【小説】ホスト歌舞伎町物語①「元芸人でホスト完全未経験の男」

2021年は井上竜光(いのうえたつみ)の年だったといっても過言ではない。2020年暮れ、ゴールデンライオンのコンビで出場した『M-1グランプリ』で見事優勝。ハイセンスで誰も傷つけないボケは、全員の印象に残ったといっても過言ではない。

無名だった25歳の男は一躍、時代の寵児となり、売れっ子お笑い芸人に仲間入りをはたした。そこからは破竹の勢いだった。番組で共演した美人タレントを次々と口説き、遠慮容赦なく浮名を流す。

 

世の男どもは「クソッ、なんであいつだけ、あんなに大金を稼いでモテまくってるんだ!」と嫉妬を隠さない。日々の睡眠時間すら確保するのが難しい激動の日々。仕事から仕事へと飛び回り、合間に週刊誌やWEBメディアの取材を受け、曜日ごとに異なる女性と甘い夜。

時代が竜光を、貪ろうとする。つまり圧倒的に求められているということだ。一挙手一投足が耳目を集めるため、何をしても話題になった。

Twitterでは『井上竜光bot』なるものまで、できているらしい。「人気者は大変や。たまには放っておいてほしいわ」とこぼすものの、時代の最先端をひた走るのは悪い気分ではない。俺は世界で一番、成功を実現できているにちがいない!

 

カサコソ……

竜光の夢想を一匹の昆虫が現実へと引き戻した。床で寝ていた竜光は慌てて体を起こし、丸めた雑誌でゴキブリをしとめる。
「いっこも実現してへんやないか!」
セルフツッコミを入れざるをえない。何ひとつ夢が思い描いた夢が叶っていない。彼の現実について語ろう。日本橋の黒門市場付近にある家賃3万円の文化住宅で、毎日のように出現するゴキブリに悩まされる日々。ファンなど皆無で、浮気相手はおろか恋人すらいない。性欲は嫌になるくらいあるものの、発散する相手がいない。貧乏なので風俗にも行けない。金がなさすぎてマッチングアプリはたった一ヶ月で退会。

そして今、たまらない気持ちでゴキブリをトイレへと流している。
「何ひとつ実現できてへん…」
トイレから出て再度ぼやいた瞬間、スマホが鳴った。

確認すると、相方のジュンから「公園到着」と短いLINEが届いていた。いつもネタ合わせしている、なんばグランド花月近くにある小さな公園まで自転車を飛ばす。

相方のジュンは、ベンチに腰掛けタバコを吹かしていた。横顔が相変わらず端正だ。お笑い芸人の養成所NSC(ニュースタークリエーション)に入った直後、ジュンの中性的で今風なルックスに竜光は惚れ猛アタック。数カ月アプローチを続けた結果、ゴールデンライオンという漫才コンビ結成にいたった。180cmを超える長身のふたりは舞台映えする。しかし舞台に立っても、一向に笑いを取れない。ツッコミのジュンには、女性ファンが数人ついたものの「顔だけファン」と同期からからかわれた。確かにその通りだ。女性はふたりの漫才が好きなのではなく、ジュンのジャニーズっぽい顔が好きなのだ。
「おはよう」
夕方でも深夜でも「おはようございます」と挨拶するのが、お笑い芸人の慣習だ。ジュンは挨拶を返さず、にっと人懐っこい笑みを浮かべた。
「竜光、解散しよう」
「えっ……」
「ゴールデンライオンは今日で解散や」
「なんで!?」
「このまま組んでても未来ないやろ」
竜光の頭はたちまち真っ白になったが、何とか言葉を探した。
「ジュン、芸人辞めるんか?」
「芸人は辞めへん。別の相方と組む」
前向きな性格のジュンは、一度決めると行動が早い。
「誰と組むんや? もう誰か候補がおるんか?」
「釈迦ナイトがこの前、解散したらしくて、森田から一緒に組まへんかって誘われてたんや」
釈迦ナイトの森田といえば、エッジの効いたあるボケを放つため同期の中でも一目置かれている。
若手お笑い芸人界は、解散と結成の繰り返しだ。

