1億円ホスト越前リョーマに心に響く褒め方を学ぶ
参考サイト:https://honsuki.jp/pickup/46007.html
1,000万プレイヤーのホストは多数おれど、売上1億円を超えるホストは歌舞伎町広しといえど、両手の指で数えるほどしか存在しません。
それほどレアな1億円プレイヤーのひとり越前リョーマさん。
勤務する歌舞伎町のホストクラブ『Dew’l(デュール)』では、長年トップを走り続けてきました。
ホストといえば、顧客の支持を集め続けなければ頂点に立てません。
今回は『本が好き。』のサイトの藤沢緑彩さんの記事を参考に、人の心に響く褒め方とは何かにフォーカスします。
褒めれば好感を持たれるは間違い
男性は女性に対して、けなすよりも褒めた方が良い関係を築けるのは確か。
しかし、それを鵜呑みにして、そのままのべつ女性を褒めてさえいればいいかといえば、それは大きな間違いであると越前リョーマさんは語ります。
女性はとても敏感な生き物。男性よりも女性の方が、はるかに五感が発達しているため、パートナーの浮気にもすぐ気づけるのは周知のとおり。
視覚優位でマルチタスクが苦手な男性と違い、女性は色々な情報をインプットし瞬時に判断します。
「なんか口先だけで言ってるな~」「薄っぺらい言葉」というのを、簡単に見抜いてしまうのです。
女性を褒めるアプローチ自体が間違っているわけではないのですが、「褒め方にもポイントがある」と越前リョーマさんは述べました。
女性をたくさん褒めてきたけど、恋愛で良い結果を残せなかったという男性は、越前リョーマさんが話す女性を褒める際に意識すべきことをインプットしましょう。
きっとそれを知って実行するだけで、あなたのモテ度がアップするはずです!
越前リョーマ『成功したいなら誰かの「推し」になれ』の内容、流れ星TAKIUEがオンラインホスト?【2021年2月のホストニュース】
褒められて嬉しいポイントは女性によって異なる
女性の心の機微は複雑。例えば容姿端麗で、頻繁にビジュアル面を褒められている女性がいたとして、「今日も美しいね」と言われたとしても、慣れっこでしょう。
つまり褒められて嬉しいポイントは十人十色。人が変われば、喜ぶ箇所も当然変わるのです。
正解を正確につかみとる上で大切になるのが観察眼と相手への興味。
ホストの多くは生来の我が強い傾向にあります。自己中心的で自己愛が強すぎる人は、対象を観察するのが苦手。相手が言ってほしいことではなく、自分が話したいことをつい口にしてしまいがち。
このようなスタンスでは、トップホストになれるわけがありません。
越前リョーマさんともなれば、ひとりの女性だけを担当しているわけでないので、複数の姫をしっかり見ておく必要があります。
ホストクラブを訪れる際に、姫達はかなり気合を入れるもの。自分が大好きな異性と会うために、安くないお金をホストクラブに落とすわけです。
つまり毎回、同じ身なりというのはありえないのです。些細な変化に気づき「そのネイルいいじゃん!」「今回のヘアスタイル素敵だね」などと、すぐ反応する必要があります。
「成功は微差の積み重ねによるもの」といわれますが、トップに立つ人ほど、越前リョーマさんのように、細かな部分へのフォーカスが大切であることを体感で理解しているものなのです。
目標を明確に設定するメリット
女性が喜ぶ褒めを心得ている越前リョーマさんからは、たくさん学べることがあります。彼はひとかたならぬ努力を何年もの間、続けてきた人。
越前リョーマさんは、目標を設定するメリットについて語りました。
目標を設けて人に話すことで、モチベーションを維持しやすくなるのです。それはホストの世界でいえば、売上や指名本数といった客観的なファクトである必要はありません。
「魅力的な男になる」「人に愛を与えられる男になる」など、少々ファジーな部分を含んでいてもよいのです。
もう一点、大切なことを彼は付け加えました。それは、目標を公言するということ。
内に秘めがちな人は、他者に目標を言わないことが癖づいていることもあります。しかし、あえて「自分の目標は〇〇です」と公言することによって、より目標が現実化しやすく越前リョーマさんは主張します。
目標を言葉にして伝えることで、自分にもポジティブな意味でプレッシャーを与えることが可能に。
そして真剣に目標へ向かって突き進んでいる人間を、人は応援したくなるもの。
ホストは人気商売。いかにたくさんの姫から「今月も頑張ってナンバー入りしてね」「私が応援するから、トップに輝いて」と思わせるかが収益に直結。
熱烈なファンをつけ、推しになってもらうためにも、あえて越前リョーマさんは目標を公言します。そして目標を実現し「しっかり行動で示せる有言実行な信頼足りうる男」という印象を植え付けたのです。それが、今の地位を築くことにつながているのは間違いないでしょう。
ホストは、姫に夢を見させる仕事。姫の側も、高額のアルコールの原価がそれほど高くないことくらいわかっています。不条理をわかった上で、「それでも応援したい」と思わせる何かがトップクラスのホストは共通して持っているのです。
