サラリーマンや会社員が副業でホストをする、というと「大変そう」「自分の時間がなくなりそう」と思われるかもしれません。
たしかに2つの仕事を両立するのは、慣れるまで大変なところもあるでしょう。
しかし、ペースやコツを掴めば、短時間で大金を稼ぐのも不可能ではないはず。
今回は、
- 会社員の副業としてホストがおすすめの理由
- 会社にホストの副業がバレない方法
について詳しく解説します。
会社員の副業として、ホストをする。
普通はなかなか思いつかないかもしれません。
しかし、ホストは(副業)アルバイトとして入店しても短時間で稼げるいい仕事です。
今回は、会社員の副業にホストがオススメな理由について書いていきます。
サラリーマンでも副業でホストとして働ける?
会社員のホスト副業について、『Yahoo知恵袋』に下記のような相談が寄せられました。
25歳会社員ですがホストのバイトをしてみたいです。
25歳の会社員ですが、色々と思うところがありホストのアルバイトをしてみたいと思っています。
ただ一応フツーのサラリーマンなので、ばれたらばれたでしょうがないですが会社には内緒で出来たらと思います。
普段の勤務は3交代のシフト制(4勤2休or3休)で時間の融通はある程度利きますし、正直休みの日や夜間(夜勤以外の時)は暇なので年齢的にもラストチャンスだし経験を詰んでみたいと思っています。
最低週1~、週2,3出られる時もありますが、会社のシフト次第なのでそれに併せられたら最高だと思います。
まっとうな考えじゃないと思われるかもしれないですが、自分でもそれには気づいてます。
でもどうしてもやってみたいのでそのような経験をお持ちの方、色々アドバイス頂けたらと思います。
多様性が重んじられる時代、それは働き方も例外ではありません。
会社員として働きながら、副業でホストを始めたいと考える方は少なからずいますし、実際に兼業している人もいます。
仕事後に時短勤務をしたり、休みの日にがっつり入ったりと働き方はそれぞれ。
サラリーマンを続けながらホストとして働き続ける人もいれば、脱サラしてホスト1本に切り替えて自分のお店を持つほどに成長したケースも。
お客様も昼職の方が少なくありません、一般企業での勤務経験があるとトークにも活かせるはず。
副業にホストをするメリット
サラリーマンの副業としてなぜホストがおすすめなのか?
その理由を4つに分けて詳しくご紹介していきます
メリット①:歩合制なので高収入が可能
せっかく副業をやるのであれば、稼げないより稼げるほうがいいと思うのは当然です。
その点ホストは、一般的なアルバイトに比べ短時間で高収入を得ることができます。
その大きな理由は、歩合制です。
ホストが売り上げをあげたらその分だけ給料が上がると言うシステムです。
時給ではない分、頑張ればそれが評価(給料)に直結するので、効率よくお金を稼ぐことができます。
詳しくはこちらの記事をどうぞ↓
メリット②:働く時間が選べる
当然のことですが、副業は本業に影響が出てはいけません。
なので、シフトの関係でこの時間しか出勤できない。などの条件がある場合、本業に影響する可能性があります。
しかし、ホストは営業時間は19時〜25時と昼間の本業に被る事はありません。
希望の時間で柔軟にシフトを組む事が可能なので、翌日に影響も出にくいでしょう。
また、ホストクラブによっては最低出勤時間が設けられており、それさえクリアしていればOKと言う場合もあります。
これもお店によって違いはありますが、5時〜12時くらいまでの営業を行なっている店舗がありそのような店舗の場合、夜勤明けに出勤するといった事も可能です。
このように、出勤時間を自由に決定できるのもホストが副業にオススメな理由の一つです。
メリット③:コミュニケーション力が身につく
ホストは、毎日多くのお客様を接客します。
そこでは、お酒の席でのマナーはもちろんお客様をおもてなしするためのコミュニケーションが必要になります。
相手が何を考え、何が正解なのかを常に考え行動しなければいけないので、接客の難易度は高いです。
しかし、そういった人とのコミュニケーションは本業で必ず役に立つでしょう。
せっかく副業をするなら本業にもいい影響があったほうがいいですからね。
メリット④:自己肯定感、自己効力感がアップ!
自己肯定感とは、文字通り自分を肯定する力。自己効力感は「自分の未来が明るく、希望に満ちあふれている」と前向きに思える力。
ホストをすることで、話術が巧みになったり、人を説得する能力が身についたり、共感力がかなり上がります。
ホストの世界はお客さんから直接、その場で値踏みされるシビアであるのも確かですが、そこで結果を残せれば確かな自信につながるのも確かでしょう。
副業でホストをするデメリット
副業ホストは、メリットが多いものの、いくつかデメリットも存在します。
- 二日酔いで本業に支障が出る可能性がある
- レギュラーホストよりも稼ぎにくい
デメリットをふまえたうえで、副業でホストをするのか今一度考えてみましょう。
デメリット①:二日酔いで本業に支障が出る可能性がある
ホストの仕事では、かなりのお酒を飲むこともあります。次の日に朝から本業の仕事が入っている場合、二日酔いで寝坊をしたりパフォーマンスが落ちたりと悪影響が出ることが考えられます。
正社員の場合、副業を認めている会社の多くは「本業に支障が出ない範囲で許可」と定めています。学生の場合、授業に出られなかったり単位が取れなかったりすれば、元も子もありません。
本業もホストも続けるためには、飲む量や飲み方は上手く調整する必要があるでしょう。本業に支障が出過ぎると、会社でのキャリアアップが難しくなったり、大学を休学・中退したりと想定外のところで悪影響が出ることも考えられます。
デメリット②:レギュラーホストよりも稼ぎにくい
ホストとして働く時間が少なければ、それだけホストとしての稼ぎを作りにくくなります。初回のお客さんの接客に入る必要がありますが、副業ホストの場合、出勤している時間にタイミング良く、新規のお客さんが来店しなければなりません。
さらに、ホストは営業時間外の営業連絡によって、お客さんの来店に繋げます。本業がある場合、営業連絡をできる頻度やタイミングが限られるため、レギュラーホストよりもお客さんを獲得しにくくなってしまいます。
お店によってはレギュラーホストのほうが待遇が良くなるシステムがあるところも。
「レギュラーホストよりも絶対に売れない!」と言い切れるわけではありませんが、副業ホストよりも売れにくい、稼ぎにくいという点は覚えておきたい点です。
副業ホストのバイトでどれくらい稼げる?
