ホストという仕事は刺激的で、やりがいが抜群です。もしあなたがホストをやりたいと真剣に考えているとすれば、求人情報をどのように見るのかは大切な要素。今回は収入以外で見るべきポイントについて解説します。
バックの割合はどのくらいある？
ホストの求人募集をチェックする前に、頭に入れておきたいのがバック率。ホストの世界は弱肉強食。稼げるホストと稼げないホストがきっぱり分かれます。
ホストクラブの大半は、歩合制。バック率の割合はお店ごとに異なるものの、4割から6割が相場とされています。
「ホストの華といえばシャンパンタワーでしょ？」と思う人も多いはず！ちなみに一回あたりシャンパンタワーが300万円前後（※店舗により異なります）。つまり客の女性に、シャンパンタワーを注文してもらえれば、一夜にして150万もの大金を手にすることも可能。夢が広がる世界ですね。
またお店への売上貢献が大きいホストほど、バック率でも優遇される傾向が強め。「顧客の少ないホストはバック率が40%なのに、売れっ子ホストは60％もバック」というのもよくあります。
ホストであっても、最近は福利厚生付き
ホストの求人募集欄でぜひ確認してもらいたいのが、福利厚生付きかどうか。
「水商売の世界に福利厚生なんてないんじゃね！？」と思われるかも。しかし最近では、福利厚生に力を入れているホストクラブが結構あるんです。
大阪でいえばONEグループなどのメジャーどころは、福利厚生がしっかりしています。小規模のホストクラブは、そこまで手を回す余裕がないのも確か。しかし安定した収益を上げているホストクラブは、福利厚生が充実しています。
働く人間へ配慮してくれるお店を選んだ方が、精神的に安定しやすいというメリットがあるのは言うまでもありません。
系列・グループは大事！
系列やグループのチェックは、ホストをする上でとても重要。大手のホストグループは、手広くホスト事業を仕掛けています。
ホストの世界は基本的に体育会系ですが、系列やグループによって社風に違いが見られることもあるでしょう。
なぜ大手の系列で働くのがおすすめかといえば、それだけ経営がしっかりしているから大きく伸びるには必ず訳があり支持されている証拠と言えます。さらに長年の蓄積したノウハウを叩き込んでもらうことも可能でしょう。
もしあなたが短期間でのスキルアップを望むなら、大規模で事業展開しているお店を選んでくださいね。生易しい世界ではないものの、「気がつけば指名多数のホストになっていた！」なんてことも、十分ありえます。
「groupdandy」「冬月グループホールディングス（FGHD）」「AIR GROUP」「SINCE YOU GROUP」「group BJ」「Group M」などのグループは、確かな実績を誇ります。
体験入店の有無を見よう
いきなりホストの求人を見て、すぐに飛び込むのに抵抗がある人も多いのでは？
そんな人には体験入店がおすすめ。ホストの仕事をネット検索するのも悪くありませんが、経験に勝るものはありません。
全てのお店で体験入店ができるわけではありませんので、まずはその有無を確認。電話での問い合わせでもOKですし、ホームページ上で「体験入店あり！」と記載しているところもあります。
例えば大阪ミナミでいえば『男塾』というお店は、体験入店がしやすいことで有名。一日の流れや支払われる金額なども、丁寧にホームページで説明してくれています。興味のある人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
誓約書・契約書はできるだけ交わそう
大手のホストクラブでは、誓約書や契約書を交わすシステムになっています。あくまで一部の店舗ですが、ブラックなお店では妙な罰金システムを設けていることも。
「お金を稼ぐためにホストを志したはずなのに、気づけば赤字状態…」なんて最低ですよね？
その点、最初に誓約書は契約書を提示してもらえる店は安心。もし契約書に関することをうやむやにしようとしてきたら、危険信号です。やましいことがなければ、必ず誓約書や契約書を作っているはず。
誓約書や契約書は、ホストの求人欄に記載されていることが珍しいでしょう。あらかじめ契約書について、確認できれば安心して働けるでしょう。
まとめ
ホストの仕事は決して甘くないものの、大きく稼げる可能性があり魅力的なのは確か。
陰キャラ男性が、一生懸命ホストの業務を頑張ったことで見違えるようなモテ男に変身できた例は山ほどあります。しかしそうはいってもやはり水商売。全てを鵜呑みにしていては、悪い業者に騙されたり搾取される危険性も。
ホスト募集の求人欄は難度も細かくチェックし、怪しいと思う点があれば応募する前に必ず確認しましょう。募集要項に書かれていることが全て正しいとは限りません。表面上はとても親切な印象を与えるものの、「働きだしたら正反対だった」というケースもあります。
少しでも「何かおかしいぞ…！？」と感じたら、撤退も視野に入れるべき。「信頼できるお店か？」と、常に疑うスタンスを持っておいた方がだまさる確率を下げられます。