歌舞伎町にはたくさんの歴史があります。その中にはホストに関連した身の毛もよだつような話も…。今回はホストや歌舞伎町にまつわる怖い話などを語ります。
怖い話
怖い話の中でもお客さん目線での怖い話とホスト目線での怖い話に分別されますので、紹介していきましょう。
お客さん視点の怖い話
こんなエピソードがあります。ネットオークションで偶然ホストの男性と知り合った女性。興味があったので色々質問したあと、「ホストクラブを見学させてもらっていいですか?」ダメ元で言ってみたらあっさりOK。日にちを決めていざ出陣。
女性がホストと歌舞伎町を歩いていると、黒服などたくさんの人が一斉に頭を下げます。「もしかして、この人えらいホストなんじゃ…!?」と、勘づいた女性。ホストクラブの名物であるシャンパンタワーなどを生で見せてもらえるなど、経験値を増やせたものの、得たいの知れない大物に何ともいえない恐怖を覚えたそうです。
エスコートしてくれた男性の正体は、結局分からずじまいだったのだとか。この女性は何もなく帰れましたが、何かに巻き込まれてもおかしくなかったでしょう。素性の分からない人が歌舞伎町にはたくさんいるため、注意が必要です。
ホスト目線の怖い話
ホストひとりで実に多くの女性と接客します。中にはとんでもない変わり種もいるのだとか。例えば住所を教えていないのに、なぜかホストが住んでいるマンションと部屋番号を探り当てて、部屋のすぐ外で待っていたのだとか。
仕事スイッチを切っているホストはローテンションの人も少なくありません。いきなり現れた客に「うおっ…!」と大声を上げ慌てふためいたでしょう。
角度の違う恐怖でいえば、ホストを愛しすぎたため珍妙な行動をとる女性のエピソードがあります。いつもようにホストクラブを訪れた女性は、ニコニコしながら爪切りをプレゼント。「変わった贈り物だな」と思いつつホストがお礼を言うと、「ねえ、ここで爪を切ってよ」「〇〇くんが爪を切ってる姿が見たいの」とおねだり。
ホストがしかたなく言われたとおりにすると、女性はおもむろに切り離された爪を持参の袋へ入れました。恐る恐る「それ、どうするつもり?」と尋ねたホストに、女性は満面の笑みで「持って帰る♪」と答えたのだとか。
わら人形には爪や髪の毛を入れると効果があるといわれていますが、そっち方面で使われていないことを祈るばかりです。
心霊体験
ホストクラブは、何階建てかのビルの中に入っているのがほとんど。エレベータ―に乗ったホストが、自分の勤めるホストクラブが入っている階数を押した後に怪異が起こるケースがよくあります。
どの階を押しても反応せず、エレベーターが勝手に上昇していき屋上まで連れていかれるケースや、いつもと違うフロアーにたどり着き建物の面積では考えられないほどの長い廊下が薄暗い中、ひたすら奥へと続いている話などもあります。
いずれにせよ、まだ成仏できていない霊がさびしくて、誰かを呼び寄せているのだと解釈できそうですね。
“歌舞伎町ビル火災事件とは?”
2001年の9月1日に痛ましい事件が歌舞伎町にある雑居ビル「明星56ビル」で起きました。実に44名の方が亡くなり、日本で起きた火事の中で5番目に多い人が逝去しています。ビルの3階にゲーム麻雀のお店である「一休」のすぐ近くにあるエレベーター周辺が出火地点ではないかといわれています。
密閉された空間で火災が起こると不完全燃焼となり、火の勢いが衰えて可燃性の一酸化炭素ガスが溜まった状況になります。この時ドアや窓を開いてしまうのは、とても危険。
熱くなった一酸化炭素が瞬く間に酸素と結びついて、二酸化炭素への化学反応が進んで大きな爆発につながるからです。この現象をバックドラフトと呼びます。歌舞伎町の火災でも状況を知らないある人間が、扉を開いたためバックドラフトが起こりました。44名全員の死因は、一酸化炭素中毒。32人の男性と12人の女性の尊い命が一夜にして失われたのです。
東京消防庁がから「防火管理ができていない」と警告を受けていたにもかかわらず、ビルの所有者は何の対策をとることもなく営業を続けていたため起こった悲劇です。雑居ビル「明星56ビル」は、火災後に使用禁止となり、2006年の5月に取り壊されました。
こんなホストには気をつけろ!
一口にホストといっても多種多様。特に歌舞伎町のような大規模歓楽街に集まってくるホストは、ピンキリもピンキリ。
常識がありしっかりとしたホストもいれば、チンピラのように品のない悪質な輩ホストもいます。女性はどういったホストに注意すべきなのか例を挙げましょう。
- 「俺の親に会ってよ」とすぐ言ってくる
- 枕営業をしかけてくる
- 彼女のていで、セフレにしようとしてくる
- 「同棲しようよ」と誘ってくる
- DV傾向が強く、何かあると暴力で解決しようとする
- 過去に売り掛けの支払いに関する遅延でトラブルを起こしている
- 逮捕歴がある
- 無許可営業の店で勤務している
上記に該当するホストに遭遇した場合は、即刻距離をとりましょう。深く関わるととんでもない目に遭うので、気をつけてくださいね。
まとめ
お読みいただいたように歌舞伎町には毎日、たくさんのドラマが繰り広げられています。一攫千金を夢見て状況する人もいれば、安定職を捨ててホストの世界に飛び込む人もいるでしょう。眠らない街歌舞伎町では、これからもまた新たな物語が増えていくでしょう。