みなさんこんばんわ。
歌舞伎町でホストクラブを展開するNEW GENERATION GROUP(ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回のブログでは、人生において「沈む時期」や「枯れる時期」があることの意味と、そこから再起して飛躍を遂げるために何が必要なのか……について書いてみます。
ホストになる前の学生時代は「暗黒期」だった
全身フルに使った精一杯のJUMPした後の着地はとても深くなる。その負荷をしっかりと次のJUMPに繋げる動作。これはいい気づき。仕事でも背伸びした後の反動は必ず来る。その次で上手くいくかいかないかは、その負荷を嫌がるか次に繋げる糧とするか。ドヤ顔はぶん殴ってOK🧏🏻♂️ pic.twitter.com/ozCHuEiYQK
— 夜の街代表 桑田龍征®︎ (@ryu_pi_110) January 29, 2021
人生で深く沈んだ時期がある人は、そのぶんだけ大きく飛ぶことができます。
前回の記事でも少し触れましたが、僕自身の人生も、ホストになる前の学生時代は本当に暗黒期でした。
お金がなくて買いたいものを買えないし、やりたいことできない。
中学と高校は往復3時間をかけて通学もしていたので、自由な時間もありませんでした。
その頃は背も低かったので、通学中は満員電車に埋もれて、目の前のおっさんの背広のニオイを嗅ぎながら家と学校を往復していました。
「この人生、何が面白いの?」と思ってました。
まあしんどかったですし、戻りたくない時間です。
「職場は絶対に家の近くに」「満員電車には乗らない」「都会に住む」と自分に誓って生きてきたのも、あの中高時代があったからだと思います。
ムダな時間があったから「やりたいこと」を見つけられた
そうした経験から、高校卒業後に進学した大学はチャリで通える場所にしたましたが、スロットで借金背負ったり、友達と遊んでばかりで単位を落としまくったりと、暗黒期は続きました。
何の充実感もなかったし、やりたいこともなかった。
ただただ時間を無駄にしていたた時期でした。
「あの2年間で何かに打ち込んでいれば、もうちょっと人生が変わったかな」とも考えます。
でも、そこに後悔はないんですよ。
あのムダでしかなかった時間は人生のバネになっているし、仮にあの期間がなかったら、僕は「自分のやりたいこと」を見つけられなかったと思います。
あの時期に見ていたテレビも、映画も、友達としていたムダ話も、今の自分の人生に生きていると感じます。
そして、ぐうたらしている自分をとことん嫌いになる時間があったからこそ、今も燃え続けて生きることができている。
そうやって振り返ると、人生は「全部なるようになっている」と思いますね。
仕事で成功しても「枯れる」時期は来る
ホスト現役時、未成年の自分の全てをぶつけて咲いて枯れた。経営者になり店を形にしてホスト時代の全てをぶつけて3年くらいで枯れた。その後20代後半から100億の目標を掲げ、咲いては枯れを繰り返してる。雨が降ったり、湧き水が出るよう何年も井戸を掘らなければ出てこないものこそ大切にしたい。
— 夜の街代表 桑田龍征®︎ (@ryu_pi_110) March 26, 2021
ホストとして成功して、現役を終えて社長になったときは、自分が真っ白になって枯れてしまった感覚がありました。
それは、10代の頃に不自由を感じて生きてきた自分が、ホストになって本当に楽しい日々を送った反動だったと思います。
毎日20時間くらい起きていて、店のみんなと過ごす部活みたいな時間が楽しくて、それが直接お金になる面白さまで味わって。
すごい青春を感じて生きていたんですよね。
プロスポーツ選手の現役時代に近い濃密な時間だったと思います。
よくオリンピックに出るアスリートが、大会終了後の1年くらいは充電に当てていたりしますが、それと同じ時間が必要だったのかな、と思います。
あと最近だと32歳の頃にも枯れた時期がありました。
それまでの自分の集大成として、初めての本を書いたことが原因だったと思います。
それまではLINEとかのコミュニケーションツールを使って、いろいろな人に長文を送るのが得意でしたが、本を書いてからはそれもできなくなりました。
インプットが足りないと人は枯れる
僕はそうやって「枯れる」体験を繰り返してきました。
なぜ人は枯れてしまうのかというと、何かに全力に取り組んで成果を出し続けているときには、アウトプットばかりでインプットが足りていないケースが多いからだと思います。
最近はそうやって枯れる時間をなくすために、興味のあることをインプットする自分の時間を大切にしています。
やっぱり本読んだり、映画見たりして、新しい価値観に触れる時間はメチャクチャ大事なんですよね。
もちろん新しい価値観に出会うためには、人に会って話すことも大事です。
ただ、闇雲に人に会うだけじゃ何の意味もありません。
自分がいま何をしたくて、何が自分に必要なのかをじっくり考えてこそ、「いまの自分に必要な人」に出会うことができます。
僕は人と話しているなかで物事の解決案が浮かぶことも多いタイプですが、そうやって自分で考え続けることで、自分に必要な人と自然と出会うことができて、物事を解決してこれた気がします。
付き合う相手を変えれば生き方も変わり、年収も変わる
僕はホストクラブの経営者になった3年後くらいにも「枯れる」時期がありましたが、当時は同業者の付き合いに飽きていた時期でした。
ホスト業界には数百万円の小銭を稼いだだけで満足しちゃて、「あとは引退だ」みたいに言ってる人も結構いるんです。
僕は彼らの話を聞いていて「夢がない人たちだな」と感じていましたし、「自分はもっと上へと駆け上がる生き方をしたいし、それができる環境にいるのにやらない人生はもったいないな」と感じていました。
それからは同業者と関わるのを一切やめて、もっとハングリーに生きている人と付き合うようにしてきました。
「付き合う人を変えれば生き方が変わる」とはよく言いますし、「自分がよくメシを食う友達の平均年収=自分の年収」という話も真実味があると思います。
付き合う相手によってインプットできる情報も変わってくるし、より広い世界で生きている人たちと付き合えば、新しい情報がどんどん回ってくるからです。
たとえば今の僕は、『令和の虎』に出演したり、You TubeやSNSで活躍している人たちと話したりすることで、ホスト業界の外の様々な情報を手に入れられています。
自分が枯れていると感じている人、人生が沈んでいる時期だと実感している人は、そうやって付き合う相手を見直すのも再起のための有効な手段だと思いますね。