島田紳助は言った。「この世界に友達を作りに来てるんやない」と。仲良くできる相手を見つけるのが目的ではない。売れる相手を探すことが目的なのだ。そのため、可能性がないと思えばすぐ見切りをつけて次の相方を探し出す。ウーマンラッシュアワーの村本大輔が、過去に10回以上コンビを解散したのは芸人界隈で有名な話だ。解散は決して悪いことばかりではない。しかし解散をつきつけられた方は、別れを告げられた彼女のようにショックを受ける。
「俺の何があかんかったんや?」
「竜光、お前あんまりお笑いのこと好きちゃうやろ?」
「そんなことないと思うけど」
「そこで怒らへんちゅうことは、好きやないってことや。俺が同じこと言われたら、アホ抜かせ言うてキレてるで」
「そういうもんか?」
「売れたいって気持ちが伝わってけえへん。お前、お笑いよりモテたいっていう話しかしてへんやないか」
口癖のように竜光は「モテたい」を繰り返していた。
「お前は人としてはええやっちゃ。でもお笑いに対する熱量が低すぎる」
ぐうの音も出ない。
「竜光、1年間ありがとうな。お前もええ相方探せ。ほなな」
要件を伝えると、ジュンはベンチから立ち上がり、迷いのない足取りで去っていった。背中は色々物語るというが、ジュンの後ろ姿は何かを決意した人間の歩き方に映った。
「はぁ、またフラれてもうた」
これまでを思い返すと、竜光の人生は振られっぱなしだったといっても過言ではない。一年前にも恋人に振られた。自ら別れを切り出すことはない。
「モテたいなぁ」
脈絡を無視するように出た、自分の言葉に違和感は覚えなかった。なぜならお笑い芸人を目指した最大の目的はモテること。お笑いは目的を実現させるための手段だった。モテたい気持ち、もっといえばヤリたい気持ちは誰にも負けることはない。それだけは自信があった。
「モテたいわ」
何度でも口にしてしまいそうだった。足元に捨てられているチラシを見つけ、竜光を拾い上げる。ところどころ破れているチラシには、「モテたい男大集合!元トップホストが開くモテ男養成セミナー開催!これであなたもモテモテに♪」という文言がバランス悪い配置で並べられていた。
「うさんくさいなぁ。こんなもん、誰が行くねん」
と言いつつも、ついついチラシを読み込んでしまう。加工された写真っぽいイケメンの元ホストの写真がチラシ中央に大きく掲載されている。竜光は、一ノ瀬翔という元ホストのプロフィール欄に目をやった。「体重は100kgを超える元コミュ障の引きこもりが、一念発起してホストデビュー。2年で1,000万プレイヤーに輝く」と書かれている。
「ホストってそんなに儲かるんかぁ」
ヒロシやピスタチオ伊佐知大樹、ロバート馬場裕之など、ホストからお笑い芸人に転身して成功を収めた人間は何人か知っていた。女にモテるのが目的なら、芸人ではなくホストでも夢が叶うんじゃないかと、竜光は一瞬思った。しかしホストに対するイメージは正直、良くない。2020年のコロナ禍で小池百合子都知事から「夜の街」と標的にされ、世間からバッシングされた印象が強い。叩かれるということは、それ相応の悪事を働いてきたからなのでは? チラシを見ながら、そんなことを考えた。
「あれ、これ今日の夜やん。場所は難波市民学習センターか。まだぎりぎり間に合うな」
なにせ持ち合わせがほとんどない。

参加費がいくらか気になった。参加費無料なので一安心。

コンビ解散で途端にすることがなくなった竜光は、自転車を飛ばしてモテ男養成セミナーに足を運ぶことにした。解散を告げられた直後は凹んだものの、自転車を西へ走らせているうちに、だんだんと気分が元に戻っていく。

