ホストクラブの営業時間って?深夜12時過ぎたら犯罪?

水商売の世界に関わるなら風営法について理解を深めておかなければいけません。

風営法の正式名称は「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」の略称です。

この風営法によって、基準になるホストクラブの営業時間が決められます。

歌舞伎町にはたくさんのホストクラブがあるものの、はたしてこの風営法はどれだけ守られているものなのでしょうか?

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ホストクラブの営業時間を1部・2部・3部ごとに説明

ホストクラブには、時間帯によって1部営業・2部営業・3部営業と3つの営業時間があります。お店によって何部を営業しているのかや、厳密な営業時間は多少異なりますが、下記の時間で営業しているのが一般的です。

1部営業:18~24時(一部地域で25時まで)

2部営業:6~12時

3部営業:12~18時

それぞれの営業時間について、お客さんの層や混雑具合を解説します。ホストクラブ初心者の方は、自分が行きやすい時間で営業しているホストクラブを選んでくださいね。

ちなみに、料金は1部の早い時間が安く設定されていることが多いようです。

1部営業の営業時間

1部営業は最もスタンダードな営業時間で、18時ごろ~24時まで。24時というのは、風営法による風俗営業許可で定められたもので、法律上それ以降の営業ができません。なお、歌舞伎町や池袋、大阪・ミナミ、名古屋・栄、北海道・すすきのといった一部の営業時間延長地域では、特例として25時までの営業が認められています。

1部営業はホストクラブのゴールデンタイムで、1部しか営業しないという店舗も珍しくありません。2部・3部の営業があるクラブでも、出勤するホスト数は1部が最も多くなるのが一般的です。

仕事帰りの会社員や学生、水商売の女性などさまざまなお客さんで賑わい、大金も飛び交います。特に混雑するのは、22時ごろ~ラストまで。そのため、営業開始時間が20時ごろと遅めのお店も存在します。

なお、人気クラブでも平日は落ち着いていることが多いようですが、ノー残業デーである水曜日はお客さんが増える傾向があります。次の日がお休みの金曜日・土曜日は、お客さんの数が一気に増えます。

初めてホストクラブに行く人で、「漫画やドラマのようにお店全体がワイワイと盛り上がっているところが見たい」というのであれば、1部営業の金曜日、なおかつ遅い時間に入店するのがおすすめです。

ただし、来店するお客さんが多いということは、他のお客さんと指名が被る「被り」も起きやすいので、指名したいホストが決まっている場合は事前にホスト本人に連絡しておくようにしましょう。

2部営業の営業時間

2部営業は、6時~12時ごろまで。「朝ホス」「日の出営業」と呼ばれることもあります。風営法によって営業できない時間として定められているのが24時~朝6時までなので、6時以降であればお店を開けることができます。

朝から昼までというと、一般的な昼職をしている人は来店できません。そのため、「朝からホスト?」と、あまり需要がないように感じる方もいるでしょうが、実は一部ほどではないものの、かなりのお客さんが来店する営業時間です。

実はホストクラブのお客さんにはナイトワーカーの女性が多く、夜働いている彼女たちはなかなか1部の営業に来られません。そのため、2部の営業時間になると、アフター明けの夜職の女性が多く集まるのです。そのほか、夜勤のある職業に就いている女性や、夜中に出歩きにくい主婦も2部で来店します。

また、1部の営業時間は昼職や学校と掛け持ちができるので、「副業ホスト」が多くいます。しかし、2部営業になると他の仕事との掛け持ちが難しいため、ホスト一本のプロばかりになるのも魅力です。

同じお店でも、1部と2部では出勤しているホストの顔ぶれや雰囲気は異なります。1部で好みのホストが見つからなかったという人は、2部営業に顔を出してみるのもいいでしょう。

3部営業の営業時間

3部営業は、12時~18時ごろまで。お店によっては12時でお店を閉めず、朝の開店~夕方までを2部営業とするところもあります。

お昼~夕方の時間は、昼職の女性も夜職の女性も来店しにくい時間帯なので、3部営業をしているお店はそう多くありません。日中しか時間が取れない不規則な仕事をしている女性や、1部や2部の派手な雰囲気が苦手な女性、または主婦・観光客が訪れることが多いようです。

“違法時間”で、お客さんは逮捕される?

