どもども、歌舞伎町でホストクラブを展開するNEW GENERATION GROUP(ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回は、自分の「100%の基準」を上げることの大切さについて書いてみます。
あなたの100%の仕事を一流の人は20%の力でこなせる
あなたが成功できないのは、あなたが考える「100%の基準」が、そもそも低すぎることが原因かもしれません。
たとえば売れているホストと売れていないホストでは、同じ100%の力を注いだ仕事でも、仕事の量と質が全く違います。
お客様のことを考える時間や、商品としての自分を磨く時間は、売れているホストのほうが確実に長いです。
お客様とのLINEのやりとりの件数も、メッセージの質も、売れているホストのほうが上でしょう。
売れていないホストの100%の仕事は、売れているホストからすると「20%の力でこなせる仕事」かもしれないわけです。
1日の行動を数値化すれば、自分の100%の基準の高さが分かる
自分の100%の基準が、同僚や先輩と比べて低いかどうかを確認するには、1日の行動を細分化し、数値化していくことが有効です。
ホストであれば、1日に何人のお客様に接客したか。どれくらいお酒を飲んだか。コールを何回したか。何回「ありがとう」と口にしたか。
数値化していくと、売れていないホストは、その数が圧倒的に足りないはずです。
また、勤務時間外の過ごし方も細分化し、数値化していくと、売れている人と売れていない人の行動には、さまざまな違いがあることが分かるでしょう。
「超サイヤ人でいるのが当たり前」の状態を目指す
では何をすべきか。
100%の力を注いでもプロのレベルに達していないなら、頑張って120%や200%の力を出すしかありません。
そして120%や200%のパワーで仕事をすることに徐々に慣れ、それをルーティーンとして定着させることができれば、その人の「100%の基準」は上がっていきます。
マンガの『ドラゴンボールZ』で、孫悟空と孫悟飯が「超サイヤ人でいるのが当たり前の状態に持っていく」修行を精神と時の部屋で行いますが、自分の100%を上げる作業とは、まさにその修行と同じものです。
人が仕事で大きな成功を成し遂げるためには、120%や200%で頑張らなければいけない時期が必要です。
そして「100%の基準」をたっぷり上げて、一定の成功を収めた人は、「今は70%程度の力で流して『地ならし』をする時期だな」といった判断もできるようになります。
職業病が出ていない人はプロじゃない
100%の基準を上げること=人の成長であり、人の成長とは、「意識してやっていたことが無意識にできるようになること」とも言いかえられます。
たとえば、赤ちゃんが立ち上がれるようになること。歩けるようになること。喋れるようになること。
赤ちゃんは、自分の意識をその行動に集中することで、新しいことができるようになります。
でも僕ら大人は、意識しないでも立てるし、歩けるし、喋れますよね。
それが「成長した」ということです。「100%の基準」が上がったということです。
仕事ができる人=無意識にできることが多い人
そして「仕事ができる人」というのは、「無意識でできることが多い人」とも言い換えられます。
意識しなくてもグラスを拭ける。意識しなくてもおしぼりが畳める。
それが一流のホストです。
プロが無意識でやってしまうことを「職業病」とよく言いますが、職業病が出るでレベルに達していないなら、その人はプロとは言えないでしょう。
また一流のホストを目指すなら、息吸うように自分を磨きつづけることが必要です。
お風呂上がりに美容液をつけること、保湿することを無意識にできていないなら、そのホストは美の追求がまだまだ足りていません。
そして一流のホストなら、息吸うようにお客様に連絡し、息を吸うようにお客様と会えるようにならなければいけません。
まずは当たり前のことを徹底的に意識しよう
ホストの接客であれば、「お客様と笑顔で話す」「お客様に感謝する」「同僚や先輩にも感謝をする」という当たり前のことを、まずは意識し続けましょう。
それが無意識にできるようになれば、心の底からの「ありがとう」の言葉が自然と出てくるようになるでしょう。
そうやって人に感謝することが当たり前にできる人になれば、その人は売れっ子ホストにも近づいていくはずです。