どもども。歌舞伎町でホストクラブを展開するNEW GENERATION GROUP(ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
ホストとして成功した人の中には、僕のようにオーナーに転身しつつ別事業も手掛けている人もいますし、ホスト業界から離れた場所で成功する人もいます。一方で、ホストとしては売れたものの、その後の人生では大きな成功を掴めない人もいます。
その分かれ道はどこにあるのか、成功する人の特徴は何なのかについて、今回は書いてみようと思います。
ホストとして限界を悟っても、別分野で成功する人もいる
まずホストになる人の大半は、「ホストとして成功したら、次はこんな仕事をしよう」なんてことは考えていません。
後先考えず、「とりあえずホストをやってみよう」という人が9割以上でしょう。
そしてホストの仕事に就いたあと、その仕事から何を・どこまで学べるかは、その人の「主体性」と「当事者意識」次第です。
その2つがなければ、ホストを何年続けてもその人は成長しないし、成功することもできません。それはほかの仕事でも同じでしょう。
またホストとして仕事を続けていくと、「自分はこの辺でもう限界だな」と悟る人と、「まだまだ物足りない」と上を目指す人の2タイプに分かれます。僕は後者のタイプでした。
前者の限界を悟ったタイプには、育成側の人間として業界でいい仕事を続ける人もいますが、残念ながらヒモ同然の生活になる人もいます。一方で全く違う業界に移って成功する人もいます。
ホストの仕事で大成功できなくても、他の業界で成功する人もいるわけです。
ホスト出身の整体師、ラッパーもいれば、飲食業の大成功者もいる
メンズ地下アイドルのマネージャーになった人もいるし、ラッパーになった人もいる。整体師になった人もいます。飲食分野では、地元の北海道に帰ってバーを2店舗営業しているヤツもいれば、すでに年商40億程度の成功者になっている人もいます。
僕はそうやって新しい道を切り開いてきたチャレンジャーを「同志」だと思ってます。そして応援もしています。
ニュージェネレーショングループには社内ベンチャーを立ち上げられる仕組みもありますが、組織の外に出て、自分で事業を始められる人間になってほしいと思っています。
プレイヤー型とリーダー型、どちらで成功を目指すか
ポジションが高くなるほど仕事の幅が広がり、経験できることも増えるので、ホストの仕事を通じて成功者になりたい人は、まずは幹部まで上り詰めることを目指してほしいです。
自分でビジネスを立ち上げて、お金を儲けられる人間になりたいなら、まずはホストクラブで「人を動かすリーダー」になることが第一歩です。うちのグループではリーダー研修や幹部候補研修も行っていますし、幹部になった後も僕やほかの社員がサポートする体制が整っています。
一方でホストとしては一流でも、人を使うことが苦手なタイプの人も確実にいます。そうした”プレイヤー気質”の人は、その自分の特質を生かせばいいし、無理に人の上に立つ必要はありません。
今はYouTuberをはじめとして、「自分を売ること」に特化して成功する道も多くなりましたから。
機が熟し、「風が吹いたとき」に動きだそう
そうしたことは、ホストの仕事を続けるなかで少しずつ見えてきます。
経験も浅いうちに、無理やり新しい道へと踏み出す必要はありません。機が熟して、「心の底からやりたい」と思った瞬間に動けばいいし、そのタイミングが来るまで待てばいいんです。
僕がホストクラブのオーナーになることを決めたのも、機が熟してきたと感じたときに「風が吹いたから」でした。
「自分でお店をはじめても上手くいくかもな」という自信が湧いてきた時期に、「お店やってみたら?」「君ならスゴい店を作れるんじゃない?」という後押しが自然と増えてきたんです。そこで僕は「今だ」と判断して、オーナーの道を歩みはじめました。
そんな僕も、もともとは何も考えずにホストになった人間でした。
大切なのは、まず動いてみること。そのなかで新しくやりたいことが見えてきて、やる気になったらまた手を付けてみること。
そうした積み重ねで人は成長し、成功へと近づいていけると思います。