もし歌舞伎町のホストクラブで違法とされる深夜の時間帯に遊んでいて、お店が風営法を守っていなかったたために、警察のガサ入れがあったとしましょう。

気になるのは店内にいるお客さんの処遇です。

逮捕されるか逮捕されないかでいえば、逮捕されることはまずありません。

責任を問われるのは、違法な時間帯に営業をしていたお店側です。

ホストクラブにいたお客さんは参考人として呼ばれ、事情聴取される可能性があるものの、逮捕は免れます。

営業時間に全国で違いはあるの?

ホストの営業時間帯は、おおまかにいえば三つに分類できます。

一部営業が夕方から深夜(18時~0時)まで。

二部営業が日の出からお昼(5時~12時)まで。

三部営業がお昼から夕方まで(12時~18時)までの時間帯となります。

深夜までといっても遅くて午前1時までのところがほとんど。

混雑具合によって0時でクローズするところもあれば、店じまいのタイミングを見計らいながら午前1時まで営業するところもあるでしょう。

日の出からというのは、厳密に何時からと決められているわけではありません。

日の出、日の入りは季節によって変わるもの。

きっと経営者は、お店の売上を確認しながらできる範囲で営業時間を調整しているはずです。

京都のあるホストクラブは営業時間を「22時からLAST」という表記にしていました。

LASTと書いておけば何時か明確に分からないため、午前1時を過ぎてもある程度は自由に営業できる可能性があります。

明確に時間を書いているところは、クローズの時間があからさまにオーバーさせることはないでしょう。

地域的な違いがあるとしても、その違いは一時間ほどです。

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客は、どれくらいホストに滞在するのか?

歌舞伎町にはたくさんのホストクラブがあるものの、最も多い営業時間は18時から0時までの6時間営業です。

ホストにどっぷりはまっている人は、18時にお店へ行きLASTの時間帯までいることも少なくありません。

6時間は夢のように楽しい時間が続きます。

「今日は2時間くらいにしておこう…」てお店へ足を運んだとしても、ホストは接客のプロフェッショナルですから、一緒にいればいるほど「もっとお店にいたい♪」という気持ちに自然とさせるのです。

「楽しく遊んで、気がつけばLASTの時間帯までホストクラブにいた」なんてケースはざらにあります。

初回はお試し価格の数千円を払えば60分や90分の時間で遊び終わることもあります。

それらを平均すると、お客さんの滞在時間は3時間~4時間ほど。

ホストクラブよりもリーズナブルであるメンキャバであれば、お金がかからない分、滞在時間も少し長くなる傾向となるでしょう。

ホストとは?歌舞伎町にある?

昼の時間帯に営業している昼ホストがあると前記しましたが、歌舞伎町にも昼ホストは存在します。

ホストクラブに通う女性は、風俗嬢がかなり多いというのが実情。

風俗のお仕事は、夜遅かったり朝まで勤務することもあるでしょう。

そういった女性に向けて、ホストクラブは昼営業をしています。

好きでもない男性に性的なサービスをするのは多大なストレスを伴います。

多くのホストは傾聴する力が高く、とても聞き上手。

仕事の愚痴や上手くいかなかったことに対する怒りをホストたちが優しく聞き出します。

またホストによる面白トークで笑い転げて、明日への活力を取り戻す女性も少なくありません。

まとめ

歌舞伎町にあるホストクラブの全てが、風営法をしっかりと守っているわけではありません。

中にはグレーゾーンにぼやかしながら、営業を続けているお店もあるのです。

長年実績を積み重ねてきたホストクラブはルールを遵守することを心がけています。

遊びに行くのならルールを守っているホストクラブの方にしましょう。

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