ホストクラブは華やかで楽しい場所である一方で、高額請求や強引な営業など不安を感じる声もあり、本当に安全に利用できるのか気になる人は少なくありません。
実際には、風営法の許可を受けて適切に運営されている店舗を選べば、トラブルの多くは事前に回避できます。近年は、風営法の改正で規制が強化され、利用者の安心・安全の確保が以前にも増して求められるようになりました。
本記事では、ホストクラブとメンズコンカフェ・出張ホストの違い、法律で禁止されている行為、安全な店舗とホストの見極め方までを丁寧に解説します。これからホストを利用してみたい!という女性は、安心して利用するために知っておきたいポイントを確認しましょう。
ホストクラブは本当に安全なの?
ホストクラブは華やかなイメージがある一方で、「最初に聞いていた金額よりも多く請求された」「しつこい営業がある」などの噂もあるため、全く危険性がないとは言い切れません。しかし、風営法を遵守して適切に営業している店舗を選べば、無理な勧誘や高額請求といったトラブルのリスクは大幅に下げられます。
近年は、風営法の改正により、営業許可の基準や事業者に求められる管理体制が見直されています。加えて、自治体や警察による取り締まりも強化され、無許可営業や深夜の違法営業に対して厳格な運用が行われるようになりました。
こうした法改正と運用強化の両方によって、利用者が安心してホストクラブを選べる環境が整備されています。
ホストクラブ・出張ホスト・メンズコンカフェの違い

ホストクラブ・出張ホスト・メンズコンカフェは、同じ男性が行う接客サービスですが、仕組みや法律上の扱いが大きく異なります。まずは、ホストが他のサービスと比べて、なぜ安全に遊びやすいのか確認しておきましょう。
【リスク低】ホストクラブ:風営法の許可制で行政の監督を受けている
ホストクラブは風営法(接待飲食等営業)に基づく許可制の業態であり、営業時間・店内構造・料金の明示など複数のルールを厳守しなければ運営できません。開業前には店内構造や反社会的勢力との関係などについて行政の許可審査があり、営業時間や店内の明るさ、座席の配置、料金表・許可証の掲示・接客方法など、守るべき基準も細かく定められています。
営業後も警察や自治体による立ち入り検査や指導を受けるため、基準に反して営業すると行政指導や処分の対象となります。そのため、違法運営は表に出やすく、利用者も情報を得やすい仕組みになっています。
制度としての監督体制が整っていることから、グレーな店舗は摘発されやすく、安心して利用できる店舗を比較的選びやすいのが特徴です。
【リスク中】メンズコンカフェ:風営法の対象外だが実態が曖昧な運営がある
メンズコンカフェは、ホストクラブとは異なり、接待を行う風俗営業には該当しない、一般的な飲食店として扱われます。そのため、風営法による許可制や店内構造の基準、営業時間の規制などは適用されません。サービス内容やスタッフとの距離感、料金体系、店内ルールは、風営法に引っかからない範囲で店舗ごとの裁量に委ねられています。
気を付けなければいけないのは、行政による定期的な立ち入り検査や構造基準のチェックが制度化されておらず、ホストクラブよりも監督が緩いという点です。健全に営業する店舗が大半ですが、ホストクラブへの規制が強まる中、悪質なメンコンは増加傾向にあります。
実態として、接待を行ったり、高額な支払いを強要したり色恋営業を行ったりしているメンコンも出てきています。風営法の制限を受けないため、ホストクラブ以上に、注意深くお店選びを行わなければなりません。
【リスク高】出張ホスト:無店舗型のため運営管理が行き届きにくい
出張ホストは固定の店舗を持たずにサービスを提供する無店舗型の業態であり、ホストクラブのような風営法の許可制や店内構造の基準、営業時間の規制を受けません。行政による立ち入り検査も制度化されていないため、運営管理の方法はサービス側の自主性に依存しやすく、連絡方法や料金説明の基準にもばらつきが生じやすい点が特徴です。
また、ホストクラブやメンコンと違って店舗がないため、サービスの自由度が高い反面、人通りの少ない場所や個室で2人きりの状況が生まれることもあり、困ったことがあってもすぐに助けを求めにくい環境になる可能性があります。
