どもども。
歌舞伎町でホストクラブを経営するNGG(NEW GENERATION GROUP=ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回は「女性から好かれたいなら、会話ではどんなことを意識すべきなのか」と、僕が考える男女の違いについて書いてみます。
会話は「自分」ではなく「相手」が主役
ホストの会話の基本中の基本の心得は、「相手を主役にすること」です。
裏を返せば、「自分が主役になろうとするな」ということですね。
これは、ホストたちに今も徹底して伝えていることです。
例を出して解説しましょう。
女性との会話のとき、「でさぁ。俺、昨日こういうことがあってさ……」と話すのは、典型的な「自分が主役」の話し方です。
そうではなくて、「えー、○○ちゃん、今日はご飯食べてからお店に来たんだ? 何食べてきたの?」みたいに、相手を主役に会話を展開させましょう。
そして質問を重ねることが大事です。
相手に質問をすることは「私はあなたに興味があります」という意思表示になりますし、その気持が相手に伝わります。
これは、考えてみれば当然のことです。
相手に興味がある人は、相手のことを詳しく知りたくなりますよね。
その気持ちが行動として表れるのが「質問」だからです。
自分のことばかり話す男はモテない
しかし、これが実践できていない男性は本当に多いです。
よくあるパターンは、「自分がスゴい男だと思われたい」という気持ちから、自分のことばかり喋ってしまうもの。
これが一番モテないパターンです。
具体例を挙げると、「俺って年収が何千万あるんだよ」とか、「あの大企業とこんなプロジェクトを動かしている」とか、「芸能人の○○さんと仲が良い」みたいなものですね。
女の子からすれば、「お前の人生なんて聞いてないし、こっちは興味ねーんだよ!」という気持ちになるでしょう。
女の子はみんな、お話を聞いてほしいんです。
男の人達は、まずこの点を理解してください。
そして「相手に質問をするのが大事」というのは、言い換えれば「聞き上手になれ」ということです。
これはよく勘違いされることですが、ホストは「面白い話を喋ること」が仕事ではありません。
喋るのは主に女性で、7~8割は聞く側に徹します。
そして2~3割で、自分のことを話すときは、ダラダラ喋らずに要点だけを伝えます。
あくまで主役はお姫様なんです。
女性にモテたい人は、普段の会話からこのことを意識するとよいでしょう。
男は未来ばかり考える生き物。女性は「今」があってこその未来
男というのは、未来ばかりを見据えている生き物です。
「こうなったらいいな」「ああなったらいいな」と夢ばかり見て、その逆算として今を生きています。
良く言えば「夢見がち」とも言えますが、悪く言えば「バカ」なんです。
女性はその逆で、何より大事なのは「今」です。
楽しい未来は「楽しい今」があってこそ訪れるもの……というのが女性の考えです。
そのため、「未来のために今を犠牲にする」という発想が女性にはありません。
こうした男女の現在・未来の捉え方の違いを理解することは、本当に大事だと思います。
それが理解できていないと、男は女から「もう私はあなたのペースについていけない」と別れを切り出されることになります。
これは、僕自身がそうでした。
「もう、ついていけない」と言われるのは、非常にキツい体験ですし、いろいろな反省があります。
そのことを踏まえたうえで男性サイドからの意見を言うと、「ついていけないと感じたのなら、早い段階で『そんなやり方じゃ無理なんだけど舐めてんの?』と言ってほしい」と思います。
男は未来を見据えて突っ走り、女性は我慢を重ねて、その我慢が限界に達して別れにつながる……というのは非常によくあるパターンです。
大切な相手を失いたくないのなら、早い段階で深いコミュニケーションを取り、相手としっかり向き合うことが、やはり大事といえるでしょう。