どうもこんばんは。
歌舞伎町でホストクラブを経営するNGG(NEW GENERATION GROUP=ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回のコラムは、前回に引き続きNGGの2022年の振り返り。今年の11月でMAJESTYを辞めたHikaru執行取締役が、NGGに残したものについて書いてみます。
改革を始めてから、大きく花開くまで8年かかった
MAJESTYの月間売上が1億円を突破! 業界全体のレベルが上がるなかで歌舞伎町のトップが見えてきた【NGGの2022年を振り返る②】
前回の記事に書いたように、2022年のNGGはMAJESTYの月間売上が1億円を突破するなど、グループ全体が大きく飛躍する1年になりました。
ただ、その躍進につながる変化が始まったのは、はるか以前のことでした。
僕が「ホストクラブの経営をもう一回ゼロからやり直そう」と決断し、グループ改革に着手したのは8年前。
そして4~5年前からはコーチング研修などの導入も始めました。
改革をはじめてから、大きく花開くまで、かなり時間がかかったな、と感じます。
その過程で、大きなブレイクスルーを起こしてくれたのは、今年の11月でMAJESTYを辞めたNGGのレジェンドホスト・Hikaru元執行取締役でした。
HikaruがNGGに残したもの
@ryusei_o_na_ NGGのスーパーホストHikaru引退。#ホスト #オーナー #令和の虎 #Hikaru ♬ オリジナル楽曲 – 諭吉💴オーナー桑田龍征
月間最高売上2,500万超え、年間売上1億1000万突破、7ヶ月連続1000万売上などなど……。
NGGの売上最高記録(当時)を次々と更新してきたHikaru。
そのHikaruは、3年前の表彰式の頃から「オーナーだけにグループの将来を任せていちゃダメだ!」と言ってくれるようになりました。
そこから、NGGの変化は加速しました。
それまでのNGGの改革は、僕を含めた上層部の社員が、トップダウンで行ってきたものばかりでした。
それが、Hikaruが旗振り役になることで、現場の側からの変化が生まれるようになりました。
そして今のNGGは、現場のホストが主役として輝くホストクラブになりつつあります。
それは、Hikaruが起こしたような現場発の発信を、多くのホストが行うようになったからです。
表彰式やフォーラムなどのイベントを見ていても、現場のホストたちからクオリティの高い発言が次々と出てくるようになりました。
そして、Hikaruのような現場のホストが、後輩や新人に対して強い影響力を持つようにもなりました。
「自分と同じホストの立場の人が、これだけすごい結果を残すなんてスゴいな!」
「こんなこと言っちゃうなんてスゴいな!」
そう憧れられる存在になったんです。
もちろん僕自身も、現場のホストたちに向けて様々な言葉を発していますが、現場からは「実際に店で売り上げを作ってないオーナーには分かんねえだろ」と思わてしまう部分もあります。
いくらプレーヤーの経験があっても、いま現場にいない人間の言葉は、説得力が薄くなってしまうからです。
それは仕方のないことであり、だからこそ現場にカリスマを持った人間が必要だと僕は思っています。
NGGでその存在の筆頭といえるのがHikaruでした。
現場のホストの急成長で、2023年はさらなる躍進の1年に
たとえばKNIGHTの亜蘭や優は、今後グループの中心になっていく逸材だと思っています。
KINGも、SHOと楓が中心となって頑張ってくれています。
LAGUNAはずっとナンバーワンのマヒトが引っ張ってくれているし、幹部補佐の黎については、限界を突破して大きく伸びそうな雰囲気が見えます。
TRIDENTも、優羽が月間1000万円の売上を記録して、覚醒しつつあります。
Cruiseも2022年は月間売上1000万を突破するホストが6人出たのかな。2023年もスゴい記録を作ってくれそうな予感がしています。
そして札幌にオープンした店舗は、ほぼ全員未経験の状態でスタートして、3カ月~4カ月で黒字転換を達成しました。
現場のホストたちが大きく成長したことで、各店舗にいい兆しが次々と表れています。
おそらくこの12月には、またグループの最多月商を更新できるでしょう。
グループ年商も今年は20億を超えているはずです。
これだけの大きな金額の達成が見えつつあるのは、現場のホストたちが真剣に仕事と向き合い、人と向き合って、結果を残すための努力を続けた結果だと思っています。
そして2022年は、これから大きく伸びる若い原石を磨き、結果を出せずにもがいている中間層のホストたちが殻を破る手助けをしていきたい!
そして2023年のNGGは、今年以上の大きな躍進を遂げることとなるでしょう。