ジュンに言われたとおり、自分のお笑い熱は低いのかもしれない。こんなにすぐ回復するのだから。少しでもモテ度を上げたいという気持ちが、ペダルを漕がせていた。

 

セミナー会場前には長机が置かれており、黒スーツ姿の細見の若者が立っていた。
「すみません、一ノ瀬さんのセミナーってここで合ってます?」
「あっ今始まったところなので、入ってください」
彼は「始まったところ」と言ったが、開演時間の19時を10分ほど過ぎていた。

若者は扉の前まで誘導し開けて、中へ入るよう促す。部屋の中には、2列の長机が並べられており、ひとつの机に2名ずつが座っていた。後方の数席以外は、ほぼ埋まっており50人近い男性が講師である一ノ瀬翔の話に耳を傾けていた。

20代から30代と思しき男性が大半で、オシャレな人もいれば垢抜けないオタクのようなタイプもいる。一ノ瀬翔は、スラリとした長身痩躯細で青いスーツを着こなしていた。やはり垢抜けている。

竜光が空いている後方の席へ腰を下ろした瞬間だった。
「あ、ちょっと遅れてきた君! 今、後ろの席へ座った君!」
室内にいる男性達の目が一斉に竜光へと注がれ、慌てて立ち上がる。
「ぼ、僕ですか?」
「遅れてきたの君しか、いてへんがな」
一ノ瀬翔が明るくツッコむと、笑いが起こった。
「そこの遅刻太郎。ちょっと前に来てくれへんか?」
まさかの呼びかけに竜光が対応できず、棒立ち状態になっていると、一ノ瀬翔は追い打ちをかけた。
「頼むわ。一生のお願い。頼みます。この通り!」
ハンドマイクを両手で挟み、情けない顔で頼み込む一ノ瀬翔。大きな笑いが起こる。完全に一ノ瀬翔の空間だった。舞台で笑いを取ったことがない竜光は、道化を演じ聴衆を味方につけた元ホストに嫉妬を覚えた。半ばやけくそで前に進み出た竜光。
「僕、何したらいいですか?」
一ノ瀬翔は心底申し訳ない顔をしている。
「ごめんなぁ。俺のお願いはただひとつ」
聴衆が一ノ瀬翔の次の言葉を待っているのが、竜光にも伝わってきた。
「元の席に戻ってちょうだい!」
大爆笑が起こる。竜光は、紅潮した顔のまま元いた席に戻ろうとした。
「ちょっとちょっと、冗談やがな。もうちょっと付き合ってえな」
一ノ瀬翔に袖を引っ張られ、竜光は彼の隣に並んだ。
「君が来る前に、めっちゃ大事な話をしてたんや」
「どんな話ですか?」
「モテる男は、自分をさらけ出すのが得意って話や。男が構えると女の子は構える。反対に男がオープンやと、女の子もオープンになる。やったことが戻ってくるのは『返報性の法則』にも通じるところがあるなぁ」
己の言葉に納得したように一ノ瀬翔は、天井を見上げた。視線をまた竜光に戻す。
「君、名前は?」
「井上竜光です」
「竜光君、今、君は人生の分かれ道に立ってるぞ。もしここで自己開示できたら、君の人生は明るい方向へと進む。反対に失敗したら……どうなるやろな」
一瞬、蛇のような目を見せた一ノ瀬翔は、すぐ元の明るい顔に戻る。
「さらけ出すって、何でもいいんですか?」
「何でもオッケーや!さあこの上なく自分をさらけ出せ」
一ノ瀬翔は竜光にハンドマイクを手渡すと、竜光の尻をペシンと叩いた。一瞬、間があったものの、唾を飲み込み竜光は叫ぶ。
「100人斬りしたい! 1,000人斬りしたい! 1万人斬りしたい! 世の中の女を全員抱きたい!」
あらん限りの声を振り絞り、マイクに言葉を放つと、場内はシーンを静まり返った。舞台で大スベリしたときと同じ空気感。
「は~い、率先して自己開示してくれた竜光君にみなさん拍手を送りましょう」
静寂を打ち破るがごとく、覇気のある声で一ノ瀬翔が拍手を催促し空気を変えた。
マイクから口を離した一ノ瀬翔は、竜光にだけ聞こえる声でぼそりと呟く。

