ホストと聞くと、「女性にモテる存在」というイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。実際に、ホストは女性の心を掴み、虜にするプロフェッショナルです。しかし、ホストになったからといって、誰でもモテるようになるわけではありません。
本記事では、ホストがモテる理由を紐解き、一般男性もホストのようにモテる男になるためのテクニックを紹介します。
なぜホストはモテるのか?
まずは、なぜホストが女性からそこまでモテるのか、その秘密をお伝えします。彼らのライフスタイルや仕事への姿勢、人との接し方に注目です。
女性と接する機会が多いから
まず、単純にホストという仕事柄、女性と接する機会が多いことが挙げられます。異性と同性では、心地よいコミュニケーションの取り方が異なります。にもかかわらず、モテない男性の多くは、女性とのコミュニケーションの取り方が分からないまま、同性間と同じように接してしまっている人が多くいます。
対して、ホストは多くの女性と接する機会があることから、自然と女性とコミュニケーションを取る経験が蓄積されていきます。会話が苦手な人や女性経験が少ない人でも、場数を踏めば、上手く対応できる立ち回りや言葉選びが分かってくるものです。この女性との接し方を熟知しているという点が、ホストがモテる理由の1つとなっています。
女性を楽しませることが仕事だから
ホストの仕事は、会話の中で笑わせたり気持ちに共感したり、ときには悩みの相談相手になったりと、常に相手に合わせた接客や空間を提供して、女性を楽しませることです。ただし、ホストクラブには、年齢や職業、価値観が異なる女性が来店します。タイプが異なる彼女たちが求めるニーズを見極めた上で、売上に繋げなければなりません。
常に女性を楽しませることを考え、どのように満足させられるのか考える仕事をしていると、仕事中はもちろん、プライベートでもそのスキルを発揮できるようになります。一般的に男性は女性心を理解するのが苦手なので、女性の意見や気持ちを理解してくれるホストが相対的にモテることになるのです。
外見も内面も自分磨きをしているから
ホストは自分自身が商品なので、外見も内面も魅力的な人間になるために一般的な男性よりも努力をしています。外見も内面も磨きがかかった魅力的な男性がモテないわけがありません。
ホストは、容姿や髪型、肌、体型、歯並び、ファッションに至るまで、細部にこだわって自分磨きをしています。さらに、時事ニュースやトレンドに常にアンテナを張ったり、読書をしたり、心理学や経営学を勉強したりと、内面の向上にも余念がありません。常にストイックに努力を続ける人は、性別問わず魅力的に映るものです。常にアップデートを続けていることが、女性からの好感度を高めている理由といえるでしょう。
女性にモテるテクニックを学んでいるから
ホストクラブでは、売上をアップさせるために、女性を満足させられる営業方法や接客方法を日々研究し、学んでいます。言い換えれば、女性にモテるテクニックを磨いているのです。例えばホストクラブでは、新人教育の一環として、女性心理や喜ぶ接し方を学ぶことが一般的になっています。具体的には、会話中のリアクションの取り方やボディランゲージの使い方、距離感の取り方など、普段の生活ではなかなか学ぶことができないスキルです。
「話してると安心する」「私のことを理解してくれる」「一緒にいると幸せ」と感じさせることができるホストは、そのまま人としても男性としても好かれる存在といえるでしょう。
快適な距離感を保てるから
異性との恋愛において、相手との距離感は最も重要といっても過言ではありません。近すぎてもプレッシャーを強く感じ、遠すぎても自分に関心がないように思え、いすれにしても一緒にいて居心地の悪さを感じるものです。例えば、まだお互いに信頼関係が構築できていないにも関わらず、いきなり個人情報を細かく聞かれたり、ホテルに誘われたりすれば、不安や不信感を抱くのはごく自然なことです。
ホストは経験や知識から、相手が感じている自分との心の距離を見極め、相手が心地よいと感じる距離感を保つことができます。女性に「自分は大事にされている」と感じさせつつ、「もっと近づきたい」「もっと自分を知ってほしい」と思わせる絶妙な距離感を保つことで、女性の来店につなげているのです。
ホストから学ぶ!モテる男性になるために意識すべきこと
それでは、ホストのようにモテる男性になるためにはどうすればよいのでしょうか。大切なのは、下記のような考え方や行動のチェンジです。
- 清潔感のある身だしなみを整える
