ホストをやってみたいけど、条件や縛りが厳しそうなイメージを持っている方も多くいます。
実際、お店ごとに規律が異なるので上下関係が厳しい店舗もあれば、サポート環境が整っているホストクラブまで様々です。
今回はホストをやってみたい方に向けて、
- ホストのなり方
- 仕事内容と1日の流れ
- 事前に注意したいポイント
をまとめてご紹介します。
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ホストの仕事内容と1日のタイムスケジュール
ホストの仕事内容を、1日の流れと共に見ていきましょう。
お昼ごろ：起床
ホストの起床時間は大体お昼ごろ、12時くらいに起きるホストが多いようです。
12～13時は昼間の職場でお昼休憩の時間なので、学生や昼職のお客様に連絡するのに適しています。
食事を取ったりその日のご予約などをチェックしたら夕方までは自由時間です。
過ごし方は自由ですが、ジムに行ったり美容皮膚科やクリニックに行ったりと自分磨きの時間に宛てるホストも多いです。
夕方：出勤準備（ヘアメ・同伴など）
ヘアメイクは髪型をセットする工程のことで、出勤前にサロンやヘアメイクスタジオに行って整えてもらいます。
ヘアメのサロンやスタジオは自分で選ぶか、ホストクラブと提携しているところを利用します。
料金は1回あたり1,500円〜2,000円ほど。
自分でセットする人も稀にいますが、ほとんどの場合はプロの手を借ります。
ヘアメイクさんがお店に来て店内でセットしてくれることも多く、その場合は早めに出勤して準備をします。
・ホストの髪型
髪型のトレンドは時代によって変わりますが、ここ数年は前髪ありのハイトーンカラーか暗髪のセンターパートなどが流行っています。
普段のセットはナチュラルな無造作ヘアで、イベントや宣材写真を撮影する時はより華やかにセットして変化をつけます。
・ホストのメイク
ホストのメンズメイクは半ば常識で、ナチュラルな人でも眉とベースメイクはしていることがほとんど。
ヴィジュアル系バンドのような凝ったメイクができるほどお化粧が上手なホストもいて、衣装に合わせて毎回違った雰囲気を演出しています。
いずれの場合も、マットな仕上がりを好む人が多い印象です。
時短とメイク崩れ防止のために、アイラインや眉はアートメイクを入れている人もいます。
お客様と出かけてから一緒に来店する同伴の予定がある日は、街中で目立ちすぎないように髪型とメイクは控えめにするというホストも多いようです。
同伴で多いのはお食事やお買い物ですが、特に決まりはありません。
同伴する場合は指名料の他に「同伴料金」が発生します。
金額は1,000円〜5,000円ほどで、同伴料金も売上バックに含まれます。
17時～：出勤
出勤したら勤怠を押して、開店の準備をします。
- 店内の清掃
- グラスやカトラリー磨き
- 灰皿とおしぼりの準備
- テーブルセッティング
- 備品の発注や買い出し
- BGMや照明の調整
など営業前にもやることはたくさん。
出勤した時点でSNSにお知らせ投稿をするのも忘れずに。
掃除は主に新人ホストの仕事とされていますが、先輩と後輩で分担するお店もあります。
準備が終わったら新人はシャンパンコールの練習や、接客スキルのブラッシュアップなどの研修を行います。月初めなどは個人面談をして目標設定をしたり、改善点を共有したりします。
営業時間が近くなったら幹部・内勤・ホストが集まって全体ミーティングを始めます。
ミーティングはその日の売上目標や予約状況、注意事項などを伝えて円滑にお客様をご案内できるよう情報を共有するのが目的です。
遅刻した場合は罰金などペナルティを課しているお店も多いので、時間厳守で余裕を持って行動しましょう。
同伴が入っていれば開店準備とミーティングへの参加は不要です。
お店の営業が始まってからお客様と入店できるので、時間にゆとりがあります。
営業時間中は接客がメイン。指名を頂いた場合も、ヘルプで卓に着く場合もお客様が楽しい時間を過ごせるように盛り上げましょう。
25時：閉店作業・アフター
ホストクラブの閉店時間は12時か1時まで。
風営法では深夜12時までと決められていますが、営業時間延長地域という条例が施行されている都道府県は1時まで営業できます。
営業終了してお客様をお見送りしたら閉店作業を始めます。
閉店作業は、
- テーブルの片付け
- グラスや食器の洗い物
- ゴミの分別
- 落とし物のチェック
などの作業があります。テキパキと作業を行いましょう。
閉店後にもミーティングをするお店もあり、売上金額や目標達成の有無、その日の反省点を共有します。
ただ、営業後は疲れていますし酔っている人も多いので、そこまで本格的なミーティングではなくサラッと報告するだけのところも多いです。
アフターといって、閉店後にお客様と出かけるホストもいます。
ホストをやってみたい人が注意すべき3つのポイント
ホストに憧れを持っている人も多いですが、ただ華やかな世界だと思って飛び込むと理想とのギャップに悩んでしまうかもしれません。
実際に働く前に知っておきたい3つのポイントについてご紹介いたします。
ホスト＝実力主義の仕事
ホストは実力主義の仕事です。
収入＝売上ですし、業界内で地位を高めていくのも売上がある人の方が圧倒的に有利。
店舗に所属してはいるものの、自分が商品・営業するのも自分・顧客も自分で呼ぶという自営業のような仕事です。
指名をもらうには、売上を伸ばすには、お客様との関係を継続させていくためには・・・と、いつになっても努力が必要です。
そして正しく努力するための分析力やブランディング能力も不可欠。
かっこいいだけで稼げる世界ではありません。
そして自分の実力を存分に発揮するためには、お客様をはじめ、ヘルプや内勤スタッフのサポートは不可欠。
個人主義の人も多い業界ですが、自分勝手ではキャリアは続かないことを知っておきましょう。
体調と時間の管理は厳格に
夜型生活でお酒や外食の機会も多く、常に複数のお客様を抱えるホストは自己管理がなにより重要です。
・体調管理
レギュラー勤務は基本的には営業日は毎日出勤します。
店休日は週に1回のところが多いので、週6日は働いていることになりますね。
歩合制で出勤しないと収入にならないため、体調管理への意識が高いホストが多いです。
サプリメントや食事の栄養バランスなどに気を使って、体調を崩さないよう気を配りましょう。
・体型管理
極端に痩せていたり、ムキムキである必要はありませんが、ホストとしてある程度スリムな体型は維持したいもの。
キャラとしてふくよかな人もいますが、殆どのホストがジムなどで運動したり、食事のカロリーを調整しています。
・時間管理
お客様との予定と、自分がすべきことのスケジュールを管理するのは慣れないうちは大変かもしれません。
ご予約のお客様が来店する時間なのに別のお客様との予定を入れてしまった・・・。なんてことがあると信頼関係を損ねることにも繋がりかねません。
予定がバッティングしないように、カレンダーアプリを使ったり、内勤スタッフとの連携を密にして時間とスケジュール管理を徹底しましょう。
店選びは超重要
どの業界でもそうですが、ホストも働く店選びがとても重要です。
お店によってルールや雰囲気が異なり、お店との相性はホストとして成功するかを左右する大切な要素です。
自由に働きたい人は融通の聞くお店、未経験の人は教育システムがしっかりとしている大手、など自分に合ったお店を選びましょう。
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まとめ
ホストをやってみたい方に向けて、開店前から閉店後までの1日の流れをご紹介しました。
ホストの仕事のメインは接客ですが、ただ楽しく話すだけではなく、接客中にお客様が快適に過ごせるように細かい部分まで気配りが必要です。
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