「お前、おもろいな。終わったら外で待っとけ」

参加者が出口に立つ一ノ瀬翔と握手を交わし、興奮気味に去っていくのを竜光は離れたところから見ていた。今回は無料のセミナーだったが、興味がある人は配布されたQRコードから、グループLINEに参加し、個人面談などは有料になるという話だった。あの熱気だと、何人かは有料サービスに申し込むのではないか。そんなことを思いつつ、竜光はスマホをいじる。Twitterを確認すると元相方のジュンが森田と『カンフーパラダイス』という新コンビを組んだと発表しており、寂しさに襲われた。ネガティブな気持ちが内側で広がっていく。「外で待っとけ」と言われたので待っているのだが、「もしかして一ノ瀬翔からこっぴどく叱られるのでは?」と考えると、どんどん不安が募ってきた。相手は元ホスト。何をされるかわかったんもんじゃない。
「待たせたな。竜光くん。近くの飲み屋あったら案内してくれ」
スマホ画面から一ノ瀬翔へと視線を移す。

「俺が奢ったる。金のことは心配すな」
濁りひとつない満面の笑みの彼を見て、竜光は「これはモテる笑顔だ」と率直に感じた。

 

「竜光君、お疲れさん!」


ビールグラスを合わせたあと、元ホストを若手芸人が集う300円均一のリーズナブルな居酒屋に連れてきてよかったのかと竜光は不安に思った。
「一ノ瀬さん、ちょっと聞いていいですか?」
「堅苦しいやっちゃな。翔でええで」
「翔さん、なんで僕のこと誘ってくれたんですか?」
一ノ瀬翔は少し思案顔になった後、にっこり笑って答えた。
「お前があの中で一番アホやったからや」
「そうですか? 僕アホですかねえ」
「気がついてないから、アホやねん」
「普通やと思うんですけどね」
「竜光は今、何してる人なん?」
話題を変えるように、一ノ瀬翔が切り込む。
「……元・若手芸人って感じです」
「元って何? 今は芸人してへんの!?」
「はい、ついさっき相方に解散告げられました」
先ほど公園で見たばかりの、去っていくジュンの後ろ姿が脳裏に浮かび、軽く首を振った。
「お笑いは相方を見つけなあかんのが難儀やな。その点ホストは楽や。自分が頑張った分だけ、リターンがある。頑張り甲斐あるで」
「僕もなれるでしょうか?」
思わず口走っていた。
「なれるって何に!?」
「ホストに」
「無理!」
間髪入れず一ノ瀬翔が言う。
「やっぱりそんな甘い世界ちゃいますよね?」
「無理無理無理! 絶対に無理!」