制度上も運営上も、店舗型のサービス以上に安全性が確保されづらく、事前の取り決めや連絡手段の確保、サービスを受ける場所など、利用者自身が安全面を意識して選択することが求められます。
悪質ホストクラブに注意!法律で禁止されている行為

近年、悪質なホストクラブによる高額請求や接客トラブルが社会問題化し、 風営法が2025年5月20日に改正・公布され、同年6月28日から施行されました。改正により、料金の虚偽説明や色恋営業、無許可営業などに対する規制と罰則が強化されています。
ここからは、ホストクラブで法律上禁止されている代表的な行為を整理します。どのような行為が違法になるのかを理解することで、安心して利用できる店舗を選びやすくなります。
虚偽または誤認を招く料金の説明
料金に関する虚偽説明や誤解を誘う案内は、行政処分の対象となる場合があります。景品表示法が禁止する「不当表示」に該当し、風営法でも料金表の明示義務が課されています。
「料金表と異なる金額を請求する」「料金表を掲示しない」「説明していないオプション料金を勝手に加算する」といった行為は、返金対応や行政からの指導につながります。また、実際より安く見えるように情報を表示することも禁止されており、利用者を誤認させる料金説明は重大な違反です。
悪質ホストクラブについて弁護士に寄せられる相談でも、初回料金や飲み放題の範囲を偽って案内し、会計時に高額請求へと誘導する手口が確認されています。料金説明の透明性は法令で求められており、虚偽の説明や誤認を利用した勧誘・請求は明確に違法とされています。
恋愛感情を利用した営業(色恋営業)
ホストが特別な関係にあるかのように装い、恋愛感情につけ込んで飲食を勧める行為は、2025年の風営法改正により、接待飲食等営業の「遵守事項」として新たに禁止されました。これにより、従来「色恋営業」「本営」と呼ばれてきた営業手法は、法律上認められません。
恋愛感情につけ込んで判断を誘導する行為自体には直接の刑事罰はありませんが、遵守事項違反として改善命令や営業停止などの行政処分の対象となります。さらに、恋愛感情を利用したうえで、威迫や誘惑によって売春や性風俗店勤務を要求した場合は、罰則が科される法律上の「禁止行為」となります。
過度な親密さを演出して高額な注文や継続的な通店を促し、多額の債務を負った利用者が売春や性風俗店勤務を迫られる事案が社会問題となったことが規制強化の背景にあります。こうした恋愛感情を利用した営業は悪質行為と位置づけられ、警察庁も強く注意喚起しています。
威迫・脅迫による売掛金の回収
売掛金(ツケ)の返済を迫る際に、威迫・脅迫・強要にあたる言動を用いることは、2025年の風営法改正により禁止行為として明確に規定され、罰則の対象となりました。具体的には、「大声で怒鳴る」「連絡先を執拗に変えながら追い詰める」「不安をあおる発言を繰り返す」など、恐怖心を与えて支払いを強制する行為が該当します。
また、売掛金の回収を名目に、性風俗店での勤務を要求したり、AV出演を勧めたりする行為も禁止行為に含まれており、これらには刑事罰が科されます。ホストクラブの多重債務トラブルから、女性客が売春を迫られる事案が発生していたことが、規制強化の背景の1つです。
売掛金の管理や回収は本来、店舗側が適切な手続きとルールに基づいて行うべきものであり、恐怖心を利用して支払いを迫る行為は法律で厳しく禁じられています。なお、歌舞伎町ではホストクラブ業界が自主規制として「売掛禁止」を導入しており、健全な店舗であればツケ払いを取り扱っていません。
無許可営業・名義貸し営業
ホストクラブを営業するには、風営法に基づく「接待飲食等営業(風俗営業2号)」の許可が必ず必要です。無許可で営業した場合は、風営法改正により罰則が大幅に強化され、5年以下の拘禁刑または1,000万円以下の罰金が科されます。また、法人に対しては3億円以下の罰金が適用されるため、重大な違反として扱われます。
近年問題視されているのが、許可を持たない事業者が、他人名義の許可を借りて営業する「名義貸し営業」です。これは形式上許可があるように見えても、実質的には無許可営業と同じ扱いとなり、経営者・名義を貸した側の双方が処分の対象になります。名義貸しは営業実態の把握ができず、トラブル発生時に責任の所在があいまいになるため、警察庁も特に警戒しています。