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自分は価値ある存在としての自負
スーパースターは自分への意識がとても高い傾向にあります。競馬会のスーパースター武豊ジョッキーは、常日頃から「俺は武豊やねんから武豊らしく」という意識で振る舞いに気を付けているのだとか。
武騎手と親交がある阪神の藤浪晋太郎投手は、結果が出なくて叩かれた時も「藤浪晋太郎なんだから注目を集めて叩かれるのは当然」と、考え方そのものを変えたといいます。
少々話がそれてしまいましたが、トップに君臨する人間の意識の高さはそれくらいハイレベル。
越前リョーマさんも同じです。常に「お客様は越前リョーマさんとのコミュニケーションを楽しみにしてくださる」と考えています。
「ナンバー1ホストは、どういったものを持っておくべきか?」を頭に入れており、安価なものを買おうとはしません。
「全ては投資」として考え、自分にプレッシャーを与え続けどんな状況でも最善を尽くすのが越前リョーマという生き方なのでしょう。
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ホストの骸が鍋で溶けねえ!石井光太『夢幻の街』
参考サイト:https://friday.kodansha.co.jp/article/175471
これまで歌舞伎町では、様々な事件が発生してきました。
第六トーアビルからダイブは、SNSでもかなり有名となりましたが、それ以外にも驚くべき事件が多数起こるのが歌舞伎町。
今回はノンフィクション作家である石井光太さんの著書『夢幻の街~歌舞伎町ホストクラブの50年~』の一部がFRIDAYDIGITALに紹介されていましたので、そちらの内容を参考にお伝えしていきましょう。
ホストが鍋で煮込まれた
あなたは「ホストが鍋で煮込まれた!」と聞けば、何を連想しますか?
「映画の話?」「バカッターの一種!?」などと、様々なことを想像するかもしれません。
しかし、ホストの肉体が寸胴鍋で煮込まれた事件は、フィクションではなくノンフィクション。
世にも恐ろしい事件が、実際に歌舞伎町で起こったのです。
八王子の凶悪ホスト歌舞伎町へ進出
土田十寛こと土田正道氏は、八王子にホストクラブを持ち収益化に成功していました。「ホストの聖地といえば歌舞伎町でしょ?」と、鼻息荒く歌舞伎町へとやってきた土田氏。
近くで働いていた人間から「ヤクザ以上に暴力的」と表現される土田氏は、凶暴そのもの。
自身が雇用していたホストの売上が悪いと、「エンコ詰めろ!」と小指の切断を迫るなどしばしば嗜虐性を発揮していました。
石原慎太郎の歌舞伎町浄化作戦で潮目が変わる
歌舞伎町は、猥雑さを許容する街でもあります。しかしそれを看過しない者もいました。
当時の都知事であった石原慎太郎氏は、歌舞伎町浄化作成を断行。その影響はホストクラブに対してダイレクトだったといいます。
街頭での呼び込みや深夜時間の営業を封じられたホストクラブは、運営形態を変えざるをえませんでした。
ちなみにこのタイミングで頭角を現したのが、2020年新宿区役所との連携などを推し進め、時の人となった手塚マキさんなどです。
時代の変化に対して上手く対応できなかった土田氏は、ホストクラブの経営もままならないようになります。
そして阿部卓也というホストがキャッチで逮捕され、お店が営業停止処分になるという憂き目に……。
こんなことが起こって黙っている土田氏ではありません。阿部氏に対して、1,000万円払えと賠償を求めました。
土田の周りは敵だらけ!そして起こった事件
突然「1,000万円払え!」といわれて、払える人間などそうそういるものではありませんし、そもそも払ういわれ自体ないようなもの。
阿部氏は土田氏のもとで、呼び込みをやっていたわけで、土田氏に責任があるのです。
我慢ならなくなった阿部氏は、同じく土田氏に恨みを持っていたお店の上司である玄地氏を誘い、土田殺害を決行。
予定どおり骸にしたまでは良かったのですが、寸胴鍋に入れて煮込んで溶かそうとしてから誤算でした。
土田氏の骸は一向に溶けないのです。
溜まりかねた阿部氏は、父親に実情を話し手伝ってもらうことに。
鍋の中身を浴室の排水溝へ流したり、骨を砕いて河原に投棄するなどして、何とか作戦をやり遂げたのでした。
しかし……。
三年後の逮捕劇
完全犯罪になったかと思いきや、警察は執念の捜査で事件が明るみになります。
阿部氏の家で解体が行われたことは確定的だと見た警察は、自宅の排水溝を徹底調査。
そこで、土田氏のものと思われるインプラントに用いたネジを見つけました。
このネジが使われたのは国内で599本のみ。
土田氏が過去に行っており、インプラント手術をしていたことが立証され、阿部氏、玄地氏ともに御用となったのでした。
歌舞伎町は欲望が交差する街。いくつもの怨嗟が絡み合った際に、「西東京の帝王」と呼ばれたカリスマホストの土田氏が命を落とすような事件も起こるのです。
何とも凄惨な事件。関係者の誰も幸せになっていないのが、後味の悪さを表していますね。