ホストは成功すれば大きく稼げる世界です。しかし全員が稼げるわけではありません。ホストを目指す動機として「一発当てたい！」と望む人は多いでしょう。
ただし結論から述べるならホスト初心者ほど、時給は気にしない方がいいのです。
ホストとして成功したければ、時給脳、時給思考はなぜ捨てた方がいいのかを解説します。
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ホストは個人事業主という意識を持つべし
ホストと聞けば「ホストクラブに雇われている人」と認識している人が多いかもしれません。
厳密にいえばホストは、ホストクラブという勤務場所を提供してもらっている個人事業主と捉えるべき。
稼げるホストはどの店舗に移籍しようが、稼ぎ出すことが可能です。もちろん人間関係の良好な環境で働けるのに越したことはありません。「爆弾」と呼ばれる、他のホストが担当している客をこっそり奪うようなNG行為が横行しているお店では、落ち着いて働けないのも事実。
とはいえ、ホストがキャストとして発揮するパフォーマンスは、勤務するお店にそれほど左右されないのもまた確かなのです。
依存心の強いホストほど稼げず、精神的に自立しているホストほど成功しやすいのは間違いありません。
ヘルプのホストについてもらうなど、キャストにはチームプレーが求められる面があります。周囲の人間をたいせつにできるホストは素晴らしいですが、ホストは大前提として「（お客様目線で）魅力あふれる人間か？」を問われ続ける職務。
ホストクラブに通い詰める女性たちは、一度の来店で決して安くないお金を支払います。それは贔屓のホストを応援したいという気持ちからだったり、世知辛い現実をひと時とはいえ忘れさせてくれるからでしょう。
時給脳や時給思考を捨てたホストは輝き始める
時給換算できる仕事というのは、お金を稼ぐ上でわかりやすい基準となります。「時給1,500円なら4時間労働すれば6,000円」のようにに、収入の見込みが立つのは時給のメリット。
しかしホストを目指すのなら、時給脳や時給思考は捨て去るべき。時給と給料は近い部分があり、それは安心と依存の両方を含んでいます。
「月に25万円安定してもらえれば満足です」と考える人は、ホスト向きとはいえないかもしれません。
キャストはピンキリといわれており、一部のとんでもなく稼ぐホストと、学生アルバイターよりも稼げていないホストの双方がいるのも事実。
「売れたい！」「成功したい！」「有名になりたい！」といった欲望は、ホストのガソリンのようなもの。時給脳や時給思考は、ホストを小さくまとめてしまう危険性があります。
「俺の売上と存在感で、このホストクラブのグレードを上げてやる！！」くらいに思っていて、ちょうど良いのです。
自分を磨き続けたホストはある瞬間から稼げるようになる
自分の価値を知り、自信に満ち溢れたホストは一気に稼げるようになります。そうなると時給のことなど、一切考えなくなるはず。
時給換算して相応の働き方をする職業と、ホストはまるで違います。初回客の女性はどんなタイプが来るか、毎回接客を始めるまでわかりません。
毎度毎度、自身の魅力をプレゼンし続けるオーディションのようなもの。過酷と感じるか「おもしれ―じゃん！」と感じるかはキャスト次第。
選ばれなかったら、全て自分の責任。「あの女、俺を選ばないなんて見る目がねーな～…」なんて他責癖のあるホストは、おしなべて成長しないもの。
安穏とはしていられないお仕事ですが、スリリングな分、指名をたくさんもらえたりナンバー入りできると自分の重要度を確かめられます。
ホストの帝王ROLAND（ローランド）ですら、キャストとしてデビューして一年ほどは鳴かず飛ばずだったことを明かしています。
来店した女性から明らかに嫌がられたり、嫌悪感を示されたことすらあったのだとか。
そこで心折れていたなら、今日のROLANDは存在していなかったでしょう。
ホストとしての価値を時給に委ねることなかれ！
「これくらいの時給が欲しい！」というのは、誰かに自分の価値を委ねている証拠。ホストは、お店に足を運んだ女性客に直接アピールして、自分の価値を見出してしまう仕事です。
つまり自分の価値は自分自身で決められます。もし高いお酒を入れて欲しいと頼んで、にべもなく断られたとしたら、まだホストとしての価値を伝えられていない可能性があります。
「俺の価値が時給なんてもので、計れるわけがないだろ！？」くらいの自己評価をしておきましょう。ホストは、多少なりとも生意気に思われるくらいの方が良いのです。
売れっ子になったホストは、サラリーマンの月給を一日で稼ぎ出すこともざらにあります。あなたも最初から小さくまとまることはせずに、「歌舞伎町で一番になってやる！」くらいの野心を持ってホストをしてみませんか？
適性がある人は、数カ月で結果を出すこともあります。何事もチャレンジしてみなければ始まりません。
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