無許可営業や名義貸し営業は、行政の監督から外れてしまうため、料金トラブル・売掛問題・安全管理などで利用者が大きなリスクを負いやすい業態です。健全な店舗であれば、店内に「風俗営業許可証」を掲示しているため、利用者側は来店時に確認することが安全対策の1つになります。
誇大・過度な広告表示
ホストクラブの宣伝において、実際より優良に見せる広告や誤解を与える表現を使うことは、景品表示法が禁止する不当表示に該当することがあります。「初回〇円」「飲み放題」といった訴求に別料金や条件が隠れているケースはSNS上でも報告されています。
2025年の風営法改正後は、広告・宣伝に関する規制も明確化され、「年間売上○億円」「指名No.1」など接客従業者の売上や指名数を直接示す文言、「頂点」「覇者」「神」など成績を優位に見せる役職、「○を推せ」「○○に溺れる」など客に特別な感情を抱かせて応援を促す文言の使用禁止が通達されました。
こうした動きを受け、歌舞伎町では売上ランキングや役職名、来店を促すキャッチコピーを掲示する看板が既に撤去され、法律に沿った広告運用が進んでいます。2025年10月5日には、業界団体JHCA(日本ホストクラブ協会)が透明な料金表示と誇大広告の排除を進める方針を公表し、広告表示基準の見直しが広がっています。
宣伝内容と実際のサービスが一致しているかどうかは、店舗の健全性を判断する大事な要素であり、誇張や条件隠しの多い広告には注意が必要です。
禁止区域での客引き・スカウト行為
ホストクラブの営業では、店舗周辺での客引きやスカウト行為が厳しく規制されています。新宿・歌舞伎町などの繁華街では、条例で指定された「客引き禁止区域」が設けられており、路上での呼び込み・つきまとい・声かけによる誘引は違法行為とされます。強引な誘導や虚偽の案内による勧誘は、迷惑防止条例や風営法にも抵触し、警察による指導や摘発の対象になります。
ホストクラブを装った悪質スカウトによるトラブルも過去に問題化しており、客引き行為が横行していた地域では、自治体と警察が合同で取り締まりを強化しています。健全に営業している店舗の場合、路上での声かけを行わず、公式サイトやSNS・紹介など適切な方法での集客のみを行っています。
金銭貸し借り・店外デートを利用した不当な要求
ホストと利用者の金銭貸し借りそのものは民事行為ですが、返済を名目に威迫的な取り立てや執拗な要求を行うと、風営法の禁止行為(威迫行為)や迷惑防止条例、強要罪など、複数の法律に抵触します。貸し借りを口実とした脅迫的な請求が問題化したことから、行政指導や処分につながるケースもありました。
また、店外デートを利用した不当な誘導も法的なトラブルに発展しやすい行為です。店外での親密さを利用して飲食や支払いを迫る行為は、色恋営業禁止に違反する恐れがあります。さらに、店外デートを断った利用者に対し、売掛金の支払いや指名の継続を口実に圧力をかけた場合、強要罪に該当する可能性があり、刑事処罰の対象となり得ます。
金銭関係や店外での関係性を利用した要求は、法律上の禁止行為に発展する危険が高いことから、健全な店舗ほど個人的な貸し借りや店外デートを明確に禁止しています。
注文前の飲食提供・過剰な飲酒強要
利用者が注文していない飲食物を勝手に提供したり、断っているにもかかわらず過度な飲酒を迫る行為は、2025年の風営法改正で新たに禁止行為として明確化され、刑事罰の対象となりました。
具体的には、「客が頼んでいない高額ボトルを開栓する」「サービスと偽って提供して後から料金を請求する」「短時間で繰り返し飲酒を強要する」といった手口が該当します。
こうした行為は利用者を不当に不利な状況に置くため、風営法の趣旨に反する重大な違反です。現在では健全な店舗ほど、注文管理の徹底や過剰飲酒の防止を明確にルール化し、トラブル防止のための改善が進んでいます。
売春・風俗勤務の強要
ホストが利用者に対して売春や性風俗店で働くことを要求する行為は、2025年の風営法改正で禁止行為として明確に規定され、刑事罰の対象となりました。金銭トラブルや人間関係の優位性を利用して「風俗なら稼げる」「AVに出ればお金が作れる」などと促す行為も、この禁止行為に含まれます。
