どもども。歌舞伎町でホストクラブを運営するNGG(NEW GENERATION GROUP=ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回は、先日の騒動でメディア出演を控えていた時期、経営者としての実力アップを決意した話について書いてみます。
「実地で学ぶ」以外の勉強の時間を作る
僕はメディアへの出演を控えていた時期、そのぶん「経営者としての自分に何が必要なのか」を振り返る時間を作れました。
そして、「勉強が必要なことは沢山あるな」と感じました。
たとえば僕は、事業のBS(貸借対照表)とPL(損益計算書)はそれなりに読める自信がありますが、そのほかの収支報告書には読むのが苦手なものもあります。
そのため営業から上がってくる数字のチェックなどは人に任せている部分もありましたが、「このままじゃダメだな」と考えるようになりました。
ゼロから作った会社をIPOするとか、自分でバイアウトするとか、経営者として新たなチャレンジをいざ行うことになったとき、必要となる知識を今から身につけておきたいと思っています。
そのためには、今の自分の事業がどのような仕組み・座組でできているのかを、より精密に把握することも必要です。
そして投資をする場合の基本的なセオリーや常識も、より深く身につけたいです。
そうしたビジネス上の「セオリー」や「常識」と呼ばれるものは、実際に行動しながら徐々に身につけることもできますが、自分で勉強しようとしないとその速度は早まりません。
僕は机に向かって本を読むのは苦手なタイプですが、ただ実地で学ぶ以外の勉強法をもっと取り入れていこうと模索中です。
本業と関係の薄い分野でも、勉強したことは将来生きてくる
そして僕は、やはりホストクラブ経営が核にある経営者です。
そのため店舗型のビジネスについては、数字も読めるし、それなりのノウハウを持っている自負があります。
ただ、アプリを作るとか、クラウドファンディングを活用するとか、今の時代に必要な仕組みを利用しようとすると、まだまだ分からないことが多いです。
たとえばスマホアプリを作るにしても、「サイトから作ってスモールスタート」といった手法があるのは知っていても、「どんなアプリだと幾らでできるのか」などはまだ分からないのが現状です。
実際に、今年の前半にNGGでアプリ制作を行い、そのプロジェクトが頓挫したときには、自分の知識の不足を痛感しました。
開発費用が相場よりも安いと、やっぱり普通にできることができなくなります。
Appleのアプリストアへの登録が上手くできなかったりと、想定外のトラブルもありました。
未知の分野のビジネスに取り組むと、「え、アプリ作るのってこんなにお金かかるの?もっと安くできるでしょ」みたいに人は思いがちです。
でも、やっぱりお金がかかるところにはお金がかかるものです。
予算だけ削って同じクオリティのものを作ろう……なんてウマい話は頓挫するに決まっています。
そうしたトラブルを避けるには、やはりその分野の常識を把握しておくことが大切です。
特に僕は『令和の虎』の虎です。
出資を決める立場の経営者として、実地で身につける知識をより大きくしていく責任があると思います。
そしてアプリの分野でも何でも、勉強したことは今後のビジネスにどこかで生きてくるので、日々勉強を重ねていきたいと思っています。