一気に注目を集める効果がある炎上商法。
炎上させてインパクトを残そうとするのは、何もユーチューバーだけではありません。
歌舞伎町のホストも例外ではありません。
中には「この炎上はどこまで演出なの!?」と思うようなリアルで際どいものもあります。
今回は歌舞伎町のホストがこれまでに起こした炎上騒ぎについて解説します。
そもそも、炎上商法って?
歌舞伎町のホストの炎上商法について説明する前に、「そもそも炎上商法ってどんなもの?」という人がいるかもしれません。
炎上商法とは、字の通り炎上騒ぎを起こしてそれをビジネスに上手く繋げるやり方のことを指します。
北海道の山越郡長万部町字長万部のゆるキャラである、まんべくんの炎上騒動を例に挙げましょう。
まんべくんはTwitterでプチ炎上を起こしては「すまんべえ」というお決まりのフレーズで謝罪をするというのがパターンでした。
そのやり方で順調にフォロワーを増やしていましたが、2011年の8月に太平洋戦争に関するツイートをした際に大騒動となったのです。
そのツイートへの抗議が殺到してTwitterを続けることが難しくなり、ついにはアカウント閉鎖。
炎上商法にはこういった失敗例がかなり存在します。
さじ加減を間違えたり、センシティブな話題に対してデリカシーのない言動をしてしまうと、ボヤ騒ぎから一転して業火に見舞われることとなります。
亀田を”顎パッカーン”できると豪語!神風永遠
「亀田興毅に買ったら1,000万円」というAbemaTVの企画は大きな話題を集めました。
元世界王者の亀田さんに果敢にも戦いを挑んだホストがいたのです。
彼の名は神風永遠(かみかぜとわ)。
名前からしていかにもホストという感じがしますね。
神風さんは「女には愛を!亀田興毅には鉄拳制裁を!」という扇情的なフレーズで注目を集めました。
北斗の拳のようなテイストがプンプン漂う言葉のつむぎ方に、ただならぬワードセンスを感じた人も多かったでしょう。
亀田さんといえば知らない人がいないほどのビッグネーム。
神風さんは、亀田さんと対戦することで自分の名前を世に広められると考えました。
「1ラウンドで終わり」という神風さんの予言は的中します。
神風永遠KOという形で…。
威勢が良かった神風さんですが、やはりボクシングで亀田さんに敵うはずがなく、完膚なきまでに叩きのめされたのでした。
後輩ホストを連れてきていたこともあり、神風さんの面目は丸潰れ。
かつては「浪速の狂犬」と呼ばれ、自身も炎上商法で成り上がった亀田さんは神風さんのファイトスタイルを褒めるなど、試合後に敬意を示しました。
現在、神風さんは新宿歌舞伎町にある「AAA -AIR THE THIRD-」というホストクラブで働いています。
未だに亀田選手との炎上商法をイジられることがあるようですが、本人はむしろそれを「おいしい」と感じているのだと。
この逞しさがあるからこそ、神風さんはたくさんの顧客から愛されるホストでい続けられるのでしょうね。
その宣材写真はタブー!星空永夢
歌舞伎町にある「club lyric AGgroup」に所属する星空永夢さんは、元祖炎上商法ホストといえる存在です。
宣材写真に女性と映ったり、「俺は枕もするよ」と、それまでホスト業界でNGとされてきた発言を平気でするなど話題に事欠きません。
彼は炎上ホストとなる前から実は売れっ子でした。
なぜ炎上ホストという新たな肩書を手に入れたかと言えば、「誰もやってないから」というシンプルな理由。
オリジナリティーを追求するスタイルのため、二番煎じは絶対にやりたくないそうです。
「もともとホストとして実力のあった人間が、新たに炎上商法という武器を手に入れた」という解釈が正確のようですね。
忘れがちだけど炎上もしているローランド
2019年現在で最も有名なホストといってもいいローランド(ROLAND)。
従来のホストとはかけ離れた型破りなスタイルが受けて、時代の寵児となりました。
しかし彼が全ての人間から受け入れられているわけではありません。
ある意味で、傲岸不遜すぎるキャラクターに引いてしまっている人たちも一定数います。
アルコールのことを「庶民の汁」と言ってはばからないローランド。
彼の過激な発言自体が炎上商法といえるかもしれません。
実はお店に訪れていたお客さんの女性も、ローランドの振りきれたスタンスについていけないことも多いのだとか。
熱狂的なファンとアンチの双方を生み出すのはカリスマの宿命。
2019年の4月には、ローランドが全てを手掛けた「the club」というホストクラブをオープンさせました。
次々と話題を提供し続けるローランドは、今後も定期的に炎上商法的なアプローチで世間を騒がせそうですね。
言いたいことは言う!麗霰 らいち
歌舞伎町にある「ANARCHYアナーキー」に在籍する194cmを超える超大型ホストの麗霧らいち(らいぜんらいち)さん。
彼はビッグマウスで有名でTwitter上で遠慮のないつぶやきをしています。
「やり方うない炎上ならおーすごい!ってなるけどゴミみたいな炎上で売れてる人見てもすごいと思わへん」や「ただのいい人は利用されて食いつくされて後悔しての繰り返し」といった意見を包み隠さずにつぶやいています。
「俺の常識が世間の常識」といったスタイルのらいちさんですから、炎上商法的なアプローチと解釈することも可能でしょう。
彼のツイートは下記から確認いただけます。
https://twitter.com/raizen0317/status/876730101018181632
https://twitter.com/raizen0317/status/1158112079611457536
まとめ
炎上商法は確かに魅力があります。
しかしハイリスクハイリターンの商法であることを忘れてはいけません。
成り上がる手段としてはいいものの、炎上商法ばかりを続けていると、そのうち痛い目に遭うのは間違いないでしょう。