一ノ瀬翔が高速で首を横に振った後、ダメ押しのように両腕でバッテンを作る。

「そんな何回も言わんでも」
「今のままでは絶対無理!」
「今のままでは……ですか?」
真剣な眼差しが竜光に向けられる。
「僕、何が足りてないんですかね?」
「ファッションセンス、知恵、知能、謙虚さ、客観的な視点、野心、戦術、戦略、思考力、ボキャブラリー」
矢継ぎ早に続けられると耳を塞ぎたくなる。
「そして何より覚悟!」
「覚悟ですか?」
「せや。反対に言うたら、何もかも足りてない奴でも覚悟があれば、ホストとして大成する可能性があるってこと。ホストは中卒とか学歴ない奴多いけど、ガッツや根性ある奴は結構稼ぎよる」
ジュンからも熱量が足りないと指摘されたばかりだ。
「竜光、お前女性経験何人や?」
「……0.5人」
「なんやねん、0.5って?刻むなよ」
「キスまでいけたから0.5です」
「キスしたら半分クリアって、アホか! お前童貞やないか!」
「すみません」
呆れたように翔が相好を崩した。
「お前は底抜けのアホやな。せやからホストに向いているかもしれん。良かったら歌舞伎町にあるうちの店、紹介したるで」
一ノ瀬翔は、財布から名刺を取り出して竜光に手渡した。歌舞伎町にあるホストクラブの『KING』の役員と書かれている。
「翔さんて、本業な何なんですか?」
「今は恋愛講師を中心にやってるけど、おもろい奴おったらこうしてホストとしてスカウトしてるんや」
「僕おもろいですか?」
「アホなところがええな。うちのオーナーもお前みたいな奴、好きやと思うわ」
「ホストやってみよっかな」
一ノ瀬翔の瞳が鋭くなる。
「言葉には気を付けろ。全ての言葉には言霊が宿る」
「何ですかコトダマって?」
「言葉には魂が宿るっちゅうこっちゃ。『やってみよ』やなくて、『やりたい』って言える奴やないと紹介できひん」
「すみません」
「お前、セミナーの最中に高らかに世の中の女を全員、抱きたい言うとったやないか。あのエネルギーでホストに打ち込んだら、大成功できるぞ。歌舞伎町で勝負してみいひんか?」
「でも僕、金ないんです。上京しようにもほんまに金なくて……」
一ノ瀬翔は鞄に手を入れると、何かを取り出した。一万円札の束である。
「100万円ある。これをお前に……」
「くれるんですか?」
「やるんやない。貸したるんや。ただし一年後には200万円にして返せ。それやったら貸したるわい」
「利子むちゃくちゃや」
「嫌やったらええ。根性なしとしゃべってても、しゃあないからな」

ここで引いたら、ずっとうだつのあがらない人生が続く気がした。

「貸してください。必ず一年後には倍にして返しますから」
「男と男の約束やぞ」と一ノ瀬翔は小指を立たせた。
「指切りげんまんですか?」
恐る恐る出した竜光の小指を、一ノ瀬翔の小指が強引に絡めとる。
「指切げんまん、嘘ついたら、地獄の果てまで追い込みかぁ~けて、生き地獄を体験さぁ~せぇて公開さぁ~せるっ!指切った!」

「怖いこと言わんといてください」

まさか大人になってから、誰かと指切りげんまんをするとは思ってもみなかった。
「よっしゃ話、ついたな。もしお前が本気やったら、すぐに歌舞伎町のナイトフッドまで来い」

「ナイトフッド!?」

「俺が関係してるホストクラブの名前や」

「もしお前がほんまにナイトフッドまでやってきた暁には、この百万円、お前にほんまに貸したる」
百万円を取り上げられた竜光は、がっかりした。てっきりこのまま貸してもらえるとばかり思っていた。
「悲しそうな顔すな。ホストとして成功したら、金も女も嫌になるくらい手に入るぞ。100万円くらい一晩で稼げるわ」
「ほんまですか?」
「ほんまや。お前の100人斬りの夢なんか一瞬で叶う。女がお前の前に列作りよるわ。おっ、そろそろ新幹線の時間や。またな」
立ち上がった一ノ瀬翔は、一万円を竜光に渡して「今日はそれで美味しいもんでも食べろ」と、竜光の肩を叩き席を離れた。

少し遅れて立ち上がった竜光は「ありがとうございます!」と頭を下げる。顔を上げると、一ノ瀬翔の後ろ姿が店の外へと消えていくところだった。彼の後ろ姿もジュン同様に、何か決意を持つ人特有のものに映った。

「女が俺の前に行列作るなんて、夢みたいなやな」

一ノ瀬翔のいなくなった方向をぼうっと見つめながら、竜光は己の下半身が、たぎっているのを自覚し高揚感を覚えた。

(続く)

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【小説】ホスト歌舞伎町物語②「大阪から歌舞伎町へ」

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