「頑張って接客したのに、リピーターに繋がらない!」
「初回荒らしばかりで集客できない」
ホストをしている方なら、初回荒らしに遭遇したことで、悲しい思いをしたことを1度はあるのではないでしょうか。
初回のお客さんは、アピールする絶好のチャンスです。
指名が取れるようホストは全力で頑張ります!
でも、初回荒らしのお客さんに努力しても全て水の泡。
ここでは、初回荒しを見破る、3つのポイントを紹介します。
全力の接客は、大切なお客さんに残しておきましょう!
ホストが嫌う初回荒らしとは?
初回荒らしとは、初回料金を目当てに多数のホストクラブを渡り歩き、リピートしないお客さんのことを指します。
ホストクラブの初回料金は、初めてのお客さんが気軽にお試しで来店できるよう格安に設定されています。初回料金の相場は1,000~3,000円で、時間は60~120分程度。一部の飲み物が飲み放題で、お店によっては軽いスナックが付くこともあります。
初回料金はホストクラブ側からするとほぼ赤字の金額です。そのため、通常は1人につき1回、多くても2回までと制限されています。
初回料金は新規のお客さんに来てもらうためなので、初回料金での来店自体は問題ありません。初回料金で来店し、接客を受けても、気に入るホストがいなかったから、もうそのお店には来店しないというケースはよくあります。これは、ホスト業界では「担当探し」と呼ばれます。
初回荒らしとして問題になるのは、「リピートする気がそもそもない」という点です。初回荒らしは担当探しをしているわけではなく、単に安い料金でお酒を飲み、ホストクラブを利用したいだけなのです。
初回荒らしが嫌な訳・理由
初回荒らしは、ホストクラブにもホストにも嫌われる行為です。ここからは、ホストが初回荒らしが嫌われる理由を具体的に紹介します。
- 売上が上がらない事が多い
- リピートになりにくい
- 態度が悪い事が多い
1つずつ詳しくみていきましょう。
売上が上がらない事が多い
初回荒らしが嫌われる最も大きな理由は、売上につながらないためです。
先述のとおり、ホストクラブの初回料金は格安といってもいいほど安く、ホストとしてもほぼ赤字です。にもかかわらず、初回料金を設定しているのは、新規のお客さんに来店してもらい、その後お店に通ってもらいたいから。
ホストは、お客さんにお金を使ってもらって成り立つ職業です。しかし、初回料金だけで遊ぶ=売上に繋がらないと考えると、どうしてもホスト側からすると嫌な客となってしまうのです。
リピートになりにくい
そもそも初回荒らしはリピートしないことを前提に、初回料金でホストクラブに遊びにくるお客さんです。良いサービスを提供しても、リピートしないことが来店時から決まっていることは、やはりホストにとってはストレスが溜まります。
ホストのほとんどは自分を推してくれるリピーター客で売上を作っています。なかには、リピーターにならないとわかった時点で、サービスの質が下がるホストも。ホストの本音としては、初回荒らしをしているお客さんを接客するのは、時間の無駄となってしまうのです。
態度が悪い
初回荒らしで来店するお客さんのなかには、口調や態度が悪く、悪態をつく人がいます。
もう2度と来店するつもりがないので、ストレス発散の場として利用されているのです。
稀に、スタッフにグラスを投げ店内で暴れたり、無理にお酒を飲ませたりと、お金も使わずやりたい放題することも。
「もう会うことないから」という態度のお客さんは、接客しているとわかります。そのようなお客さんに格安の初回料金を利用されているのは、やはり気分がよくありません。このようなお客さんは、「痛客」と呼ばれ、ホストにとっては最悪のお客さんといえるでしょう。
【ホスト向け】初回荒らしを見破る3つのポイント
次につながるお客さんだけを、相手にできるのが一番ですが、なかなかそうはいきません。
しかし、リピーターになろうとしないお客さんには、いくつか共通点があります。
次に、初回荒らしを見極めるポイントを紹介します。
初回荒らしを見破るポイント①:ホスト界に詳しい
ホストの専門用語やシステムについて詳しい人は、初回荒らしである可能性が高くなります。
本来、初回価格で来店しているお客さんは、ホストの専門用語やシステムについて、さっぱりわからないはずだからです。
ホストの写真が掲載されている、「男メニュー」という表の名前を知っている。
初回のみ、帰りの際に見送ってくれるホストを指名できる、「送り指名」を知っている。
このようなことを知っていると、「慣れている?」と疑ってしまいます。
少し、専門用語を混ぜつつ会話を展開すると、ホスト慣れしているのか見極めることができるでしょう。。
初回荒らしを見破るポイント②:友達としか喋らない
友達とホストクラブに来店し、ホストのことをほっといて友達とばかりお喋りをするする人たち。
そんな人たちは、ホストクラブそのものに興味がありません。
目的が、「友達とお酒を飲む楽しむ場所が欲しいから」という理由だからです。
仲間内でお喋りが盛り上がり、ホストのことを友達同士で見下してくることもあります。
そんな、友達としか喋らないお客さんお客さんは、接客しようがありません。
さらに、初回価格を利用しているので、ホストから迷惑に感じられることもあります。
初回荒らしを見破るポイント③:最低限のお金しか使わない
ホストに通うのには安くないお金がかかることは周知の事実でしょう。そのホストクラブで、「できるだけ安く飲みたいんだろうな」と感じられるお客さんは初回荒らしの可能性があります。
通常、初回料金に含まれる飲み放題は、「ソフトドリンクとハウスボトルのみ」のように、内容に制限があります。そのため、初回料金で来店されるお客さんでも、好きなお酒が飲むために追加でオーダーされることがよくあります。
一方で、初回荒らしの場合、絶対に最低限の初回料金のみで済まそうという雰囲気を感じられます。もちろんお金を使わない=初回荒らしとは限りません。ホスト側がお客さんを楽しませられなかった可能性も考えられます。しかし、「ホスト界隈に詳しいのに追加オーダーがない」「初回にもかかわらずホストに無理やりお酒を飲ませる」といったお客さんは初回荒らしの可能性が高いといえます。
また、なかには初回料金を値切るお客さんも存在します。実は、お店によっては初回料金をさらに安くしてくれるところがあるのです。格安の初回料金がさらに値切れることを知っているのは、初回で多くのホストクラブに来店している=初回荒らしと考えられます。
まとめ
ホストにとってあまりメリットがない初回荒らし、見極めポイントは以下3つがあります。
- ホスト界に詳しい
- 友達としか喋らない
- 態度が悪い
上記のような、初回荒らしをするお客さんを見極めて、上手に対応し、本当に大切なお客さんにエネルギーを使えるようにしましょう!