どもども、歌舞伎町でホストクラブを展開するNEW GENERATION GROUP(ニュージェネレーショングループ)オーナーの桑田龍征です。
今回は「自分がやりたいこと」で「世の中でニーズがあること」を仕事にしよう、という話を書いてみます。
自分が生きやすい世界=みんなが生きやすい世界をつくりたい
僕は自分の仕事を通して、「自分が楽しいと感じる世界」「自分が生きやすいと感じる世界」を作りたいと思っています。
ただ、その世界は、ほかの人にとっても生きやすい世界であってほしい。
自分が追い求める世界と、人が求める世界の両立を僕は目指しています。
僕は自分一人で勝ちたいわけじゃありません。世の中と自分がウィン・ウィンの関係でいたいんです。
だから、独りよがりな世界や、自分だけが楽しい世界をを広めたいわけではありません。
自分にとっていくら楽しい世界でも、その世界を求める人がいなければ、それはお客さんが自分だけの遊園地と一緒です。
世の中で「価値がある」と言われるものは、人から必要とされるものです。
僕が楽しいと思うもの、凄いと思うものを作って、それが「価値がある」と認められること。
それが僕の大きな生きがいです。
自分がやりたくて、世の中にニーズがあることだけを仕事にする
自分でホストクラブをはじめたときから、僕はその信念を持ち続けていたと思います。
そもそもホストになったときの僕は、何も持たない人間でした。
そこから一ヶ月で1000万円を稼ぐホストになったあと、「自分と同じような成り上がりを増やしたい」と思って、僕は自分の店を持つことを決めました。
つまり、「自分の店を持ちたい」という僕個人の夢があっただけでなく、「こういう店を開いたら、そこで働く若者にも需要があるだろうな」という、世の中のニーズについての勝算もあったわけです。
誰かがお店を開くだけでは商売は成り立ちません。
そこで働きたいと思う人、そのお店を利用したいと思うお客様が現れてはじめて、商売が成り立ちます。
だから世の中のニーズを把握しておくことが大切なわけです。
僕は「これは自分がやりたい」「これは世の中に絶対必要だ」と思う仕事しかしない人間ですが、「でも世の中には必要とされていないな」と感じたら、その仕事はやりません。
逆に、「これは世の中に必要な仕事だよな」と感じていても、「自分はやりたくないな」と思ったら、その仕事はやりません。
世の中と自分がウィン・ウィンの関係でいるというのは、そういうことです。
世の中のニーズを知るために常にアンテナを張っておく
たとえば新しいホストクラブの店舗をオープンするときは、「お客様の若い女性が素敵だと思うもの」「お店で働く20代のホストがカッコいいと思うもの」を僕が知っていることが必要です。
その知識や情報を持っていて初めて、お客様が楽しめて、働く従業員もやりがいや喜びを感じられて、僕が思い描いた理想にも合致した空間を作ることができます。
お客様に楽しんでいただくことは仕事の大前提なので、僕はそのうえで若いホストたちが「ここだったら働きたい」と思う空間、「ここなら自分が普段以上によく見える・輝ける」と感じられる空間を作ることを大事にしています。
「お金を稼ぐこと」だけが目的化していないか?
仕事で大きな成功を遂げた人の多くは、おそらく同じ意識を持っているでしょう。
でも世の中には、大きな成功を成し遂げた結果、そうした志を忘れてしまう人が多くいます。
特にホストクラブの仕事は、成功したときに一気に大きなリターンが返ってくるので、「一時の甘い汁」を忘れられず、身を滅ぼしてしまう人が多いんです。
彼らは大金を手にしたことで、「お金を稼ぐこと」だけが目的化してしまったり、派手に遊ぶことばかりにハマってしまったりして、もともとの自分の生き方を忘れてしまったのでしょう。
お金を稼ぐことは悪いことではないですし、遊ぶことも悪いことではありません。
でも、「そもそも自分はこの仕事で何をしたかったのか」「自分はどんな世界を作ろうと思っていたのか」は、絶対に忘れちゃいけません。
大きな成功をしても、自分の軸をぶらさずに生きること。
それがより大きな成功にたどり着くための秘訣だと、僕は思います。