どもども。歌舞伎町でホストクラブを運営するNEW GENERATION GROUP(ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回は「旅も人生も『寄り道』こそが楽しい」という話について書いてみます。
最短距離を進まないほうが楽しみは多い
でも、思いつきでする寄り道にこそ、人生の醍醐味があります。
そもそも人生も仕事も旅行も、あらゆるものは計画通りには進みません。
いざ動こうと思ったタイミングで、大雨が降っているときもあります。
そうした状況に合わせて、少し立ち止まって休んだり、遠回りをしたほうが、日々の楽しみは増えるものです。
たとえばNGGで幹部旅行をしたときも、初日に雨が降ってしまい、当初は訪問予定だった絶景ポイントに行けなくなるハプニングがありました。
そこで「雨で予定が崩れちゃった」と落ち込んでいるのは、僕はもったいないと思いました。
そのときは、「ここは雨の海を見に行ってみようか」と海に向かってみました。
海に来たときに雨が降っていることも、必ずしもマイナスに捉える必要はありません。
「こういう雨の雰囲気の海もいいもんだな」と楽しんじゃえばいいんです。
そして、「疲れてるし雨だから休みたいな」と思った人は、海に行かずに寝てたらいい。
実際に寝ている幹部もいましたし、「雨のおかげで休むことができた」と思えば、その雨は恵みの雨になります。
ちなみにその後は予定よりも1時間早く宿泊地に着きましたが、その頃にはちょうど空が晴れてきていました。
山々のあいだから雲海が見えたり、雲の間から日が差す様子が綺麗だったり、とてもいい景色だったのを覚えています。
そして予定より早く着いたので、温泉にゆったり入れたり、昼寝をできたり、散歩をできたりと、宿泊地での時間にも余裕ができました。
このように雨という予定外の事態が起きたときも、それを嘆かずに、「この状況をどうやったら楽しめるか」と考え方をシフトすると、充実した時間を過ごせるわけです。
そして、「もし予定通りに進まなかった場合はどうするか」と次善策を考えておくことも大切です。
若い頃は「行き当たりばったりの旅行」こそが楽しかったりしますが、人生で様々な経験をして、旅行の経験も重ねると、BプランやCプランを用意して望む旅行の楽しさも分かってきます。
「寄り道したい場所」はGoogleマップに記録しておく
仕事で知らない街を訪れたときや、サッカーで遠出をしたときは、近くの街を散歩してみます。
なお僕のGoogleマップには、人から評判を聞いて「ここは行ってみたい」と思った場所にピンが打ってあります。
これがあると、移動した先で「ここに行ってみよう」と寄り道がしやすくなるし、旅先でも楽しみが増えるんですよね。
『HUNTER×HUNTER』のジンの名言
余白の部分や道草にこそ、僕は面白さが隠れていると思います。
僕は『HUNTER×HUNTER』のジン・フリークスが息子のゴンに言う
「道草を楽しめ。大いにな。ほしいものより大切なものが、きっとそっちにころがってる」
っていうセリフが好きなんです。
このセリフは、旅や移動だけでなく、仕事にも人生にも応用ができると思います。
大きな目標を掲げた人は、それを達成することに躍起になって集中しがちです。
でも、生きることの楽しさは「目標を達成すること」にあるのではなく、達成するまでの過程にあります。
「いかに達成したか」こそが大事なんです。
そして達成を目指すまでの過程が充実したものなら、仮に達成できなくても、それは「大変だったし、悔しかったけど、楽しくもあったな」と思える体験になるでしょう。