堂への寄付をきっかけに考えるようになった、社会貢献の財団を作る構想について書いてみます。
子ども食堂への訪問で、社会貢献への思いが強まった
僕は前回のコラムにも書いた通り、自分のYou Tubeチャンネルの収益のすべてを「長後こども食堂」に寄付しています。
そのYou Tubeでは実際に寄付を手渡しつつ、子ども食堂の配膳や片付けを手伝いに行ったこともありました。
上の動画を見てもらえれば分かると思いますが、子ども食堂を運営するNPO法人「ことりのおうち」代表の高見広海さんは本当に良い方なんです。
手伝いに行った日も、食材は地域の農家の寄付ですべて賄われていて、地元に根ざして活動されていることに感銘を受けました。
僕のYouTubeチャンネルの収益を全額寄付させて頂いてる子ども食堂運営会社さんの取り組みがYahoo!ニュース載りました!!すごい✨ https://t.co/Q1n7P1zpsd
— 桑田龍征®︎夜の街代表 (@ryu_pi_110) August 14, 2022
僕は子ども食堂のある藤沢市には全く縁のない人間でしたが、高見さんと出会えたことが、まず物凄く良かったなと思っています。
なお現地を訪れた際は、藤沢市の市議会議員の栗原さんもわざわざ僕に会いに来てくれました。
『令和の虎』を見ているとも仰っていて、寄付についてのお礼も言っていただきました。
こうした交流もしたことで、「ホストクラブのオーナーという職業の自分も、社会貢献でできる活動があるなら、どんどんやっていくべきだな」と感じた体験でした。
子ども食堂への寄付は今後も続けていきますし、僕自身も定期的に子ども食堂に訪れたいと思っています。
自分の名前で支援が集まるなら、僕にはもっと大きなことをする「責任」がある
また僕自身が将来的には財団のような組織を作り、寄付活動を継続的かつ組織的に行っていきたいという思いも生まれました。
そう考えるようになったきっかけは、最初に寄付を行う予定だった子ども食堂との話が、以前の騒動の影響で流れてしまったことでした。
そのときに、「協力してくれる団体が見つからなかったら、自分自身が支援を行う仕組みを作ってもいいんじゃないかな」と考えるようになったわけです。
そして、実際に子ども食堂の手伝いに行ったことで、その活動に刺激を受けて、「自分自身でも、もっと大きな規模で支援をしてみたいな」という気持ちが湧いてきました。
また、「僕の名前で支援が集まるなら、もっともっと大きなことをしていくべきだし、その責任も自分にはある」と今は感じています。
考えてみれば、僕はこれまで社会貢献的なチャリティー活動をしたことがありませんでした。
でも、ホストクラブの社長という特性を活かせば、「シャンパンを1本入れるたびに100円が財団を通して寄付されます」なんて仕組みも実現できる……。
そうしたアイデアも湧いてくるようになりました。
社会貢献をしたくても、その活動に繋がれない人も多い
先日の5.5億円詐欺ババアが捕まり、被害者が一家心中した件。昨日Z李さんから詐欺師の全てのお酒を買い取らせて頂きました。世間にも業界にも多大な迷惑をかけたグループトップとして、社会貢献を模索していたこともあり、詐欺被害に遭われた遺族の方の少しでも足しになればと思います。 pic.twitter.com/8bBvQDpxhs
— 桑田龍征®︎夜の街代表 (@ryu_pi_110) June 21, 2022
なお先日に一つ、自分なりの社会貢献といえることも行いました。
それが、上のツイートでも触れたZ李さんを通じたお酒の買い取りです。
買い取った相手は、ゲーム開発会社の社長を名乗って被害者2名から5.5億円騙し取り、その全てをホストに注ぎ込んだ女性です。
そのうち3億円の被害者は、昨年8月末日に一家心中をしてしまいました。
まだ若い家族だったそうで、残された遺族は90歳のおばあちゃんのみだそうです。
僕はホスト業界のイメージを悪くするような行動を過去に起こしました。
なので、業界のイメージを良くする社会貢献活動は積極的に行いたいと思っています。
そして、「詐欺師がホストクラブでお金を使っていた」という話を聞いたとき、業界の一人として、被害者ご遺族の方の役に立つことをしたいと思いました。
なお、僕がこうした行動を起こしてみると、「私もなにか役に立ちたい」と、社会貢献の意味も込めてお酒を入れてくださるお客様もいました。
そこで気づいたのは、「社会貢献活動をしたい」という気持ちは持っているけど、そういう機会につながれていないだけの人は多いのではないか?ということでした。
町中の募金活動を見ても寄付したいと思わない人でも、身近の知っている人がそういう機会を提供してくれれば、「じゃあ寄付するよ」という人は意外と多いんだと思います。
「それならば、自分が周囲の人達と社会貢献活動をつなげるハブになろう」
僕は今、そう思って自分なりの社会貢献を日々模索しています。