副業ホストの場合でも、どれだけ稼げるかはその人の頑張り次第といえます。ホストのお給料は歩合制が一般的なので、レギュラーホストであれ副業ホストであれ、売上が高ければそれだけ稼ぎも大きくなります。
レギュラーホストの場合、売上はお店とホストで折半されます。しかし、副業ホストの場合は、バック率が25~30%と少し低めに設定されています。
また、多くのホストクラブでは、稼げない新人ホストのために最低給与保証(日給)の制度を採用しています。最低保証の期間はお店によってさまざまです。ただし、最低保証されている金額はそう高くなく、時給の相場は歌舞伎町であっても1,000円程度です。時給換算すると、飲食店やコンビニでのバイトとそう変わらないといわれています。
もちろん指名が多く入り、売上が大きくなれば、大金を稼ぐことも夢ではありません。ホストとして稼ぐためには、本業が忙しくても空き時間に営業活動を積極的に行い、しっかりとお客さんを獲得する必要があります。
副業を会社にバレないようにする方法
ホストの副業は会社にバレたくないという方がほとんど。
その理由としては、
- 会社の同僚にバレたくない
- 本業の仕事内容とホスト業務がかけ離れている
- 会社の雰囲気的に副業はあまり推奨されていない
- ナイトワークは会社の副業申請書で認められない
などがあります。
ベンチャー企業や広告系の会社ならホスト勤務もプラスに働くこともあるかもしれません。
ちなみに、公務員は基本的に副業は禁止されているのでご注意ください。
民間企業であっても就業規則で副業禁止の項目がある場合、副業が理由でなんらかの処分をされる可能性があります。
ホストの副業は会社の雰囲気やルールを守った上で行いましょう。
顔出しをなるべく避ける
会社バレを防ぐ最初の方法として、「顔出ししない」というものがあります。
最近のホストはYouTube、SNSなどで顔出ししていくのが基本ですが、顔出ししないホストがいないわけではありません。
隠すことで逆に興味を引き立てることもあるので、集客に繋がるような演出方法を運営と一緒に考えていきましょう。
住民税の納付方法を変更する
住民税を毎月給料から天引きされている(特別徴収)方は副業で収入があった場合、住民税の金額が増えることで会社にバレることがあります。
自分で確定申告して納付する方法に変えれば、会社バレする可能性は低くなります。
社内の経理担当に「住民税を普通徴収に切り替えたい」と伝えましょう。
その際、理由が必要でホストをしていると言いにくい場合は、株や趣味の活動で収入を得るようになったと説明した方が通りやすいです。
本業との両立は難しい?
ホストと本業の両立は、簡単ではないでしょう。
歩合制で実力主義の世界なので、コツを掴むまでは時間配分や体調管理が大変かもしれません。
ホストはお酒を飲む仕事
ホストは基本的にお客様とお酒を飲みながらコミュニケーションを楽しむお仕事です。
特にはじめたばかりの時期はヘルプでお酒をたくさん飲まなければなりません。
そのため、朝早い職業だと仕事に影響が出る可能性が高いです。
特別にお酒が強い、朝が強いといった体質でない限り、最初は休日や休みの前日に働いてペースを掴みましょう。
時間外でもホストとして働く必要がある
ホストは「お客様をお店に呼ぶ」までが大変です。
お客様に「お店に行きたい」「応援したい」と思わせなければなりません。
隙間時間を使って連絡をとることもホストの大切な仕事のひとつ。
最初は色々な人と連絡を取るのは大変かもしれませんが、ルーティンにすれば的確に返せるようになります。
そうはいっても、サラリーマンの場合は本業でこまめな連絡やお客様への対応がいかに大事が理解している人が多いので、失礼な対応をすることはあまりないでしょう。
ただ、顔出しやレギュラー出勤をしないで集客するのは工夫が必要です。
マッチングアプリで営業したり、SNSがバズるような仕掛けをしたり、売れている先輩に名前を出してもらったり、と少しでも安定してお客様が呼べるようにする努力も欠かせません。
会社員の副業にホストがオススメな理由4選〜まとめ〜
今回は会社員の副業にホストがオススメな理由について紹介しました。
- フレキシブルに働ける
- 効率良く稼ぐチャンスが得られる
- 会社バレを防ぐには顔出し×と住民税の納付方法を変える
- 両立するには時間を上手く使うことが大事
一般的に会社員の副業として候補に上がりにくいホストという職業ですが、柔軟な働き方が可能なこと、自分の努力次第で稼げることなどから実は副業に適していることが分かりました。
本業の経験がホストでも活かされ、ホストでの経験も本業に活かすことができるので上手く両立できれば良い相互作用が得られるでしょう。
今副業をお探しの方、まずは週1回のバイト勤務からホストを始めてみませんか?
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副業と言ってあまり候補に出てこないであろうホストですが、意外と副業として向いている事を知っていただけたでしょうか?
短時間で効率よく稼ぎ、本業にも活かせる副業はあまり多くありません。
副業をする際の選択肢の1つとして、ホストを検討してみるのもいいかもしれません。