- 落ち着き・余裕のある言動を保つ
- 自分に自信を持つ
- ポジティブな会話を心がける
- 相手が心地よい距離感に合わせる
- 女性ファーストで行動する
- 女性の意見や趣味を否定しない
- 無駄なプライドは捨てる
もちろんモテるためには外見的な魅力は欠かせませんが、いくら容姿がよくても、内面的な魅力がなければ、せっかくお近づきになれた女性もすぐに離れていってしまいます。ちょっとした意識の見直しで、あなたも女性にとって魅力的な存在になれるかもしれません。
清潔感のある身だしなみを整える
大前提として、不潔さは恋愛において致命的なマイナスポイントです。清潔感のあり・なしは髪型や爪、肌、服装、ニオイなどから総合的に判断され、清潔感があるだけで女性からの印象は格段に良くなります。
重要なのは、お風呂に入る・洗濯するといった「清潔にする」だけでなく、「清潔感を感じられる外見・立ち振る舞い」を身に付けることです。清潔感とは、外見や立ち振る舞いが与える「好感」と言い換えられます。極端な話をすれば、たとえ前の日にお風呂に入っていなくても、それが分からないくらい好感を持てる外見や立ち振る舞いであれば、清潔感がある人と判断されるのです。
具体的には、下記のような状態だと、清潔感がない印象を与えます。
- 髪の毛:皮脂感やフケがある、最低限のセットがされていない
- その他の毛:眉毛や鼻毛、ヒゲが整えられていない
- 爪:伸びすぎている、爪の間にゴミが溜まっている、爪の色が黄ばんでいる
- 肌:脂ぎっている、乾燥して粉を吹いている、肌荒れしている
- 服装:服に汚れやシワが付いている、年齢・TPO・体形に合わない服をチョイスしている、靴やカバンが汚い・擦り切れている
- ニオイ:体臭や口臭がキツイ、タバコ・お酒クサイ
- 歯:黄ばんでいる、歯石がある、虫歯を放置している
- 立ち振る舞い:汚い食べ方をする、店員さんに無礼な態度を取る、言葉遣いが汚い
上記は、ホストでなくても、社会人として誰もが配慮すべき身だしなみです。清潔感を身に付けることは、性別やシーンを問わず、周囲からの印象を大きく向上させます。
落ち着き・余裕のある言動を保つ
ホストに共通する特徴の1つが、いつも余裕があって落ち着いていることが挙げられます。小さなトラブルや意見の食い違いがあったときに、感情的になるのではなく、ゆったりと構えて受け止められるようになると、大人の男としての魅力が増します。反対に、落ち着きや余裕がない人は、自分のことで精一杯で、視野が狭く、常にイライラしているため、一緒にいる人はストレスを感じます。
心の余裕には時間的余裕・金銭的余裕・精神的余裕・体力的余裕があり、各々の上限を高めることが必要です。例えば、タスク管理や業務効率を改善すれば、大きく生活を変えなくても時間のゆとりが生まれます。他者への感謝や尊敬を持ったり、リラックスして話せる友達を作ったりすると精神的なゆとりに繋がります。自分に足りない部分のキャパシティーを広げる努力をしてみましょう。
自分に自信を持つ
自分に自信のある男性は、それだけで魅力的に映ります。ただし、それは「俺が正しい」「俺が一番えらい」という傲慢な自信ではなく、「自分の努力を信じている」「自分の価値を認めている」という内面からにじみ出るものです。
ホストの中にも、「ホストになる前は、自分に自信がなかった」という人は多くいます。しかし、場数を踏んで実績を重ねるうちに自信がついてきます。まずは「自分の良いところ」を認めることから始めてみてください。そして、足りないところは、努力をして成功体験を積み重ねていきましょう。
ポジティブな会話を心がける
恋愛に限らず、人との関係性を築く上で重要なのが、会話の雰囲気です。特にモテる男性は、女性との会話でネガティブな話題や否定的な言葉を極力避ける傾向があります。いつも愚痴や不満ばかりこぼしている人は、一緒に過ごしていても嫌な気分になるだけです。ネガティブな人は、みんなで協力してやろうとしていることにもできないと言ったり、他人を羨んだり妬んだりと、周りにも悪影響を及ぼします。
もちろん人間は100%ポジティブになることはできませんが、どれだけ他人に自分のネガティブさを出すのかはコントロールできるはずです。失敗やマイナス思考は引きずらず、一定のところで区切りをつけて前向きな思考を持つようにしましょう。
相手が心地よい距離感に合わせる
相手が心地よいという距離感を見極め、相手に合わせることも重要です。距離感の取り方に失敗する人の多くは、自分が相手をどう思っているかで、接し方やアプローチの仕方を選択します。しかし、モテる男性は、自分の気持ちや欲求ではなく、相手に合わせることができます。
