ホストが店から高待遇に扱われるためには？歌舞伎町の知恵を紹介

歌舞伎町で働くホストは高待遇で働けている人もいれば、そうでないホストもいます。一口にホストといっても多種多様。ホストがお店から高待遇で扱われる場合は、どのような条件が必要になるのでしょう。歌舞伎町で生きるホストの知恵を具体的に紹介します。

ホスト待遇リスト

ホストクラブで働こうと考えている人からすれば、「高待遇を受けられるのはどんなホスト？」という疑問を持つのは当然。結論からいえば、レギュラーで働くホスト高待遇を享受できます。

例えばホストの求人広告をチェックしていると、寮費無料というものが存在。これは基本的にレギュラーホストを対象としたサービスです。地方から歌舞伎町へ上京するホストも珍しくありません。彼らは「住む場所はどうしよう？」という切実な問題を抱えています。もし勤務先のホストクラブが住居を用意してくれるのなら、こんな嬉しいことはないでしょう。

ホストクラブ側からすれば、寮の管理費や維持費は結構な負担となります。レギュラーでがっつり働いてお店の売上に貢献してくれるホストと、週に数回しか入れない実家暮らしのアルバイトホストでは、どちらに寮で住んでほしいかは言わずもがな。ホストで高待遇を受けられるのは、稼げる可能性が高いレギュラーホストのみと考えて間違いないでしょう。

レギュラーとアルバイトってどれくらい違うの？

ホストはレギュラーとアルバイトでは、かなり扱いが変わります。お店としては貢献度が高いホストに、たくさんのお金を還元したいと考えています。高待遇ホストの給料は歩合制。レギュラーとアルバイトでは、バック率が変わります。レギュラーはバック率が50%前後に対し、アルバイトでは30%前後。つまりかなり所得額が変化するのです。

がっつり働いた方が業界のルールをいち早く覚えられますし、何かとお得。週に数回しか入らないアルバイトのホストでは、習得できないことが山ほどあるのは間違いありません。ホストの世界で最終的に問われるのは覚悟の有無。中途半端な気持ちで飛び込んでも、あまり身につくものはないですし、お金だって稼ぎづらいでしょう。

ホストに引き抜きはある？

アメリカの企業であれば、有能な人材は度々ヘッドハンティングされます。しかしホストの世界では、どれだけ優秀なホストがいようと引き抜きが起こることはほとんどありません。ホストの経営者は仁義を重んじます。もし業界のタブーを犯せば、村八分となりますし、ノーダメージでは過ごせないでしょう。

歌舞伎町には200店舗を超えるホストクラブがあります。同じビルに入っているホストクラブも珍しくありません。ひしめき合っている中で、いがみ合うような行為を慎むべきという不文律ができたと予測できます。

『夜王』などの、ホスト業界を題材にした作品では、引き抜きに関する話がゼロではありません。しかしこれはあくまでフィクション。話を盛り上げるために盛り込まれたものとして捉えましょう。

ホストが移籍する理由とは

ホストが移籍する理由は様々です。よくあるのは、地方のホストクラブでかなりの売上を上げられようになった為、満を持して歌舞伎町のお店へ移籍するというパターン。地方のホストクラブで稼げる金額は限られています。やはり歌舞伎町でトップを取れたら、ホストとしての知名度も変わりますし、稼げる桁自体が変わることもあるでしょう。

ホスト界の帝王ローランドが2019年の4月に歌舞伎町へ出店した「the club」に在籍していた流聖さんの場合、勤めていたホストクラブを何らかの理由で解雇となり、グループダンディ系列の「CANDY」へと移籍しました。このように何らかの規約違反を犯したホストが、他のお店で働いて利益を上げられそうな場合は、移籍扱いとなることもあります。

ホストは稼げるかが全て。もし規約違反を犯したホストが全く戦力にならないのなら、どのホストクラブからもお呼びがかからないでしょう。

まとめ

レギュラーホストの方が高待遇を受けやすく、アルバイトホストでは中々、厳しいということをお伝えしました。