初来店のお客様の接客をするときにいつも課題となるのが「話題をどのように選ぶか?」ですよね。
相手の興味や共通の土台を見つけるためにとりあえず話す話題がないと、言葉に詰まってお客様との間に気まずい沈黙が生じてしまうものです。
しかし、気まずい沈黙の間にお客様の楽しい気持ちが冷めてしまったら、雰囲気が台無しになるのはおろか、二度と指名してもらえなくなってしまうかもしれません。
この記事では「気まずい沈黙」が生じないように、話題を作る「たちつてと」を紹介します。
最初の話題を自然に切り出すことで、お客様の人間性を知るヒントを得て、心をがっちりつかむ接客ができるようになりましょう!
「とりあえず」のトークテーマを作る意義
初来店のお客様を相手にすると、お客様の人間性がわからないので、どんな話題を振ればいいのか困惑するものです。
そこで必要になるのが「とりあえず」のトークテーマなんです。
「とりあえず」のトークテーマとは、当たり障りのない、誰でも答えることのできる簡単な会話テーマのことを指します。
「とりあえず」間をつないで、会話を1、2分することで、お客様の人間性や共通点を見つけ出すことが可能になります。
そうすると、「盛り上がる」トークテーマへと切り替えていくことができるので、ホストにとって本当に必要なワンステップといえるでしょう。
そんな「とりあえず」のトークテーマの頭文字が「たちつてと」なのです。
「たちつてと」とは?
会話のヒントとなる「たちつてと」とは何を意味するのか、紹介します。
話題の「「たちつてと」:「た」食べ物
「た」は「食べ物」を意味します。
初対面の人がよく投げかける「好きな食べ物は?嫌いな食べ物は?」という質問や、「最近食べた珍しい料理」など、食に関する全般的な話題のことです。
ただ「好きな食べ物は?」と聞くだけでは話題が盛り上がらない可能性があるので、自分の好き嫌いの答えに少し変わったものを含めましょう。
例えば「ラーメンが嫌い」や「イナゴの佃煮が大好き」など意外性のあるものを話題に含めると、会話を長く続けることができます。
話題の「たちつてと」:「ち」地域
「ち」は「地域」を意味します。
生まれた場所や住んでいる場所、最近話題になっている観光スポットなどの話題が含まれます。
最近行った場所の良さを伝える話や、そこで起きたエピソードを準備しておくなら話題を盛り上げることができるでしょう。
「そこに行ったことある?」という自然な質問から、相手の人間性を知るチャンスにもできるおすすめの話題です。
話題の「たちつてと」:「つ」通勤・通学
日本人の多くが関心を持っている「通勤・通学」の話題が「つ」です。
これも「通勤・通学」にかかわるエピソードを用意しておくことで効果性が高まります。
相手の通勤・通学手段を聞くのは、住んでいる場所や勤務地・所属校などを間接的に聞かれているような印象を受けるので、ホストにはあまり好ましくありません。
場所ではなく、起きた事柄などに注目して話題を振るようにしましょう。
話題の「たちつてと」:「て」天気
「て」は「天気」です。
これも、ただ質問するだけだと単調でつまらない会話になりがちなので注意しましょう。
自分の感情や好みを天気の話題に含めることで、グッと相手を引き付けるテーマになるので、工夫することが必要です。
話題の「たちつてと」:「と」富
「と」は「富」を指していますが、これには「景気」なども含まれるでしょう。
このテーマを使う時には、相手の懐事情を探るように思わせる言葉や、自慢話にならないように気を付けながら話すようにしましょう。
「お金」は生きていくうえで欠かせないものなので、うまく使えばすべての人と会話を盛り上げることが可能です。
まとめ
「たちつてと」は「食べ物・地域・通勤(通学)・天気・富」を表す頭文字でした。
どのテーマにも、事前の準備が求められますが、うまく使うとグッと心を引き付ける効果がありますので、積極的に使って試してみてくださいね!