ホストといえば、若い人のイメージが強いかもしれません。しかしホストの世界も時代とともに多様化。近年、シニアのホストも増えてきました。「シニアホストの求人情報があれば知りたい!」という人がいるかも?
そういった方々に向けて、シニアホストの詳細について解説していきます。こちらの記事に目を通せば、「ホストができるのは若いうちだけ」という偏見がなくなるでしょう。
シニア
年上の人。相対的な概念であり若者でもシニアと呼ばれる場合(中学生の野球リーグをシニアリーグと呼ぶ場合もある)もある。ジュニアの反対語。
高齢者のこと。シニア世代などと使う。
引用:Wikipedia
ホストの定着
国内で初めてホストクラブが生まれたのは1965年。すでに50年以上の歴史があるわけです。東京八重洲口で『ナイト東京』がスタートしてから、様々なホスト文化が花開きました。ホストクラブや勤務するホストの数が増えると、自然と多様化するもの。若い男性ホストだけにとどまらず、包容力や人生経験を武器に勝負するシニアホストも増加するようになったのです。
現代の日本は、世界的に見ても超高齢化社会と位置づけられるようになりました。「生涯現役」のスタンスで、働き続けるエネルギッシュなシニア層もたくさん存在します。シニアのホストの求人は、そこら中にあるわけではありません。しかし中には、「お店へ違う空気を吹き込ませてほしい」とい思いを抱える経営者も。
プロ野球に例えるとわかりやすいのですが、若者だけのみが在籍する場所はどうしてもカラーが限られてきます。イケイケではありますが、勢いのみでは単調になってしまい客離れが起こる可能性も。しかし経験豊富な人間がいれば、店内のチームワークや空気感もおのずと変わります。
また顧客によっては「若いホストって落ち着かないから、ゆっくり話せる男性がいい」という本音を持つパターンも。これからシニアホストの需要は、さらに高まると予測できます。
40代でもホストはできる
「シニアのホストって何歳からなの!?」という疑問があるかもしれないですね。シニアのホストの求人を確認すると40歳以上からがシニアと目されます。シニアホストが多く働くのは東京、大阪といわゆる都会。
歌舞伎町はホストクラブが最も多い土地。サービスも多種多様のため、熟年ホストが結構な数、勤務しています。40代になったからといって老け込む必要はありません。需要のあるところへ出向けば、シニアホストとして活躍することは十分できます。
ただしお酒の飲みすぎには注意
ホストとして年齢を重ねても健康に働くためには、アルコール摂取量をある程度コントロールできるようになる必要があります。
ホストの引退理由で多いのが、内臓疾患。浴びるように酒を飲み続けると、必ず人間の体はダメになります。
必ず休肝日を設けるなど、自分自身でメンテナンスを続けるようにしましょう。
シニアホストともなれば、体調管理はなおさら大切です。
還暦を過ぎて現役ホストをしている鶴谷文隆さんの記事がありましたので、参考までに引用します。
そんな僕の信念、哲学が日本一のホスト街である新宿・歌舞伎町で通じるか、と思い3年前に上京しました。還暦を過ぎて、明らかに酒も弱くなっている。「健康の壁」を乗り越えるために、7年ぶりにジム通いも再開し、またパワーが湧いてきました。
やはり加齢とともに、お酒に弱くなるのは間違いなさそうです。
シニアホストのお客さんはどんなの?
「シニアホストの求人があったので応募したい!」と考えているあなた。まずその前に、ホストクラブのお店へ赴く女性の傾向や好みについてを理解しましょう。
何事も傾向と対策を知るのが大切。熟年ホストがどストライクなのは熟女たち。まれに若い女の子でも、おじさまホストを指名することはあります。しかしそれはあくまで例外と捉えるべき。顧客の年齢が若くなればなるほど、好まれるホストも若くなるもの。人は無意識に自分と波長が合うものへ近づくようにできています。
もしシニアホストが「若い女の子のお客さんをたくさん獲得したい」と考えていても、それはホスト側のエゴでしかありません。話題が合わないと次から指名される可能性はぐんと低くなります。シニアホストにはシニアホストにしか出せない良さがあります。渋みや背中で語ることは、若いホストにできるわけがありません。熟年ホストにしか出せない魅力が確実にあります。それを理解できる女性は、人生経験を積み重ねています。シニアホストのターゲットはずばり、機微を理解する彼女たちでしょう。
シニアホストの求人情報
シニアホストの求人情報をいくつかご紹介します。
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ホストQ人
パワハラはマシになるメリット
シニアホストのメリットを紹介しましょう。ホストの世界は上下関係が厳しいもの。年功序列がしっかり根付いています。若い新人のホストであれば、パワハラで苦しむことも少なくありません。しかしシニアホストに対しては、お店のスタッフも同僚も敬意を表しやすくなります。理不尽なことを言われたり、無茶な注文をされる機会も減るでしょう。
パワハラは日本のいたるところで発生しており、それが負担で仕事を辞める人も少なくありません。シニアのホストの求人を見て、ホストの世界に入る人に改めて伝えたいこと。それは熟年ホストならパワハラを受けづらくなるということです。
パワーハラスメント(和製英語: power harassment)とは、社会的な地位の強い者(政治家、会社社長、上司、役員、大学教授など)による、「自らの権力(パワーハラスメント)や立場を利用した嫌がらせ」のことである[1]。略称はパワハラ。地位や権力に対応したものではなくいじめに近い概念としての理解に変わってきた[2]。加害者は名誉毀損(めいよきそん)、侮辱罪の刑事責任を問われる場合があり、民法の不法行為や労働基準法違反も成立することがある[1]。加害者を雇用している企業がパワーハラスメントを放置した場合、職場環境調整義務違反に問われ、加害者やその上司への懲戒処分などが求められる[1]。加害者に自覚がなく指導と思いこんでいるケースが多く、対処法としては、記録を残し、行政機関など外部への告発が有効とされる[1]。
引用:Wikipedia
残念ながら、田舎にはありません
ホストクラブが都会にだけ、店を構えているわけではありません。田舎にもホストクラブは存在。しかし都会から離れるほど、バリエーションが減るのは事実です。熟年ホストはやはりマイノリティー。ホストのオーソドックスは若者たち。「田舎でシニアホストの求人は、ほとんどない」と考えておいた方がいいでしょう。
「自分はシニアだがホストとして働き続けたい」と考える男性は、拠点を都会に置くのがベストの選択です。
まとめ
最後に重要な情報をまとめると、以下のようになります。
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ホスト業界は体育会系で体力が求められることは否定できない事実。
そしてお客さんの女性は、若いホストを求めています。シニアホストの求人に応募して、無事勤務することになっても、安定して収益を上げ続けるのには覚悟が必要だと心得ましょう。四十路を超えると体調管理が必須。アルコールを飲み続けるお仕事だからこそ、飲み過ぎには注意。暴飲暴食を避けてコンディションを整えれば、シニアのホストでも、顧客を獲得することが可能でしょう。
「ホストは20代が旬で、30代には引退」と言われていたのは今や昔。30代の人気ホストも多くいる中、40代でもトップランカ…