そもそもパーソナルスペースは人によって大きく違うものです。さらに、異性間であれば、同性間よりも侵害されたくない空間が広くなります。行為を持っていない場合はなおさらです。
相手との距離感がわからないという人は、相手から積極的な自己開示があるかが1つの目安となります。例えば、自分から自分の趣味や休日の過ごし方、過去の経験、将来の夢や目標などを話してこない人は、まだ心を開いていない状態です。個人情報やプライベートを深堀すると警戒されたり不安を与えたりするため、浅いレベルで話せる話題を選びましょう。
女性ファーストで行動する
ホストの世界では、「お客様第一」が鉄則です。これを恋愛に置き換えると「女性ファースト」となります。例えば、歩く時の立ち位置や歩くスピード、飲食店でのメニュー選びなど、細かな気遣いができる男性は、それだけで女性からの印象が良くなります。「この人と一緒にいると居心地がいいな」「自然体でいられるな」と思ってもらえるような、さりげない優しさがポイントです。
ただし、「自分が○○したから相手も自分に○○すべき」「自分が○○をやってあげた」という考え方はNGです。その場限りで取り繕った優しさや、見返りを求めた行動は長続きせず、そのうちボロが出ます。自分に好意を持ってほしいという自分のための行動にも関わらず、同等の見返りを求める男性に対して女性は恩着せがましいと感じてしまいます。好みの女性を楽しませる、満足させること自体が自分の喜びになるくらいの意識のほうが、余裕を持った行動ができるでしょう。
女性の意見や趣味を否定しない
相手の考え方や趣味に共感できないとしても、それを真っ向から否定するのはNGです。人は自分の好きなものを否定されると、不快感を抱き、心を閉ざしてしまいます。「そういう世界もあるんだね」「初めて知ったけど面白そうだね」といった柔らかいリアクションを心がけることで、相手は理解されていると感じやすくなります。あまり知らないジャンルであっても、一度は興味を持ってみる前向きな姿勢も重要です。
どうしても理解できない考え方や趣味があっても、その場では否定せず、その人とは価値観が合わなかったとして、自分から距離を置くようにしましょう。相手の気持ちを考えられない人というイメージがついてしまうと、モテるどころか周りから敬遠される存在になってしまいます。
無駄なプライドは捨てる
男性にとって「プライド」は大事なものですが、ときに無駄なプライドを持つことが恋愛の邪魔になることもあります。自分のプライドを守るために、「非を認められない」「素直に謝れない」「人の意見を受け入れられない」「他人を見下す態度を取る」「自分の成功や功績の自慢ばかりする」といった人は、すぐに不機嫌になったり他人を攻撃したりしがちです。
実は、自分の弱さや失敗を素直に話せる男性のほうが、「人間味があって親しみやすい」「自分の失敗を認められる余裕がある」と思われることも多いもの。無理に自分を大きく見せようとせず、無駄なプライドは捨てて自然体で接することが、結果としてモテる近道となります。
モテるためにホストとして働くのはあり?
「モテたいからホストになる」という志望動機は、一見不純に見えるものの、実は全く問題ありません。ホスト業界では、「大金を稼ぎたい」「有名になりたい」など、一般企業では敬遠されるような理由でホストになる人が多くいます。その中で、「女性にかっこいいと思われたい」「非モテから脱出したい」という人ももちろんいます。
夜の世界は決して楽な道ではなく、ホストになる=モテるわけではありません。ホストになっても、どちらにしろモテるために相当な努力が必要です。しかし、今の自分を変えたいと思う人にとっては、大きな成長の場となるでしょう。
まとめ
今回は、ホストがモテる理由と、ホストから学ぶモテるためのテクニックを紹介しました。ホストがモテるのは、女性と日常的に接し、女性を楽しませることに全力を注ぎ、自分を磨き続けている為です。ホストになっても、結局は自分が努力しなければモテることはできません。
しかし、ホストクラブにはモテる男性のお手本が数多くいます。ホストになることで、効率よく、より幅広いテクニックを磨くことができるでしょう。
モテテクニックは、女性から好かれやすくなるだけでなく、性別関係なく良好な人間関係を築くために必要な要素も多く含まれます。人間関係全般においても充実した毎日を手に入れるためにも、興味がある人はぜひトライしてみてください。
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