せっかくホストの求人を見て、応募したのに採用不採用の連絡が来ないと困りますよね?もしホストを目指すあなたがそういった状況に陥った際、どうするべきか具体的に解説します。
電話で確認しよう
「ホストの求人に応募したけど、全然連絡がこない……」と、意気消沈する人もいるでしょう。しかしそもそも採用不採用の通知自体を忘れている、という可能性もあります。お店によっては、かなりバタバタしており「新人に連絡するのを忘れてた!」なんてケースも。
特に大手の店舗ともなれば、入れ代わり立ち代わりがかなり激しいこともしばしば。自己判断で落ち込まず、営業時間内に意中のホストクラブへ連絡を入れましょう。
なおいくら待たされたからといって、感情的な電話対応はNG。口調があまりに攻撃的だと、お店の人にマイナス印象を与えかねません。採用されていたのに、電話での話し方がマズすぎて取り消されることもあります。感情の起伏が激しい人は、ゆっくりと深呼吸して気分を落ち着けてから、連絡を入れるといいでしょう。
不採用の場合は連絡通知を送らない店舗かも?
採用、不採用に限らず「絶対に店側から何らかの通知がある」と思いこんでいる人が結構いるようです。
通知の有無は、店によって異なるもの。どんな結果であっても必ず通知する方針のお店もあれば、採用者のみに通知する店舗も。一方的な先入観は時間のロスにつながります。ホストの求人欄やお店のホームページをしっかりチェックしましょう。
文字情報が多いと、つい無意識に読み飛ばすのが人間という生き物。急いでいる際に、ささっと目を通して「大切な情報が抜け落ちてた…」なんてことはないよう注意してくださいね。
通知時期を確認しておこう
あとで採用か不採用か悩まないように、先手を打つことが大切。採用される場合、もしくは不採用だった場合にどれくらいの期間で通知があるのか、あらかじめ確認しておきましょう。
言質をとっておけば、もしお店から伝えられた内容と違っていた際に、「あのときお聞きしたことですけど」と具体的に伝えられますよね?
「言った、言わない」の水掛け論は不毛の極地。ボイスレコーダーを回すのは、さすがにやりすぎですが、「いついつ誰がどんな内容を口にした」というメモは残すのがおすすめ。
人の記憶は曖昧なもの。時間とともに置き換わりやすいのを想定しておくべき。確実な状態で覚えておくには、スマホのメモ帳などいつでもすぐにチェックできるものへ書きましょう。
ホストの求人欄に目を通している段階で、すでに先々のことまで考えておけば、どんなことがあっても対応がとりやすくなります。
まれに郵送で通知してくるホスト店も
採用、不採用の通知は、電話やメールでくることがほとんど。ホストクラブによっては、求人をLINEでしているところもあります。そういった店舗ではLINEで結果の通知をお知らせすることもあるでしょう。
まれにですが、郵送での通知をするお店も。メールやLINE全盛の現代での郵送は、かなりのレアケースであることは間違いありません。
しかしお店の経営者や採用担当者の方針で「どのような結果であれ、気持ちの入った手書きの手紙を送るのが礼儀」と考えるところもあります。そういった昔気質の店舗であれば、郵送でのお知らせが届くことだってあるでしょう。
もし頻繁に引っ越しをする人であれば、せっかく送られたものが手元に届かないことも。行き違いを避けるためにも、ホストの求人募集の欄を確認する際に、どういった通知の仕方を選んでいるのか忘れずに見ておきましょう。
採用通知を忘れる・遅れるお店はいいお店か?
もしホストの求人欄に「採用者には必ずお店から通知します」と書かれているのに、実行されなかったとしたら…。そもそもそういったホストクラブで勤めること自体、どうなのでしょう?
ドイツを代表するモダニズムの建築家ミース・ファンデル・ローエの言葉で「神は細部に宿る」というものがあります。全てに対して真摯に向き合わず、いい加減なスタンスでのぞむこと自体がクエスチョンです。一部への対応を見れば、全体像がわかるもの。
確かにお店側からすれば、その他大勢の新人ホスト候補かもしれません。しかし採用した新人が大化けする可能性がないと誰が断言できるのでしょう?
適当な対応をとるホストクラブは、次世代のスター候補を育てるチャンスをみすみす逃しているのと同じ。
「俺はホストの世界で成り上がりトップに上り詰める!」と、考えている人からすれば、パフォーマンスを存分に発揮できる店舗を選ぶのは極めて当然です。
たまたま縁のあったお店に固執する必要は少しもないでしょう。「この店の対応って、正直きつい…」と、もやっとしたのなら、他のお店に行くことも視野に入れましょう。
選択肢は多いほど有利。塩対応のお店なのに新人だからと下手に出て、無理に雇ってもらう必要は少しもありません。
まとめ
昔のホストクラブは、かなり大雑把で場当たり的な対応も多かったため、世間から後ろ指をさされかねない面がありました。しかし今は令和の時代。水商売といえど、社会人であり労働者であることに変わりはありません。
老舗のホストクラブほど、ホスト希望者へのフィードバックがしっかりしています。どういった立場の人に対しても、しっかり敬意を払えているお店は安心。「表と裏の顔が正反対だった…」なんて事態にもなりづらいはず。
社会的な常識、ルール、採用不採用の書類に対する応対など、細かくチェックすれば、働くに値するお店かがおのずと見えてくるでしょう。