背景には、ホストとの関係性や精神的な依存につけ込まれた女性が、お金を稼ぐために売春を要求されたり、夜の仕事を勧められたりする事案が繰り返し発生し、社会問題化したことがあります。店外デート中や個人的なやり取りの中で要求が行われるケースもあり、路上売春や無届け斡旋の増加につながったと警察庁が指摘しています。
威迫や誘惑を用いて売春や性風俗店勤務を求める行為は、業者・ホストの双方が罰則対象となり、厳しく取り締まられています。
どんな危険がある?実際にホストクラブやホストが摘発された事例
事例① 売春・性風俗勤務の強要で逮捕されたケース
女性客が支払いに困っている状況につけ込み、「風俗で働いて返済するように」などと迫ったことで、風営法が禁止する売春要求に該当するとして摘発された事例。拒否すると連絡を繰り返すなどの圧力も行われました。債務トラブルが背景にある典型的な違法行為で、東京・大阪・福岡など全国で逮捕が相次いでいます。
事例② 料金説明の不備で立ち入り検査を受けたケース
料金表の掲示が不十分で、利用者が事前に金額を把握できない状態だったことから、警察が立ち入り検査を実施した事例です。説明されていない料金が追加される可能性がある運用が問題視され、料金明示義務への抵触が指摘されました。
事例③ 売掛金回収の威迫で逮捕されたケース
ホストクラブ経営者兼ホストが、威迫的な言動を繰り返し、支払いを強く迫ったとして逮捕されました。売掛金を支払えない女性の自宅マンションまで行き、玄関前で声を荒げるなどの威迫行為を行いました。
安全なホストクラブ・ホストを選ぶには?
ホストクラブを安心して利用するには、店舗の制度面・運営ルール・料金の透明性など、外から確認できる要素で安全性を見極めることが大切です。風営法の改正により基準が強化された今、利用者側が事前に判断できるポイントは増えています。
ここからは、①お店の仕組み・ルール ②お店の雰囲気 ③ホスト本人の言動の3つの観点から、安心して利用できるホストクラブを選ぶポイントを解説します。
① お店の仕組みやルールから安全性を見極める
安全に遊べるホストクラブを選ぶときは、店内ルールや料金システム、許可証の掲示状況など、店舗が遵守すべき基準をきちんと満たしているかを確認することが重要です。
料金表の掲載&料金システムの詳細な説明がある
安全なホストクラブでは、料金表が店内やWebサイトにわかりやすく掲示されており、料金システムについてスタッフが丁寧に説明します。風営法では料金の明示が義務付けられているため、初回料金・セット料金・指名料金・サービス料などが細かく提示され、追加料金の有無も事前に確認できます。
説明が曖昧な店舗や、尋ねても答えを濁す店舗はトラブルの温床になりやすく、高額請求や不当なオプション追加につながる可能性があります。透明性の高い料金説明がある店舗ほど信頼性が高く、安心して利用しやすいといえます。
風俗営業許可証の原本が店内に掲示されている
ホストクラブは風営法による許可制で運営されており、店舗には「風俗営業許可証・2号営業(原本)」の掲示が義務付けられています。許可証には許可番号・申請者名・営業区分・許可年月日が記載されており、行政の審査を通過した営業であることを示します。
信頼できる店舗では、入口付近やレジ横など利用者が容易に確認できる位置に掲示され、コピーや写真ではなく原本が掲示されます。「許可証を見せない」「裏口やバックヤードなど見えにくいところに掲示している」「許可番号が不明瞭」といった店舗は、無許可営業のリスクが高まり、安全性の面で避けたほうが無難です。
広告や営業時間などについて法律を遵守している
2025年の風営法改正後、広告や宣伝に関するルールが明確化され、「推せ」「溺れる」など感情誘導型の表現や、「売上○億円突破」「指名No.1」「総支配人」など実績を誇張する文言の使用が禁止されました。また、営業時間・店内の明るさ・客引きの方法にも細かな規制があり、適正に運営されている店舗はこれらを厳格に守っています。
違法な深夜営業、禁止区域での客引き、誇大広告を行う店舗は法令違反につながり、トラブルリスクも高まります。宣伝内容や営業時間が法律に沿っている店舗は、コンプライアンス意識が高いと判断できます。
