どうも~( ^_^)/歌舞伎町でホストクラブを運営するNEW GENERATION GROUP(ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回の記事では、仕事で上を目指す人間が「人に仕事を任せること」の大切さや難しさについて、僕なりの考えを書いてみます。
「自分以外の人にもできること」はどんどん任すべき
いま僕は、「自分以外の人でもこなせること」は可能な限り人に任せて、「自分にしかできないこと」を突き詰めることを大事にしています。
2年ほど前から秘書を入れたのもそのためです。
秘書が付いてから本当に楽になったのは、スケジューリングを含めて、僕が細かい作業をする必要がなくなったことです。
どんな仕事をするときでも必要になるのが「細かな調整」や「確認」です。
それは、手掛ける仕事のスケールがどれだけ大きくなっても変わりません。
前後の予定や場所を確認して、1日1日のスケジュールを決めることも必要だし、人と会うときは店の予約も必要です。
僕のように企業・グループの顔として自分で情報発信もする立場になると、目を通さなければいけない書類や映像も多くなります。
そういった細かな確認や調整は、多くの部分は秘書が代わりに担当してくれているので助かってます。
頼れる秘書には「気遣い」も任せられる
頼れる秘書は、スケジュールを上手に組んでくれるだけでなく、「○○さんとこの街で会うなら、ここのご飯屋さんを予約しましょうか?」といったことも自然と気を回してくれます。
そうした気遣いは、僕にもありがたいことだし、僕が会う相手にもありがたいことです。
気遣いができる人が身の回りにいると、その部分で僕の負担が減るので、空いた自分のリソースを別の仕事に回すこともできます。
経営者は「大局に関わる決断」に集中すべき
「自分がしなくていいことはしないですむ仕組み」を作り、「自分しかできないこと」に特化できた人は、どんどん上を目指せます。
僕は”大ざっぱ”に生きていきたい人間だし、そもそも経営者は大局に関わる決断をすることが仕事です。
大きな部分での決断を全力で行うためにも、微調整や進捗管理はどんどん人に任せていくべきだと思います。
僕は総務、経理、財務関係の仕事にはほとんど口を出さなくなりましたし(財務は色々チェックしますが)、その分野では自分の手を空けられる状況を作ってきました。
自分が今できること、そしてすべきことは、グループのビジョン策定や情報発信です。
こうしたコラムを発表することや、YouTubeやSNSでの情報発信を主導的に行うことが、僕がいまオーナーとして取り組むべき仕事だと思っています。
「自分にしかできない仕事」こそ疲れるワケ
「自分だけができること」に集中していると仕事量が減るかというと、決してそうではありません。
大局に関わる決断を続けている経営者には、他の社員には見えないビジョンが見えています。
そして、最初はぼんやりとしか見えていないビジョンを形にしていくことが大事な仕事になります。
そして経営者としての実力がついてきて、「自分だけが見えること」が増えてくると、仕事の量はみるみる増えていくし、どんどん頭が疲れていく。
なぜかというと、「自分にしかできないこと」は、「これまでの経験を生かしたうえで取り組む新しいこと」ばかりだから。
だから、「1時間やったら終わり」とか「この時間だけやっとけばいい」という仕事ではありません。
四六時中考え続けて、やっと糸口が見えてくることばかりです。
新規店舗の内装もそうだし、グループのビジョン策定もそうだし、SNSでの新しい取り組みも、自分自身やグループのブランディングも終わりの見えない仕事です。
そうやって新しい仕事ばかりをしていると、とにかく頭が疲れる、僕はリフレッシュの時間も大事にしているし、その時間の「質」も大事にしています(この話はまた今度書きます)。
任せた仕事で80点を出してくれた部下には感謝を
僕も若い頃は人に任せることが苦手でしたが、今は思い切って自分の仕事を手放せるようになりました。
人に仕事を任せるうえでは、「自分のこだわりを捨てろ」とは言いませんが、やはり頑固にならずに「割り切り」を覚えることが大切です。
人は自分がやって90点しか取れないものでも、人に任せて80点だと途端に怒り出したりするからです。
でも、90点と80点なら大きな差はありません。
もちろん仕事のクオリティは重視すべきですが、「人に任せても80点のものができて、それで自分が楽ができるなら全然OKだな」と思ったほうがいい場面は多いです。
自分が90点を取れるからって、80点を出した部下を必要以上に詰める経営者は、僕はダメな経営者だと思います。
「この人が任せた仕事で80点を出してくれているおかげで、自分は別の部分に集中できてるんだな」と感謝すべきです。
そのように経営者が部下に感謝をしながら、多くの仕事を任せられるようになれば、企業全体も個々の社員も一緒に成長していくことができるはずです。