売掛を行っていない(歌舞伎町エリア)
歌舞伎町のホストクラブでは、地域全体で売掛(ツケ払い)を禁止する自主ルールが徹底されており、健全な店舗では即時決済のみを採用しています。売掛は支払能力を超えた利用を招きやすく、過去には債務トラブルから売春要求や脅迫に発展した事件が問題となりました。
現在は警察や自治体からの指導も強化され、売掛を行わない店舗ほど信頼性が高いと評価できます。支払い方法が明確で分かりやすく、返済リスクのない制度を採用している店舗は、初めて利用する人でも安心して通いやすい環境があるといえるでしょう。
② お店の雰囲気で安心感を見極める
安全に利用できるホストクラブは、店内の雰囲気にも誠実さが表れます。スタッフ同士のやり取りや店内の空気感、周囲の客層などから、店舗が適切に管理されているかどうかを読み取ることができます。
居心地の悪さや緊張感が漂う店舗は、ルール整備や運営姿勢に問題を抱えている場合があり、トラブルが起きやすい環境につながるおそれがあります。初めて利用する人は、案内時や入店直後の様子から安心感を持てるかどうかを客観的に判断することが大切です。
スタッフ同士のやり取りが穏やかで威圧感がない
店内で問題が起きていない店舗では、スタッフ同士のコミュニケーションが丁寧で穏やかです。怒鳴り声や威圧的な態度が見られないかどうかは、運営姿勢を判断する重要な手がかりで、内部トラブルの多い店舗ではスタッフ間の対応が杜撰だったり、お客様の前で言い争いが発生したりします。
従業者の態度が安定している店舗ほど、教育体制が整っており、お客様にも丁寧なサービスが提供されやすいといえます。キャストやボーイのやり取りの雰囲気は、安心できる店舗選びの判断基準になります。
店舗が明るく清潔で閉鎖的な印象がない
安全性の高い店舗は、照明の明るさや清潔さなど、客から見て分かる部分に配慮が行き届いています。「店内が暗すぎて周囲の様子が見えない」「通路が狭く逃げ場がない」「ゴミがそのまま放置されている」といった状態は、管理不足やコンプライアンス意識の低さの表れであるケースがあります。
店舗全体が清潔で開放的な印象を与える場所は、衛生面だけでなく、運営姿勢や安全管理の意識も高い傾向があり、初めてでも落ち着いて利用しやすい可能性が高いといえます。
他の席で過度な飲酒や騒ぎが起きていない
スタッフだけでなく他席の落ち着き具合も、安心して利用できるかどうかを判断する重要な材料になります。他で泥酔者が続出していたり、大声で騒ぐ客が放置されたりする店舗は、過度な飲酒を容認している可能性があり、トラブルが発生しやすい環境といえます。
「他の利用者が適切な声量で楽しんでいる」「キャストが飲み過ぎに配慮している」というのは、健全に運営されている店舗の特徴です。お客様の安全を重視する店舗ほど、雰囲気を乱す行為に迅速に対応します。
スタッフの対応が誠実で信頼感が持てる
安心できるホストクラブかどうかは、受付や案内を担当するスタッフの対応に大きく表れます。初めて訪れるお客様に対しても態度が丁寧で、質問にしっかり答えてくれる店舗は、運営面での誠実さが期待できます。案内時の説明が分かりやすく、曖昧な点を残さない姿勢が見られると、不安を抱きにくく、トラブルのリスクも低くなります。
反対に、急かすような対応や説明を濁すような態度が見られる店舗は注意が必要です。ホスト以外のスタッフの誠実で落ち着いた接客は、健全な運営体制を持つ店舗の特徴の1つといえます。
③ホストの言動から信頼できる人を見極める
安心して関われるホストかどうかは、実際の接客態度や会話の中に明確に表れます。「注文前に料金を一緒に確認してくれるか」「無理な注文を避けて配慮してくれるか」など、細かな行動は信頼できる相手かどうかを判断する大きな手がかりになります。
距離感のとり方や言葉選び、約束の守り方など、誠実さがにじむホストほど不安なく楽しめるため、接客を受ける際にはホストの対応を丁寧にチェックすることが大切です。
注文前に料金を一緒に確認してくれる
誠実なホストは、注文を入れる前に料金を必ず客と一緒に確認し、金額や範囲を丁寧に説明してくれます。ボトルの値段やセット内容、飲み放題に含まれる項目などをその場で明確に伝えてくれるため、会計時に「聞いていなかった」というトラブルが生まれにくくなります。
誠実なホストは、曖昧なまま注文を進めたり、「大丈夫だから」と説明を避けることはせず、利用者の安心を優先してくれる姿勢が特徴です。
高額ボトルを強く勧めてこない
信用できるホストは、売上のためだけに高額なボトルを押し付けるような勧誘は行いません。利用者の表情や予算感を気遣い、無理のない範囲で楽しめる提案をするため、経済的負担・心理的な負担の無理がない範囲で楽しめます。
必要以上に煽らず、むしろ「今日は控えめにしておこうか?」と配慮してくれるケースもあり、お客様への気遣いが信頼につながります。反対に、何度も高額ボトルを強引に勧めてきたり、「売上が厳しい」などと泣き落としで注文を煽ってくるホストには注意が必要です。
約束や時間を守る
常識が身についているホストは、約束した時間や連絡のタイミングを丁寧に管理し、遅れそうな時には必ず事前に知らせるなど、誠実で責任ある対応を徹底します。
夜の業界では、時間にルーズだったり連絡が途切れたりするケースも少なくありません。その中で時間を守る姿勢が安定しているホストは、基本的な礼節や仕事への意識がしっかりしている証拠といえます。
時間や約束を丁寧に扱う行動はごまかしが効かず、人柄や仕事観が最も伝わる部分です。この当たり前を継続できるホストほど、信頼して関われる相手として判断しやすく、誠実なホストかどうかを判断できる大きなポイントです。
過度なボディタッチをしない
安心できるホストは、利用者が不快に感じる可能性のある過度なボディタッチを避け、適切な距離感を大切にします。相手の反応をよく観察し、距離が近すぎると感じたら自然に引くなど、配慮のあるコミュニケーションを心がけます。
反対に、「唐突に触れてくる」「女性が逃げても身体を執拗に寄せてくる」「腕を掴む」などの行為が多い場合は警戒が必要です。過度なボディタッチは、風営法で禁止された色恋営業の一環として問題視されるケースがあります。また、過度な接触は接待の範囲を逸脱し、風俗的なサービスと判断される恐れもあり、トラブルにつながるリスクが高い行為です。
適切な距離感を保てているかどうかは、接客の質や誠実さを見極める重要な判断材料になります。
話を遮らずに聞いてくれる
誠実なホストは、利用者が話している途中で話を奪わず、相手のペースに合わせて丁寧に耳を傾けます。リアクションや相づちが自然で、聞いた内容をきちんと理解した上で返答してくれるため、会話がストレスなく続けられます。
話題を急に変えたり、自分の話ばかり続けたりせず、相手が心地よく話せる空気を作ることを大切にします。相手の話を尊重し、会話のキャッチボールを楽しむ姿勢は、一緒に過ごして安心できるかどうかを判断するうえで非常に重要なポイントです。
過剰な自慢や金銭アピールがない
お客様を大切にしているホストは、自分の売上や収入、高価な買い物といった話題を必要以上に持ち出さず、相手が気負いなく過ごせる雰囲気づくりを心がけます。金銭的な成功を過度にアピールする行為は、相手に憧れや依存を抱かせ、高額な支払いを誘導する一因になりやすく、健全な接客から逸脱する方向へつながる恐れがあります。
誠実なホストは、自慢話を控えつつ会話全体のバランスを取り、利用者が自然体で楽しめる空気を保とうとします。ホスト側に過剰なアピールがなければ、利用者も必要以上に背伸びをしたり、自分を大きく見せたりする必要がなく、落ち着いた距離感で関われます。
【NGG・安全への取り組み】安心して楽しんでいただくために。
まとめ
ホストクラブには不安なイメージもありますが、風営法の基準を遵守して営業している店舗であれば、安全性は大きく高まります。
近年は法改正や取り締まりの強化により、利用者が来店前に安全性を判断できる材料も増えています。初めて利用する場合は、料金表や店舗情報を確認し、まずは定額で利用できる初回システムから試すのがおすすめです。来店時には、店内の雰囲気・スタッフの対応・ホストの言動に注意を向け、安心して過ごせるかどうかを客観的に見極めましょう。
信頼できる店舗を選べば、無理な勧誘や高額請求を心配することなく、ホストクラブならではの特別な時間を楽しめます。





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